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2013年度
2012年度
2011年度
2010年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2020年度)
財政力
財政力指数の分析欄
令和2年度は、前年度と比較して、市民税の所得割や地方消費税交付金等の増により基準財政収入額が増加となった一方で、社会福祉費や高齢者保健福祉費等の増により基準財政需要額も増加となったことから、3ヶ年平均で前年度と同程度となった。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
経常一般財源収入は、地方消費税交付金、地方税などの増により増額となったものの、経常経費充当一般財源等が、令和元年度と比較して、会計年度任用職員制度導入による人件費の増、保育無償化に伴う扶助費の増と増額となり、経常一般財源収入の増を上回ったことから、1.7ポイント経常収支比率が増加した。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人口1人当たりの人件費・物件費等の状況は、全国平均、埼玉県平均及び類似団体平均を下回っている。令和2年度決算は、労務単価の増などにより、人口1人当たり人件費・物件費等決算額は、前年度と比べて6,716円の増となった。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
ラスパイレス指数については、令和2年4月1日に川口市独自の給料表の引き下げを行い、行政職給料表で、平均改定率マイナス1.267%の引き下げ改定を行った。ラスパイレス指数の高い層を中心に39歳以上は引き下げを行い、ラスパイレス指数の低い層である29歳から38歳までは引き上げを行った。その影響により、令和3年4月1日のラスパイレス指数は101.6と前年比マイナス0.5ポイントとなった。今後も、人事院勧告の内容及び地域における民間企業の給与の実態や経済情勢、国や他の地方公共団体の状況等を総合的に勘案し、適正な給与改定を行っていく。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
本市では、平成10年度以降、第1次及び第2次定員管理適正化計画を策定し、職員定数の適正化に早い段階から取り組んだため、人口千人あたりの職員数は類似団体平均を下回る推移となっている。更に、第3次定員管理適正化計画での削減や、平成23年の鳩ヶ谷市との合併による職員数の段階的な削減等を実施してきたが、その一方で、新たな行政需要への対応や中核市への移行に向けて、必要な箇所に適正な職員配置を行なったため、平成26年度からは市全体の職員数及び人口千人当たり職員数としては増加で推移している。近年においても、平成30年の中核市への移行等により増員が続いており、令和2年4月1日の普通会計職員数及び人口千人当たり職員数は前年度に引き続き増加している状況である。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
前年度と比べ改善し、類似団体、県平均と同水準となった。主な悪化要因としては、都市計画税の充当率が減少したこと等があげられる。一方で改善要因として、算定基礎となる、一般会計における元利償還金の減少、下水道事業が法適用に移行したことに伴う準元利償還金が減少したこと等があげられる。今後も、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、地方債に頼ることのない財政運営に努める。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
前年度と比べ悪化しているものの、類似団体、全国平均、県平均を下回っている。主な改善要因としては、公営企業債等繰入見込額の減少、土地開発公社の不動産売却に伴い債務負担簿価が減少したこと等があげられる。一方で悪化要因として、地方債現在高の増加、充当可能基金の減少や、充当可能な都市計画税の減少等があげられる。今後も引き続き財政運営の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)
人件費
人件費の分析欄
人件費に係る令和2年度の経常収支比率については、会計年度任用職員制度の開始等により前年度よりも0.8ポイントの増となっている。一方で、類似団体平均と比較すると1.3ポイント下回っており、全国平均及び埼玉県平均との比較でも、依然として下回っている状況にある。今後も適正な給与水準となるよう必要に応じ見直しを行っていく。
物件費
物件費の分析欄
物件費は、前年度から0.7ポイントの増となった。これは、労務単価の上昇による各種委託料等の全体的な増加などによるものである。物件費が高水準にある理由は、本市は第四次川口市行政改革大綱に基づき、民間委託を推進しているため他団体より高水準となっている。
