経営の状況について
収益的収支比率は100%を上回り、収支は黒字である。営業収支比率においても100%を上回り、営業収支は黒字である。昨年度と比較すると、収益的収支比率、営業収支比率ともに約0.9倍となっている。これは降水量の減少に伴い、料金収入が減少したことによるものである。供給原価は平均値の約0.6倍であり、平均値と比較すると効率的な売電ができているといえる。EBITDAは前年度の約0.8倍となっているが、収益の減少に伴うものである。
経営のリスクについて
設備利用率は48.2%で、発電型式別設備利用率の平均値である58.1%を下回っており、昨年度と比較して約0.8倍となっている。これは降水量の減少など天候の影響に左右されるものであるが、取水施設等の維持管理を徹底することにより安定した発電量を確保し、設備利用率の改善を図る。修繕費比率は0%であり、令和3年度において修繕は発生しなかったが、各設備の法定耐用年数に応じて、更新を行う。FIT収入割合については、昨年度同様に100%である。
全体総括
経営の状況について昨年度と比較すると数値が下がっているが、平均値を上回っている。更に維持管理の徹底をし、発電量の向上を図る。令和3年度において修繕は発生しなかったが、各設備の法定耐用年数に応じて、更新を行う。そのための基金積立を計画的に行っていく。