大分県竹田市の財政状況(最新・2024年度)
大分県竹田市の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
竹田市
簡易水道事業
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簡易水道事業
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特定地域生活排水処理
収録データの年度
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概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
人口減少や全国平均を上回る高齢化率(令和6年度末49.7%)に加え、市内に中心となる産業が乏しいこと等により、財政基盤が弱く、類似団体平均を大きく下回っている。令和4年度に策定した第2次竹田市総合計画に基づく重点施策による活力あるまちづくりを積極的に推進するとともに、事務事業評価等による歳出の見直しや使用料収入等の見直しによる自主財源の確保に努めることにより、財政の健全化を図る。
経常収支比率の分析欄
令和6年度の経常収支比率は96.9%で、前年度比で0.4%改善した。これは、経常経費充当一般財源が前年度よりも増加(77,524千円増)したものの、それを上回って経常一般財源総額(臨時財政対策債含む)が増加(125,293千円増)したことによるものである。しかし、依然として高い水準で推移していることから、令和7年7月に策定した「第5次竹田市行財政改革大綱」に則り、定員の適正化や職員の給与カットを実施するなど経常経費のさらなる削減に努めていく。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
全国・県内平均を大きく上回り、類似団体の中でも最低水準となっている。その最大の要因は、全国平均を大きく上回る人口1,000人当たり職員数に起因する人件費であることから、第5次竹田市行財政改革大綱に基づき、適正な職員数の水準を目指し見直しを図っていく。また、主に直営で運営している施設について、民間でも実施可能な部分については、指定管理者制度の導入による民間委託や民間譲渡等を進め、コストの低減を図っていく。
ラスパイレス指数の分析欄
職員給与のカットや職員手当の見直し等を実施してきたが、類似団体平均よりも依然として高い水準にある。今後は、第5次竹田市行財政改革大綱に基づき、給与体系の見直しを行い、より一層の職員給の適正化に努めていく。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
全国・県内平均を大きく上回り、類似団体の中でも多い状況となっている。人口当たりの職員数が多い要因は、過疎化や少子高齢化により急速に人口減少が進んだ一方で、市の面積が広大かつ条件不利地域が多いために支所機能や公共施設等の整理統合が進まず、その維持管理及び一定の市民サービス提供に職員数が必要となっていることが挙げられる。今後は、DX推進や事務事業評価による事務の効率化・整理を図るとともに、第5次竹田市行財政改革大綱に沿った取組による組織の見直しや職員数の適正化を一層進めていく。
実質公債費比率の分析欄
令和6年度の公債費は前年度よりも減少(201,054千円減)したものの、20億円を超えており大きな財政負担となっている。実質公債費比率は類似団体と同水準を保っているが、前年度よりも0.4%増と悪化した。現在、火葬場の再整備やIP告知放送システム整備事業等の大型事業が地方債を財源として実施中であり、今後も複数の大型普通建設事業が予定されている。市民ニーズ・行政需要実態に即した事業を厳選したうえで、地方債の計画的な発行に努めていく必要がある。
将来負担比率の分析欄
令和6年度は、財政調整基金の取り崩しを実施し充当可能基金が減少したことで、将来負担比率が増加した。現在実施している普通建設事業(火葬場再整備事業、IP告知放送システム整備事業等)に伴う地方債の新規発行により、将来負担額は増加することが予想される。経常経費の圧縮により基金を計画的に積み立てるとともに、市民ニーズ・行政需要実態に即した事業を見極めて実施することで、将来負担比率を抑制する必要がある。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
人口1,000人当たりの職員数が全国・県内平均を大きく上回っていることから、経常経費に占める人件費の割合が高くなっている。今後も、第5次行財政改革大綱に沿って、職員数や給与水準の適正化等を行い、人件費の削減に努める。
物件費の分析欄
類似団体平均を上回り、高い水準で推移している。当市は類似団体と比較して保有する施設数が多いことから、今後は主に直営で運営している施設について民間でも実施可能なものは指定管理者制度の導入による民間委託や民間譲渡等を進めると同時に、類似施設の集約や老朽施設の除却を進め、コストの低減を図っていく。
扶助費の分析欄
類似団体平均は下回っているものの、保育所運営・施設型給付費や老人保護措置費等に多くの費用を要し、指標としては横ばい傾向である。令和6年度は特に児童福祉費が前年度よりも増加しており、これは主に児童手当の支給対象が拡充されたことによるものであった。
その他の分析欄
