豊浦町：個別排水処理施設

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率について、平成29年度以降増加し３年度は大幅に改善はされているが、依然として繰入金に依存してる状況は変わっていないため、今後も更なる経費回収及び経費節減の徹底に努める。④企業債残高対事業規模比率については、平均よりも高い数値が続いており、投資規模や使用料水準が適切かどうか今後経営改善を図っていく必要があると考えられる。⑤経費回収率について、２年度より多少増加しているが、平均値よりも低い推移となっており、①と同様に繰入金に依存している。更なる経費節減や財源確保に努めるよう経営改善を図っていく必要がある。⑥汚水処理原価について、平均よりも高い数値だが昨年度よりは大きく改善されている。要因としては、コロナ減免により令和２年度は２ヵ月分を全額免除していたことにより有収水量が低かったためである。

老朽化の状況について

合併処理浄化槽は日常の点検時に不具合が確認された場合は都度修繕を行っている。また、経年劣化もほとんど見られないため、喫緊で老朽対策を講じる必要は今のところないと考えています。

全体総括

現状、繰入金に依存している状態であり、経費回収率も100％を下回り料金収入のみでは賄えていない。このことから維持管理費の縮減を図るなど、投資規模や使用料水準についても適切かどうか今後も分析を行い、経営改善を図っていく必要がある。