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地方財政ダッシュボード

熊本県上天草市の財政状況(2016年度)

🏠上天草市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2016年度)

財政力指数の分析欄

平成24年度から同じ数値であり、類似団体平均値より0.14ポイント下回っている。公共施設使用料及び各種手数料の見直しや、全庁的な徴収業務の取組み強化により収納率向上を目指すとともに、本市の主たる産業である観光業及び農林水産業に係る観光需要と観光消費を拡大する事業、農林水産物の生産・加工品開発・販売を拡大する事業を重点的に取り組むことで、市民所得の向上を図り自主財源拡充に繋げる。

経常収支比率の分析欄

平成27年度と比較して7.8ポイント悪化し96.5ポイントとなっており、類似団体と比較して5.5ポイント、県内平均と比較して4.5ポイント上回っている。経常的な経費に充当した一般財源等が物件費、補助費等及び扶助費などにおいて増加した一方、経常的な一般財源等である普通交付税及び臨時財政対策債が減少したことが経常収支比率が悪化した要因である。適正な組織再編及び定員管理等による人件費の削減、地方債発行額の抑制や繰上償還による公債費の削減等に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

平成16年3月の4町合併以降、退職職員数に対し新規採用職員数を抑制しており、窓口業務の民間委託のほか、公共施設の指定管理者制度の導入による事務経費の削減を図っており、類似団体と比較して下回っている。しかしながら、4町合併により誕生した市であるため、同規模の非合併団体と比較すると公共施設が多く、今後、これからの維持管理に係る経費の増加が懸念されることから、引き続き、定員適正化計画に基づき適正な人員配置を行うとともに、公共施設等総合管理計画アクションプランに基づき公共施設等の統廃合を進め、人件費及び物件費の削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数は98.8で類似団体より1.0ポイント上回っている。また、平成24年度以降大きく減少しているのは、「国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律」の施行により実施された国家公務員の給与削減措置の終了に伴うものである。給与水準は、地方公務員法に基づき、社会情勢を踏まえ適正化を図ってきており、今後も国公準拠原則とし、県人事委員会勧告等も参考に適正な給与水準となるよう努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成16年度合併当初の職員数は413人で人口1,000人当たり職員数が多かったことから、定員適正化計画に沿って新規採用職員数の抑制、勧奨退職を勧めたこと、窓口業務の民間委託及び及び公共施設の指定管理者制度の導入により、平成24年度には人口1,000人当たり9.14人まで改善された。平成28年度は新規採用者の増により、前年度比1人増加し277人となり、前年度比0.23ポイント増加しているが、これは、人員適正化計画に基づくものであり、引き続き適正な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

平成19年度から21年度に公的資金の補償金免除繰上償還を行い、その後も地方債の発行総額の抑制をしている。また、平成26年度に民間資金の繰上償還を行ったことにより、平成27年度と比較して0.6ポイント改善し11.7%となっている。主な要因としては、元利償還金の減少によるものであり、引き続き、地方債発行額の抑制や民間資金等の繰上償還による公債費の削減に努める。

将来負担比率の分析欄

平成27年度と比較して3.9ポイント減少し、類似団体より54.6ポイント下回っている。主な要因としては、地域振興基金、財政調整基金及びふるさと応援基金の積み立てによる充当可能金額、地域総合整備資金貸付金による充当可能特定歳入の増加等があげられる。今後も地方債発行額の抑制や民間資金等の繰上償還による地方債現在高の減少に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2016年度)

人件費の分析欄

平成27年度と比較して0.1ポイント悪化し23.0%となっており、類似団体より1.1ポイント下回っている。平成27年度に引き続き平成28年度においても人事院勧告で、民間給与との較差に基づく給与改定により増額され、本市も国に準拠していることに伴い前年度比で悪化している。今後も、定員適正化計画に基づき、職員数の適正な水準の維持に努める。

物件費の分析欄

平成27年度と比較して1.7ポイント悪化し10.9%となっており、類似団体と比較して2.1ポイント下回っている。物件費が悪化した主な要因は、ふるさと応援寄附金事務委託料が増えたことである。ふるさと応援寄附金事務委託料は、ふるさと納税の増加に伴うものであり、削減が困難であるため、今後も、行財政改革の一層の推進により、物件費の抑制に努める。

扶助費の分析欄

平成27年度と比較して0.5ポイント増加し8.0%となっており、類似団体より0.5ポイント下回っている。生活保護費は被保護者の減少により、児童手当は少子化に伴い減少しているものの、子ども医療費助成事業の助成金や障害者自立支援事業の介護給付費等が増加していることが主な要因である。

その他の分析欄

平成27年度と比較して0.3ポイント増加し13.7%となったが、類似団体と比較して1.6ポイント下回っている。高齢化に伴い、介護保険事業及び後期高齢者医療事業への繰出金の増加が見込まれることから、介護予防事業等の推進により給付費の抑制を図る必要がある。