前年度と同水準で推移し、類似団体及び全国、県平均を上回っている。特に、維持補修費については、老朽化した公共施設を多く抱えていることから、今後さらに増加すると予想される。平成27年度に策定した公共施設等総合管理計画(令和3年度最終改定)に基づき、各施設のあり方について引き続き検討を行い、類似施設の集約や老朽施設の除却を進め、コストの低減を図っていく。
補助費等の分析欄
類似団体平均を下回っており、指標としてはほぼ横ばい傾向にある。補助金等の交付に当たっては、事務事業評価等を参考に事業の必要性や効果の検証を行い、事業の見直しや廃止を行う方針である。また、地方公営企業(簡易水道事業及び農業集落排水事業)に対する繰出金も補助費のうち大きな割合を占めているため、令和9年度から13年度にかけて料金体系の見直しを行い経営基盤の強化を図る。
公債費の分析欄
現在、火葬場の再整備やIP告知放送システム整備事業等の大型事業が地方債を財源として実施中であり、今後も複数の大型普通建設事業が予定されているため、今後高い水準で推移することが予想される。市民ニーズ・行政需要実態に即した事業を厳選したうえで、地方債の計画的な発行に努めていく必要がある。
公債費以外の分析欄
経常収支比率の傾向と歩調を合わせるように推移している。人件費と物件費が類似団体平均を大きく上回っていることが影響し、高止まりの状態となっている。今後も、公共施設等総合管理計画や第5次竹田市行財政改革大綱に沿った取組を推進し、公共施設の総数削減を図ると同時に、職員数及び人件費の適正化を進め、指標の改善に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
歳出決算総額の25%以上を占める民生費は、少子高齢化の進展等により社会保障制度の維持に多額の費用を要することとなり、住民一人当たり267,339円と類似団体の中でも高い状況となっている。民生費の中では、障害福祉サービス費や後期高齢者医療特別会計や介護保険特別会計に対する繰出金が多くなっており、全国的にみても高い高齢化率が大きく影響している。農業が主産業である当市では、農地基盤整備に多額の費用を要しており、住民一人当たりの農林水産業費は119,938円と類似団体内で最も高くなっている。災害復旧費は、令和6年8月末に発生した台風による災害復旧事業費を債務負担行為により次年度以降へ持ち越したため当該年度の歳出額は前年度により低くなった。しかし、豪雨や台風による農地及び農業用施設に対する被害が多いことから類似団体平均を上回っている。議会費は、令和6年度に議場の照明をLED化する改修工事を実施したことにより、前年度よりも増額となった。消防費は、防災無線として活用するIP告知放送システム整備事業(歳出決算額520,967千円)や消防指令センターシステム整備事業(歳出決算額312,357千円)等の大型事業を実施したことにより、前年度よりも大きく増額した。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たりおよそ1,049円となっている。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり173,701円と全国・県内平均を大きく上回っており、類似団体内でも最高額に近い値となっている。これまで職員数の削減や職員給与のカット等の対策を実施してきたが、人口減少も急速に進んでいるため改善には至っていない。今後も、第5次竹田市行財政改革大綱に沿って、職員数の適正化・給与体系の見直し等を行い、人件費の削減に努めていく必要がある。昨年度まで普通建設事業費は減少傾向であったが、令和6年度は火葬場の再整備やIP告知放送システム整備等の大型事業を実施したことにより大きく増加した。維持管理に係る物件費とあわせて類似団体よりも高い傾向にある。今後これらの施設に係る維持補修費の増加も見込まれるため、公共施設等総合管理計画に基づいて、既存施設の民間譲渡や除却等を進め保有総量の低減を図る。また、当市の大型普通建設事業は財源を地方債の発行に依存する傾向が強いことから、市民ニーズ・行政需要実態に即した事業を厳選することで地方債の発行抑制(公債費の抑制)に努める。繰出金は、住民一人当たり85,310円で類似団体平均を大きく上回っている。後期高齢者医療特別会計と介護保険特別会計への繰出が多くを占めており、高い高齢化率とそれに伴う給付費が主な要因である。保健事業と介護予防事業を充実させることで、健康寿命の延伸による給付の適正化に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
実質収支は475,954千円で、前年度に比べ17,384千円減少した。物価高による委託費等を中心とする物件費の増大や人件費の上昇の影響により、財政調整基金を2億円取り崩すこととなり、実質単年度収支は赤字となった。現在実施している普通建設事業(火葬場再整備事業、IP告知放送システム整備事業等)に伴う歳出増により厳しい財政状況が続くと予想されることから、今後も一定の財政調整基金の取崩しは避けられない見込みである。大型公共事業の実施にあたっては、市民ニーズ・行政需要実態に即した事業を慎重に見極める必要がある。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
