経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率(%)について、H30年数値と比較して19.54%プラス、当該値99.49のほぼ均衡が保たれた状態に回復している。④27・28年度に実施した簡易水道統合事業以降、大規模な施設及び管路更新は実施していない為、緩やかな減少傾向となっている。⑤料金回収率が対前年度比で若干回復傾向になった。⑥前年度からは減少傾向になったものの、年間総有収水量は減少傾向にあるため、今後も同程度若しくは増額になる想定である。⑦今後も同程度の水準を維持するよう努める。⑧類似団体平均値は超えているものの、年間総有収水量の減少により、今後も減少の傾向にある。
老朽化の状況について
③管路更新について平成5年度から平成20年度にかけての老朽管更新事業により配水管が更新されている。また、平成26年度には二股地区において、今別蟹田線道路改築工事に合わせ、沿線布設管路の更新事業を実施している。H30年度には、広域消防分署新築に伴う管路更新工事が実施された為、更新率の上昇がみられた。
全体総括
今後、企業債償還金の割合が増加する見込みである。施設の維持管理に努め、毎月の検針業務により漏水事象の早期発見・早期修復による供給欠損の減少を図る。また、少子高齢化、人口減少により、給水収支の悪化も特定されるが、利用者負担も考慮に入れ、料金体系の改定等を検討し、財源確保に努める。