水俣市:国保総合医療センター

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2017年度)

地域において担っている役割

①過疎地域自立促進特別措置法に規定する過疎地域に立地で一般医療の提供を行っている。また中山間地域にへき地診療所(附属久木野診療所)も運営している。②24時間365日の救急医療、小児・周産期医療の提供、災害拠点病院としての運営を行っている。③高額医療機器の整備を計画的に行い高度医療の提供に努めている。④地域医療支援病院の指定があり、地域の医療従事者の教育研修の拠点としての役割がある。

経営の健全性・効率性について

経常収支比率及び医業収支比率共に100%を越え累積欠損金も発生していないため、現状、経営状況は良好である。病床利用率が平均値よりも低いものの、稼働病床に対する病床利用率では8割を越え(H29:81.4%)、医業収支比率も100%を超えているため、病床数に相応する診療収入は得られていると考えられる。費用の大部分を占める給与費及び材料費は共に平均値を下回っており適正にコントロールできている。患者1人1日当たりの収益(診療単価)は平均値よりも下回っているため、今後診療単価を増やす取組みが課題である。

老朽化の状況について

有形固定資産及び器械備品の減価償却率は年々上昇傾向にあり、施設、設備ともに老朽化が進んでいる状況にある。そのため、引き続き経営状況を見ながら計画的な更新投資が必要と考えられる。

全体総括

現在のところ概ね良好な経営ができているが、地域医療構想による推計によると医療圏人口の減少は避けられない状況にある。このような外部環境から医業収益の増は見込みにくい状況にあるため、今後は医業収益に対する利益率向上の取組みが必要である。

類似団体【2】

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