連結実質赤字比率については、赤字の会計がないため良好な状態にある。ただし、簡易水道事業会計や農業集落排水事業会計については、その黒字部分の多くを一般会計からの繰入金に依存しているため、料金体系の見直しを実施することで財政基盤の強化を図っていく。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
令和5年度の地方債新規発行額がおさえられていたため、令和6年度の元利償還金は前年度よりも減少したものの、現在実施している普通建設事業(火葬場再整備事業、IP告知放送システム整備事業等)に伴う地方債の発行により、今後は公債費の増加が見込まれる。市民ニーズ・行政需要実態に即した事業を見極めて実施することで、将来負担を抑制する必要がある。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
令和6年度は、財政調整基金の取り崩しを実施し充当可能基金が減少したことで、将来負担比率の分子は増加した。現在実施している普通建設事業(火葬場再整備事業、IP告知放送システム整備事業等)に伴う地方債の発行により、地方債現在高は増加している。前述の普通建設事業は次年度以降も継続するため、将来負担額は増加することが予想される。市民ニーズ・行政需要実態に即した事業を見極めて実施することで、将来負担比率を抑制する必要がある。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)物価高騰による委託費の増加や人件費増等により経常経費が増加したことを受けて、財政調整基金を2億円取り崩した。また、環境衛生施設の維持補修費や市議会議場のLED化工事、市立こども診療所の運営に基金を取り崩したこと等により、基金残高全体は2億5千万円ほど減少した。(今後の方針)公共施設等総合管理計画や第5次竹田市行財政改革大綱に沿った取組を推進し、公共施設の集約・除却や職員数の適正化による人件費の抑制など経常経費の縮減に努めることで財政調整等基金の取り崩しを最小限に抑え、今後に想定されている普通建設事業や保有施設の更新及び維持補修に備える。
財政調整基金
(増減理由)令和3年度から5年度までは取り崩しをすることなく標準財政規模の30%以上を維持することができていた。令和6年度は、物価高騰による委託費の増加や人件費増等により経常経費が増加したことを受けて、財政調整基金を2億円取り崩した。(今後の方針)過去に大規模な水害等の災害が発生している状況を考慮して、財政調整基金は標準財政規模の30%程度(30億円程度)を堅持したいと考えている。
減債基金
(増減理由)公債費負担が大きいことから基金を2億円取り崩したが、前年度決算剰余金を3億円積み立てることで、基金残高は前年度末より1億円増加した。(今後の方針)現在実施中である普通建設事業(火葬場再整備事業、IP告知放送システム整備事業等)に伴う新規地方債の発行増や近年の急激な金利上昇により、今後の公債費負担は増加すると見込まれる。財政調整基金とのバランスをみながら、前年度決算剰余金等の積み立てに努める。
その他特定目的基金
(基金の使途)地域振興基金:合併特例事業債を活用して醸成した基金であり、新市建設計画に基づいて実施する地域住民の連携強化及び地域振興を図るための事業に充当する。地方創生基金:地方創生、地域文化の振興及び普及に要する経費に充当する。福祉振興基金:地域における福祉活動の促進、快適な生活環境の形成等を図るために要する経費に充当する。上記のほか、14の特定目的基金があり、それぞれの目的に沿った施策に充当する。(増減理由)令和6年度は、環境衛生施設の維持補修費や市議会議場のLED化工事、市立こども診療所の運営に基金を取り崩したこと等により、その他特定目的基金の基金残高は1億7千万円ほど減少した。(今後の方針)主な特定目的基金の個別の方針は以下のとおり。地域振興基金:令和8年3月で基金造成のための借入金の償還が完了するため、新市建設計画に基づいて実施する市の活性化に資する事業に計画的に充当していく。公共施設総合管理基金:市有地売払い及び市有林の立木売払い収入等を着実に積み立て、公共施設総合管理計画に基づいて実施する施設の長寿命化等に充当する。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
当市では、平成27年度に策定した公共施設等総合管理計画において、計画期間中(平成28年度からの40年間)に公共施設等の40.7%を削減するという目標を掲げ、老朽化した施設の集約化・複合化や除却を進めている。有形固定資産減価償却率は高い水準で推移しており、その主な要因は、道路、保育所等、学校施設、福祉施設、消防施設の有形固定資産原価償却率が高くなっていることにあり、他施設よりも老朽化が進行し資産価値が減少している。
債務償還比率の分析欄
債務償還比率は、類似団体と同水準であり改善に向かっている。平成28年度以降に続いた都市再生整備事業(電線類無電柱化)や総合文化ホール整備事業、温泉利用型健康増進施設整備事業、県立高校学生寮整備事業等の大規模な事業に伴い、基金の取り崩しや地方債現在高が多くなり比率が上昇したが、その後は普通建設事業費を調整し、地方債発行額の抑制に努めたことで将来負担額が減少した。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
