経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率について前年度と比較して2.22%増加。近年は90%前後を推移しており、赤字経営が慢性化している状況である。④企業債残高対事業規模比率について前年度と比較して72.7%減少。年々減少する見込みである。⑤経費回収率について前年度と比較して4.43%減少している。収益的収支比率と比較し低い水準にあることから、使用料以外の収入に依存している状況にある。⑥汚水処理原価について有収水量は微増であるが、汚水処理費の増加により類似団体と比較してやや高い水準となっている。⑦施設利用率について事業が完了していることから処理水量が大幅に増加することがないため横ばいの状態であり、類似団体と比較してほぼ同水準にある。⑧水洗化率について区域内人口の減少により前年度より0.54%増加した。事業の完了及び区域内人口の減少により、大幅な接続数の増加は見込めない状況にある。今後は、使用料改定の実施による使用料収入の確保及び汚水処理費の削減により経営の健全化を図る必要がある。
老朽化の状況について
東日本大震災の被害を受け、機械設備の入れ替えを行ったが、大規模な更新はしていない。平成11年の供用開始から18年が経過し、標準的耐用年数を経過している機械設備等もあることから、計画的に点検・調査を実施し、改築について検討する必要がある。
全体総括
漁業集落排水事業については、概ね類似団体に近い経営状態であるが、事業が完了していること及び区域内人口の減少もあることから接続数の大幅な増加は見込めない状況である。今後は、経営戦略に基づき使用料の改定及び改築等の投資を検討し、経営の健全化を目指す。