扶助費
扶助費の分析欄
扶助費は、前年度から0.8ポイントの増となった。私立幼稚園利用給付費及び民間保育所運営委託料の増が主な要因であるが、幼児教育・保育の無償化の定着により、今後更なる上昇が見込まれる。
その他
その他の分析欄
その他については、前年度から0.7ポイントの増となった。前年度に維持補修費に教育施設整備基金を充てていたが、令和2年度は皆減となったことから、経常経費充当一般財源等が増額したためである。
補助費等
補助費等の分析欄
補助費等は、前年度から0.5ポイントの減となった。幼児教育・保育の無償化に伴い、私立幼稚園就園奨励費補助金が皆減になったことなどによるものである。
公債費
公債費の分析欄
類似団体、全国平均、埼玉県平均を下回っており、前年度と比較して改善している。今後は公共施設の老朽化にともなう大規模改修等、公債費の負担が大きくなることも見込まれるが、事業の取捨選択を行い、将来計画を見据えて地方債の発行額抑制に努めていく。
公債費以外
公債費以外の分析欄
公債費以外については、前年度から1.8ポイントの増となった。他団体を上回る主な要因は物件費である。物件費については、経費削減を目的として業務委託や指定管理者制度を実施しているが、効果の評価・検証を行い、さらなる適正化を進め、縮減に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)
目的別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民1人あたり約449,812円となっており、前年度の約335,798円と比べて114,014円の増となっている。総務費が前年度と比べて住民1人あたり84,837円の増で、特別定額給付金の増になどよるもの。商工費が前年度と比べて住民1人あたり9,463円の増で、NHK跡地整備事業及び緊急経済対策費の増などによるもの。教育費が前年度と比べて住民1人あたり9,047円の増で、学校ICT整備事業及び高等学校建設事業の増などによるものである。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民1人あたり約449,812円となっており、前年度の約335,798円と比べて114,014円の増となっている。補助費等が前年度と比べて106,200円の増で、特別定額給付金の増などによるもの。扶助費が6,624円の増で、幼児教育・保育無償化による私立幼稚園利用給付費の増及び民間保育所運営委託料の増などによるもの。普通建設事業費(うち新規整備)が5,337円の増で、学校ICT整備事業の皆増などによるもの。また物件費は、前年度から4,508円の増で、予防接種委託料の増及び小学校運営費の増などによるもの。人件費は、前年度から2,576円の増で、会計年度任用職員制度の導入などによるものである。
実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)
分析欄財政調整基金残高については、NHK用地購入等の財源として取り崩したことから、前年度比4.76ポイントの減となった。実質収支額は、市税収入及び地方消費税交付金が増加したこと、及び財政調整基金を取り崩したことなどから、前年度比1.43ポイント増となった。実質単年度収支は、財政調整基金の取り崩しを前年度から増額したことから3.72ポイントの減となった。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)
分析欄全体として昨年度より黒字額が増加している。(令和01:160.9億円→令和02:204.4億円)会計ごとの変化として、・一般会計において、市税収入及び地方消費税交付金の増等により17.7億円の増となった。(令和01:74.8億円→令和02:92.5億円)・病院事業会計において、新型コロナウイルス感染症医療提供体制支援事業費補助金等、県補助金の増等により14.1億円の増となった。(令和01:13.0億円→令和02:27.1億円)すべての会計において赤字は発生しておらず、今後も適切な財政運営に努めていく。
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実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)
分析欄主な改善要因としては、算定基礎となる、一般会計における元利償還金の減少、下水道事業が法適用に移行したことに伴う準元利償還金が減少したこと等があげられる。一方で悪化要因として、都市計画税の充当率が減少したこと等があげられる。今後も、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、地方債に頼ることのない財政運営に努める。
分析欄:減債基金該当なし
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将来負担比率(分子)の構造(2020年度)