基金の取り崩しと地方債の新規発行を抑制してきた結果、将来負担比率が低下している。一方で、有形固定資産減価償却率は類似団体よりも高く、上昇傾向にあるが、主な要因は、道路、保育所等、学校施設、福祉施設、消防施設の有形固定資産原価償却率が高くなっていることが挙げられる。特に、道路の比率は82.5%となっており、老朽化が顕著となっている。これまで、公共施設総合管理計画の削減目標達成に向けて、個別施設計画に基づき老朽施設の集約化・除却等を進めてきたが、今後も積極的に推し進め、施設保有量の適正化に努めていく必要がある。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率は、平成28年度以降の大規模な公共施設の整備事業により、基金の取り崩し額や地方債の発行額が増加したことで令和元年度にピークを迎えたが、その後普通建設事業費を抑制したことで低下傾向にある。将来負担比率及び実質公債比率ともに類似団体よりも低い水準であるが、実質公債費比率は上昇傾向にあり、引き続き市民ニーズ・行政需要実態に即した事業を厳選することで、地方債発行額の抑制に努めていく必要がある。※令和5年度の実質公債費比率については、右のとおり数値に修正がありました(誤)7.7%→(正)7.0%
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
有形固定資産減価償却率は、橋りょう・トンネルと公営住宅は類似団体平均を下回っているが、その他はほぼ同水準もしくは上回る水準となっており、中でも道路と保育所等、学校施設は比較的高い水準にある。道路に関しては、集約・廃線等が困難であり、市道延長も極めて長大であることから、今後も高い水準で推移することが予想されるが、優先順位の高い路線から順次改良工事を実施していく予定である。保育所及び学校施設等に関しては、計画的に統廃合を実施しており、遊休施設については利活用の検討や除却を積極的に進めていく。その他の施設については、個別の施設計画に沿って適切な時期に集約化・更新を図っていく。※令和5年度の実質公債費比率については、右のとおり数値に修正がありました(誤)7.7%→(正)7.0%
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
有形固定資産減価償却率は、福祉施設及び消防施設で類似団体平均を大幅に上回る水準となっている。福祉施設に関しては、一人当たり面積が類似団体を大幅に上回っており、福祉サービスの利用状況を注視しながら、老朽化対策又は集約化を検討する必要がある。消防施設は、各地域にある消防団詰所の老朽化が主な要因であり、地域の状況を見ながら集約化や更新を順次実施していく。その他の施設も老朽化が進んでおり、有形固定資産減価償却率を参考にしながら、個別施設計画に基づき対策を実施していく予定である。※令和5年度の実質公債費比率については、右のとおり数値に修正がありました(誤)7.7%→(正)7.0%
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額は前年度末から6,296百万円の減少(▲5.3%)となった。特に、市道等のインフラ資産(工作物)の減価償却が進んだことにより有形固定資産全体が5,998百万円減少したことが主な要因となっている。資産総額の92%を占める有形固定資産は、将来の支出(維持管理・更新等)を伴うものであることから、公共施設等総合管理計画に基づき施設の除却、集約化・複合化を進めるなど公共施設等の適正管理に努める。また、負債総額は前年度末から1,222百万円の減少(△6.1%)となった。金額の変動が最も大きいものは地方債であり、令和5年度は旧合併特例事業債の新規発行を行わなかったこと等が主な要因となり地方債償還額が新規発行額を上回り、1,070百万円減少した。全体及び連結においては、水道事業会計等の事業用資産およびインフラ資産、地方債等を計上していることから、資産負債ともに一般会計等よりも大きくなっている。前年度との比較では、資産は一般会計等の影響により減少した。負債については、令和5年度決算から簡易水道事業及び農業集落排水事業が地方公営企業会計に移行したことに伴い、固定負債が前年度より増加した。※令和5年度の実質公債費比率について、上記の数値から修正がありました(誤)7.7%
2.行政コストの状況
一般会計等において、経常費用が前年度から161百万円増加、経常収益が159百万円減少したことにより、純経常行政コストは前年度から321百万円の増加(+1.5%)となった。経常費用の中で最も金額が大きいのは減価償却費(7,925百万円)であり、純行政コストの34.8%を占めている。また、増減率では維持補修費が前年度から29.2%増となっており、公共施設等の老朽化に対する負担が大きくなっている。施設の除却、集約化・複合化事業に着手するなど、公共施設等の適正管理に努めることにより、経費の縮減に努める。全体では、一般会計等に加えて水道事業等の使用料及び手数料を計上しているため、経常収益が350百万円多くなっている。一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が5,241百万円多くなり、純行政コストは5,843百万円多くなっている。連結では、一般会計等に加えて連結対象第三セクター及び一部事務組合等の事業収益を計上しているため、経常収益が1,782百万円多くなっている。