補助費等の分析欄

平成27年度と比較して5.2ポイント増加し17.5%となっており、類似団体より6.9ポイント上回っている。今後は、本市の補助金ガイドラインに基づき、補助金の見直しを進めるとともに、公営企業(水道、病院、下水道等)の経営健全化による独立採算制を推進することで、補助費等の抑制に努める。

公債費の分析欄

平成27年度と同率の23.4%となっており、類似団体よりも3.9ポイント上回っている。合併前後の大規模事業に係る地方債の元利償還金の償還終了を見込んでいるものの、平成29年度以降増加しているふるさと納税を活用し、合併特例債の発行期限を見据えた集中的かつ効果的な投資による地方債の増加により、元利償還金は横ばいで推移することが見込まれる。

公債費以外の分析欄

平成27年度と比較して7.8ポイント増加し73.1%となっており、類似団体よりも1.6ポイント上回っている。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

本市の目的別歳出決算の状況を類似団体と比較すると、住民一人当たりのコストは総務費、民生費、商工費及び公債費が高水準となっている。総務費については、姫戸庁舎建設事業及びふるさと応援寄附金事務委託料などが増加しており、民生費については、障害者自立支援事業などの扶助費が増加している。また、商工費については、新造船建造事業に係る地域総合整備資金貸付金が増加している。公債費については、合併前後の大規模事業に係る地方債の元利償還金の償還終了を見込んでいるものの、平成29年度以降増加しているふるさと納税を活用し、合併特例債の発行期限を見据えた集中的かつ効果的な投資による地方債の増加により、元利償還金は横ばいで推移することが見込まれる。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2016年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

本市の性質別歳出決算の状況を類似団体と比較すると、住民一人当たりのコストについては、物件費、維持補修費及び普通建設事業費は低水準で推移しているが、人件費、扶助費、補助費、公債費及び積立金については高水準で推移している。住民一人当たりのコストが高いものは、ほぼ経常経費であり、財政構造の硬直化がうかがえる。扶助費については、生活保護費は被保護者の減少により、児童手当は少子化に伴い減少しているものの、障害者自立支援事業などの増により、毎年度増加していることから、補助金の見直しによる補助費等の抑制に努め、人件費については、人員適正化計画に基づく事務の見直し等による抑制に努める必要がある。

実質収支比率等に係る経年分析(2016年度)

分析欄

財政調整基金残高は、普通交付税の合併算定替の段階的縮減による今後の更なる歳入減に備え、地方財政法第7条の規定により、前年度余剰金の2分の1を下らない額を確実に積み立てているため、増加している。実質収支額は、標準財政規模に対して3%から5%程度が望ましいと考えられているが、依然として6.91%と高水準となっている。実質単年度収支については、平成27年度と比較して4.47ポイント減少し2.60%となった。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2016年度)

分析欄

一般会計及び各事業会計とも赤字は発生していない状況である。しかし、一般会計においては、歳入の中核を占める普通交付税が合併算定替の段階的縮減により減少することから、平成31年度にかけて大幅な歳入減少が予想されるため、各会計において、今後も計画的な事業運営を図り、健全な財政運営に努める必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

実質公債費比率の分子は、前年度と比較すると元利償還金等が減少していることから、31百万円減少している。引き続き、地方債発行額の抑制や民間資金等の繰上償還による公債費の削減に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2016年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高は、前年度比590百万円増の17,632百万円となった。地域振興基金積立金及び地域総合整備資金貸付事業の財源とするため、地方債の借入を行ったことが増加した主な要因である。また、地域振興基金、財政調整基金及びふるさと応援基金の積み立てにより、充当可能基金1,889百万円の増額、地域総合整備資金貸付の増による充当可能特定歳入576百万円の増額により、将来負担比率の分子は前年度比2,741百万円減の-2,389百万円となった。今後も、地方債発行額の抑制や民間資金等の繰上償還により地方債現在高の減少に努める。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2016年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費率は、類似団体と比較して高いものの、償還のピークを経過したことより、元利償還金等が減少しているため、減少傾向にある。一方、将来負担比率についても、これまで取り組んできた「地方債発行の抑制」や平成26年度に行った「民間資金の繰り上げ償還」により、一般会計等に係る地方債の現在高が減少したことや、前年度の剰余金を財政調整基金に積み立て、充当可能基金が増額となったことより;「0」となった。しかし、充当可能基金が増加したものの、今後の公共施設等の老朽化対策等に係る地方債の発行の増加が見込まれるので、事業の選択と集中を図り、後世代の負担軽減に努める。

施設類型別ストック情報分析表①(2016年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2016年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,