分析欄主な改善要因としては、公営企業債等繰入見込額の減少、土地開発公社の不動産売却に伴い債務負担簿価が減少したこと等があげられる。一方で悪化要因として、地方債現在高の増加、充当可能基金の減少や、充当可能な都市計画税の減少等があげられる。今後も引き続き財政運営の健全化に努める。の健全化に努める。
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基金残高に係る経年分析(2020年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)財政調整基金を48.0億円取り崩したこと等から、基金全体としては62.1億円の減となった。(今後の方針)特定目的基金については、今後の予定を見据えて計画的に積み立てを行い、順次取崩しを行う。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)48.0億円取り崩したことから減少。(今後の方針)令和4年度予算には国民健康保険特別会計への繰出金等に充当するため、約60.3億円の財政調整基金の取り崩しを予定している。
減債基金
減債基金
(増減理由)土地開発公社から市に代物弁済された土地の売払収入を積立てたため増加。償還相当額を取崩ししたため減少。(今後の方針)埼玉高速鉄道経営健全化事業実施に伴う債務の株式化(DES)により、適債性を欠いた借入額の繰上償還相当額を積み立てており、毎年、償還相当額を取り崩ししていく。また、土地開発公社の一部業務廃止に伴って起こした第三セクター等改革推進債の償還に備えるため、公社から市に代物弁済された土地の売払収入等を随時積み立てるとともに、償還額相当を取り崩ししていく。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)環境施設整備基金・・・廃棄物処理施設又は最終処分場の整備に要する経費の財源に充てるもの庁舎等整備基金・・・・庁舎等の建設、取得、整備及び大規模な改修の資金に充てるもの教育施設整備基金・・・教育施設の建設、取得及び改修その他の整備に要する経費の財源に充てるもの(増減理由)環境施設整備基金容リ協会拠出金等を積み立てたため増加。庁舎等整備基金新庁舎建設事業に充当したため減少。教育施設整備基金新市立高等学校建設事業に充当したため減少。(今後の方針)環境施設整備基金戸塚環境センターの改築に備えて積み立てを続けるとともに、廃棄物処理施設の整備に充当するため、順次取崩しを行う。庁舎等整備基金新庁舎建設事業等に充当するため、順次取崩しを行う。教育施設整備基金教育施設整備事業等に充当するため、順次取崩しを行う。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率は、ほぼ横ばいであり、類似団体とほぼ同水準にある。それぞれの公共施設等について個別施設計画を策定済みであり、当該計画に基づいた施設の維持管理を適切に進めている。本市は、老朽化した施設が多く、今後も老朽化した施設の建て替えを引き続き推進していく。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
債務償還比率は類似団体平均を下回っているが、令和元年度から令和2年度にかけて財政調整機基金の減少などにより、充当可能基金残高が4,992,024千円減少したこと、経常収支比率が97.1%と高いことから上昇している。物件費(主に委託料)の増が挙げられ、毎年度、見直しができないか確認をし、経常収支比率の改善や基金への積み立てを推進していく。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
将来負担比率は、類似団体と比べ低い水準にあり、決算剰余金を基金に積むなど充当可能基金を増やしていることや、交付税措置のある市債を選択していることによる。有形固定資産減価償却率は横ばいであり、類似団体と同水準である。今後も、個別施設計画に基づき、引き続き更新を行っていく。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率は、類似団体と比べ低い水準にあり、決算剰余金を基金に積むなど充当可能基金を増やしていることや、交付税措置のある市債を選択していることによる。実質公債費比率はほぼ横ばいであり、類似団体と同水準であるが、本市は、老朽化した施設が多く、今後も老朽化した施設の建て替えを引き続き推進していきながら、公債費の適正化に取り組んでいく。
