庄内町:電気事業

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収録データの年度

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経営比較分析表(2020年度)

2011201220132014201520162017201820192020202150%100%150%200%250%300%350%営業収支比率
201120122013201420152016201720182019202020211,000円1,100円1,200円1,300円1,400円1,500円1,600円1,700円1,800円1,900円2,000円供給原価

経営の状況について

令和2年度は、収益的収支比率、営業収支比率のいずれも100%を上回っており、単年度では健全な経営が維持できていると判断している。ただし、今後のFIT制度の令和4年7月末の適用の満了や設備機器等の経年劣化による不具合も頻発していることから、それ以後の健全な経営・維持が保てるように収益確保、経費削減に努めていかなければならないと考えている。風況に左右されやすい風力発電設備1基の収益に頼らざるを得ない部分をより効率的な設備、機器等の更新を図ることで補いながらながら、長期停止となる重大な故障に繋がらないように経営を進めたいと考えている。
201120122013201420152016201720182019202020210%設備利用率
2011201220132014201520162017201820192020202140%60%80%100%120%140%160%修繕費比率
2011201220132014201520162017201820192020202145%50%55%60%65%70%75%80%85%90%95%100%105%FIT収入割合

経営のリスクについて

修繕費比率が59.1%と依然6割近くを占めていることからも故障、修繕に係る経費を最大限に圧縮できるような経営を進める。自然災害での被雷や経年劣化による風力発電の心臓部の設備・機器等の故障によって発電機の稼働停止が長期間となる場合は、経営上の重大なリスクとなる。日常から細かなメンテナンスを進め、重大な故障に繋がらないように設備・機器等の交換に努め、また一方で落雷監視システムの更新など、より落雷発生時で起こる故障の低減に努めることで重大なリスクの回避を図っていく事としている。

全体総括

FIT制度の適用を受け、なお且つ重大な故障での長期的な停止期間がなく、修繕対応に係る経費を低減できれば、安定的で健全な経営が図れる。今後、FIT期限の満了により、経営がより厳しくなっていくことが想定される。これまでの余剰収益の基金積立金の運用を図ることにより、一定の事業継続は行えるものの以後の事業撤退を視野に入れた検討を進めなければならないと考えている。