一方、移転費用の補助金等を中心として経常費用が12,366百万円多くなり、純行政コストは10,578百万円多くなっている。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等の財源(11,582百万円)が純行政コスト(22,771百万円)を下回ったことから、本年度差額は△5,831百万円(前年度比△416百万円)となり、純資産残高は前年度から5,073百万円の減少となった。地方税の徴収業務の強化やふるさと納税制度の推進等により税収等の増加に努めるとともに、行政コストの縮減を徹底していく。全体では、国民健康保険特別会計の国民健康保険税、介護保険特別会計の介護保険料等が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が1,866百万円多くなっている。本年度差額は△5,826百万円であり、純資産残高は前年度から4,687百万円の減少となった。連結では、一般会計等に加えて連結対象第三セクター及び一部事務組合等の歳入(後期高齢者医療広域連合への国県等補助金)が含まれることから、一般会計等と比べて財源が10,527百万円多くなっている。本年度差額は△5,883百万円となり、純資産残高は前年度から4,749百万円の減少となった。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は1,280百万円であったが、投資活動収支については、公共施設等整備費支出が前年度に比べ減少したものの投資活動支出全体は投資活動収入全体を上回っており、△435百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還額が地方債発行収入を上回ったことから△1,179百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から335百万円減少し、610百万円となった。地方債の償還は進んでいるが、引き続き市民ニーズ・行政需要実態に即した事業を厳選することで、地方債発行額の抑制に努めていく必要がある。全体及び連結では、収入において国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること、水道料金等の使用料及び手数料収入があること、後期高齢者医療広域連合への国県等補助金があること、また支出においても国民健康保険事業や介護保険事業の補助金等支出があることなどから、業務活動収支は一般会計等より多くなっている
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額は、合併前に旧市町毎に整備した公共施設があるため、保有する施設数が非合併団体よりも多く、類似団体平均値を上回っている。しかし、老朽化した施設が多く、前年度末に比べて16.8万円減少している。施設の老朽化については、有形固定資産減価償却率の高さにも表れており、類似団体平均値を上回っている。将来の公共施設等の修繕や更新等に係る財政負担を軽減するため、平成27年度に策定した公共施設等総合管理計画に基づき、今後40年間の取組として公共施設等の除却、集約化・複合化を進め、施設保有量の適正化に取り組む。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、類似団体平均値よりも高い水準となっている。純行政コストが税収等の財源を上回っていることから、純資産が昨年度から5.2%減少している。純資産の減少は、将来世代が利用可能な資源を過去及び現世代が消費して便益を享受したことを意味している。人件費の抑制等により、行政コストの削減に努める。将来世代負担比率は、類似団体平均値を下回っている。しかし、令和元年度までに終了した大型建設事業の地方債償還開始による公債費の増加や、老朽化した公共施設の大規模改修を計画的に実施していかなければならないこと等から、将来世代負担比率は今後増加することが見込まれる。新規に発行する地方債の抑制等により地方債残高を圧縮し、将来世代の負担減少に努める。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、類似団体平均値を上回っている。その主な要因は、純行政コストのうち3割以上を占める減価償却費であると考えられ、今後も引き続き高い水準となることが予想される。公共施設等総合管理計画に基づき、公共施設等の除却、集約化・複合化を進め、施設保有量の適正化に努める。
4.負債の状況
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は類似団体平均と同程度であるが、昨年度からは減少している。特に、経常費用が昨年度から161百万円増加しており、中でも経常費用のうち維持補修費の増加率が前年度比29.2%と顕著であることから、公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の集約化・複合化や長寿命化を行うとにより、経常費用の削減に努める。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
大分県竹田市の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。