施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して、有形固定資産減価償却率が特に高くなっている施設は、道路であり、特に低くなっている施設は、公営住宅、公民館、認定こども園・幼稚園・保育所である。道路については公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化対策に取り組んでいくこととしている。公営住宅については、平成30年と令和2年に市営前川住宅の建て替えが完了し、公民館、認定こども園・幼稚園・保育所については、平成29年に上青木公民館を上青木保育所との複合施設として建替え、芝南公民館を芝南保育所との複合施設として建替えたため、有形固定資産減価償却率が低くなっている。一人当たり面積については、道路・公営住宅・学校施設・児童館が類似団体を下回っている。一人当たり面積が類似団体内で低くなっている要因として、人口が多く人口密度が高いため集積化集約化が進んでいることが挙げられるほか、道路については、市街化区域のうち約14%が区画整理事業施工中であり施工中の全域を建設仮勘定として計上していることなども挙げられる。今後も公共施設等総合管理計画に基づき、新たな需要を見極め、整備を進めていく。
施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)
施設情報の分析欄
類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、消防施設であり、特に低くなっている施設は、図書館、庁舎である。消防施設については鳩ヶ谷分署を解体し、仮称東消防署の建設を進めており、工事が完了すれば、有形固定資産減価償却率が改善される予定である。図書館については、令和2年に前川図書館の建て替えが完了し、庁舎については、令和元年に第一本庁舎の建て替えが完了したため、有形固定資産減価償却率が低くなっている。一人当たり面積については、市民が広く使う公共用施設は類似団体と同水準だが、地方自治体が直接使う公用施設は保健センター・保健所、消防施設等で類似団体を下回っている。本市の市民千人当たりの職員数は2.9人で、中核市の中では低水準であるため、公用施設の一人当たり面積は類似団体を下回っている。
財務書類に関する情報①(2020年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等では、資産総額が前年度末から+13,334百万円(+1.5%)増となった。主な要因は、有形固定資産の+16,830百万円(+2.0%)の増、現金預金の+2,125百万円(+21.4%)の増、基金の-6,215百万円(-13.5%)の減による。また、負債総額は、前年度末から-354百万円(-0.2%)減となった。主な要因は、固定負債が一93百万円(-0.1%)減、1年内償還予定地方債が-210百万円(-1.5%)減となったことによる。全体では、資産総額が前年度末から+17,559百万円(+1.5%)増となった。主な要因は、一般会計等の理由に加えて、水道事業のインフラ工作物の+3,434百万円(+2.7%)の増、下水道事業のインフラ工作物が+3,182百万円(+2.6%)増による。負債総額は、前年度末から-392百万円(-0.1%)減となった。主な要因は、一般会計等の理由に加えて、水道事業の地方債等が-86百万円(-0.3%)減、下水道事業の地方債等が-126百万円(-0.2%)減による。連結では、資産総額が前年度末から+19,402百万円(+1.6%)増となった。主な要因は、一般会計等、全体の理由に加えて、川口都市開発の事業用工作物の+229百万円(+96.6%)の増、埼玉県後期高齢者医療広域連合の現金預金が+1,795百万円(2.7倍)増による。負債総額は、前年度末から-607百万円(-0.2%)減となった。主な要因は、一般会計等、全体の理由に加えて、川口市土地開発公社の1年内償還予定地方債が-1,065百万円(-15.6%)減による。
2.行政コストの状況
一般会計等では、純経常行政コストが前年度末から+74,688百万円(+47.3%)となった。主な要因は、物件費が+5,347百万円(+17.8%)となったことや、定額給付金等により補助金等が+62,033百万円(+7.4倍)の増による。定額給付金は今年度で終了のため、来年度以降は減少予定。また、純行政コストは、前年度末から+74,680百万円(+47.2%)増となった。主な要因は、純経常行政コストの要因に加え、損失補償等引当金が-259百万円の減による。全体では、純経常行政コストが前年度末から+71,604百万円(+28.8%)となった。また、純行政コストは、前年度末から+70,806百万円(+28.4%)となった。主な要因は、水道事業の純経常行政コストが270百万円(-140.6%)減、小型自動車競走事業の純経常行政コストが-1,465百万円減による。連結では、純経常行政コストが前年度末から+69,250百万円(+23.7%)となった。また、純行政コストは、前年度末から+68,542百万円(+23.4%)となった。主な要因は、全体の理由に加え、川口土地開発公社の純経常行政コストが-246百万円減による。
3.純資産変動の状況
