輪島市：漁業集落排水施設

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は100％を上回っているものの、⑤経費回収率が100％を大幅に下回っており、一般会計繰入金等使用料収入以外の収入に大きく依存していると考えられます。③流動比率が100％を大きく下回っており、1年以内に支払うべき債務を支払うだけの現金化できる資産を保有しておらず、かなり厳しい経営状況であると考えられます。④企業債残高対事業規模比率は、類似団体より低い数値となっているが、事業規模が小さいため、使用料収入の増収は見込めず、企業債の借入等により経営していくことが予想され、今後比率は上昇していくものと考えられます。

老朽化の状況について

供用開始から21年経過のため、管渠については法定耐用年数に達するまでにまだ十分な期間があり老朽化の心配は今のところはない。施設については大規模な改修工事費を抑制するため、長寿命化対策事業の予定しているところであります。

全体総括

使用料収入のみで賄えないため、企業債（平準化債）の借入や一般会計からの繰入などにより事業を実施しており、大変厳しい経営状態であると考えられます。料金の適正化に向けた検討を実施し、安定した収入の確保に取り組む必要があると考えらます。