地域において担っている役割
当院は玉名郡市医師会立の開放型病院で150床全てのベッドが開放型病床で、急性期医療を担う一般病棟(53床)、地域包括ケア病棟(47床)、療養病棟(50床)からなる。
経営の健全性・効率性について
当院は、外科診療科の縮小で病床利用率が低下した。これは、令和3年3月1日他病院との合併に伴うものである。
老朽化の状況について
有形固定資産の減価償却率や器械備品減価償却率は他病院と比べ低い水準ではあるが、年々上昇傾向にある。よって、令和3月には鉄骨免震構造を備えた新病院に移転する。また、医療器械においても減価償却が終わっているものも多い。医療機器については老朽化が進んでいるものは、新規更新を行い、使用可能なものについては移設する。
全体総括
令和3年3月1日に2病院が統合し新病院が開院する。新病院では、さらなる病床利用率向上を目指し、入院収益の高単価を目指す。また、材料費などを抑える取組を行い、経費削減にも取り組む。救急医療やがん医療にも力を入れて高度医療を目指し、安定的な経営改善にも努めていく。