一般会計等では、税収等の財源(244,508百万円)が純行政コスト(232,776百万円)を上回っており、本年度差額は+11,732百万円となり、純資産残高は+13,688百万円の増加となった。主な要因は、税収と地方消費税交付金の増による。全体では、税収等の財源(335,841百万円)が純行政コスト(320,335百万円)を上回っており、本年度差額は+15,506百万円となり、純資産残高は+17,952百万円の増加となった。主な要因は行政コストの分析にあるとおり、コストが下がったためである。連結では、税収等の財源(379,360百万円)が純行政コスト(361,520百万円)を上回っており、本年度差額は+17,840百万円となり、純資産残高は+20,009百万円の増加となった。主な要因は行政コストの分析にあるとおり、コストが下がったためである。
4.資金収支の状況
一般会計等では、業務活動収支が前年度末から+491百万円(+3.0%)となった。これは、税収等収入が+2,308千円(+2.0%)増となったことによる。投資活動収支は、+3,430百万円(+18.1%)となった。これは、財政調整基金積立金の減等により基金積立金支出が-1,865百万円(-91.0%)減、資金不足額の減による下水等事業への出資金の1,254百万円(-71.9%)の減による。財務活動収支は、-680百万円となった。これは、地方債償還支出が+348百万円(+2.6%)増となったことによる。全体では、業務活動収支が前年度末から+6,362百万円(+29.0%)となった。主な要因は、一般会計等の要因に加え、病院事業のその他収入の+1,972百万円(+9.1倍)の増や小型自動車競走事業のその他収入の+3,731百万円(+16.9%)の増による。投資活動収支は、前年度末から+3,440百万円(+13.8%)となった。一般会計等の要因による。財務活動収支は、前年度末から2,178百万円(-92.8%)減となった。一般会計等の要因に加えて、水道事業の地方債発行収入が-650百万円(-28.3%)の減による。連結では、業務活動収支が前年度末から+7,365百万円(+30.0%)、投資活動収支は、前年度末から+3,151百万円(+12.6%)、財務活動収支は、前年度末からー1,196百万円となった。
財務書類に関する情報②(2020年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額は、類似団体を上回っており、比較的、住民にとって活用できる施設やインフラに費用をかけていることがわかる。高等学校建設事業などにより資産額が増加したため、前年度より2.1ポイント上回った。歳入額対資産比率は、定額給付金等による国庫補助金の増などにより歳入総額が71,543百万円(+33.5%)が影響し、対前年比-1.02ポイント下回ったが、類似団体を上回っている。有形固定資産減価償却率は、ほぼ横ばいであるが、類似団体平均値の増加に伴い、類似団体を下回った。本市は、老朽化した施設が多く、今後も老朽化した施設の建て替えを引き続き推進していく。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、前年度より0.4ポイント増加し、類似団体平均を上回っている。地方債に依存せずに資産形成をしてきたことがわかり、将来世代の資金使途を類似団体に比べて拘束せずに済むことがわかる。将来世代負担比率は、ほぼ横ばいであり、類似団体平均より低い。将来世代の負担が比較的少ないことがわかり、引き続き、交付税措置のない地方債の活用は押さえつつ必要な工事などを実施していく。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、定額給付金等の影響により、増加したが、当該値は類似団体を下回っており、比較的低額で行政活動が実施できていることがわかる。引き続き、行政コストを押さえながら、事業を実施していく。
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は、前年度と比べて0.1万円である。本市は、類似団体平均値を下回っており、類似団体と比べて借金に頼らず資産形成を実施してきたことがわかる。基礎的財政収支は、資金不足額の減による下水等事業への出資金1,254百万円(-71.9%)の減や第一本庁舎の完成等による公共施設整備費支出-756百万円(-2.6%)の減により、前年度と比較して+2,390百万円となっているものの、基金を取り崩しながら、投資活動をおこなっているため、類似団体と比べて大きく下回っている。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、前年度と比較して-2.3ポイントで、これは定額給付金費用等が経常費用に含まれているためである。毎年、前年度数値を下回ったものの、本市は、類似団体平均値を上回っており、類似団体より使用料及び手数料などの経常収益の比率が高いことが分かる。
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