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地方財政ダッシュボード

奈良県吉野町の財政状況(2023年度)

奈良県吉野町の財政状況について、2023年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

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収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2023年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2023年度)

財政力指数の分析欄

過疎化・少子高齢化が進み就労年齢人口が減少している。高齢化率も50%を超え、本町の主要産業である木材関連産業が縮小し税収が年々減少していく状況にある。地方交付税等の依存財源は歳入の70%以上を占め、財政力指数が類似団体平均を下回る0.24となっている。町域の約8割が森林であり交通も不便な地域であるが、「吉野」というブランドイメージをアピールしつつ、移住・定住促進事業や空き家対策事業など外部から人を呼び込む活力あるまちづくりをすすめ、地道な財政基盤強化に努める。

経常収支比率の分析欄

前年度と比べ3.7%悪化し、89.5%となった。類似団体平均より低い数値となっているが、依然として物件費、補助費をはじめとする経常的な経費の削減は進んでいない状況である。過疎化・少子高齢化が進行している当町では、町税収入の大幅な増加は見込めない。今後も経常収支比率を継続的に改善していくために、人件費・公債費・扶助費などの経常的な支出を削減し、財政運営のスリム化を行うことが必須である。今後は、事業自体の見直しを更に進め、事業の優先度・受益者ニーズなどを厳しく点検し、計画的に事業の廃止・縮小を行う

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

令和2年度まではほぼ類似団体平均で推移していたが、令和3年度では人件費は減少しているが、小中一貫教育推進事や新型コロナワクチン接種、新型コロナウイルス感染症対策事業の実施により物件費が増加し類似団体平均を上回る結果となった。令和5年度では、新型コロナワクチン接種事業費、物価高騰対策事業費の減少により、決算額は減少し類似団体との類似団体平均の差は少なくなっているが、依然として上回っている状況であり、今後も計画的な職員採用や事業の見直しなど行財政改革に継続して取り組んでいく。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数は、3年前より少しずつではあるが上昇傾向にある。主な要因は新規採用職員の登用が増加したためである。今後は、職員の人材育成に努め、人事評価を活用し、管理職への昇格年齢の引き下げや若手職員の積極的な登用に取り組んでいかなければならない。また、令和7年度より全ての職員に地域手当を支給することから、このことがラスパイレス指数の上昇に寄与することが分かっている。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

前年度と比較すると、0.82人増となった。これは、令和5年度にごみ処理事業のため職員の採用者数が増加したことが主な要因である。本町は類似団体に比べ、人口1,000人当たりの職員数の割合が大きく、今後は直営事業の委託等、事業のアウトソースを前向きに検討しなければならない。また、各種業務のBPRを進めることで、事務の効率化を図り、職員数の適正化に努める。

実質公債費比率の分析欄

類似団体平均を下回ってはいるが、前年度と比べ0.7%悪化した。実質公債費比率算定式の分子となる地方債償還金の増加や公営企業の起こした地方債への負担額が減少したことにより、指標の悪化に繋がった。今後も、令和3年度までに大型事業の財源として地方債の新規借入を行ったことによる地方債償還金が増加することが見込まれている。今後も緊急度や住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、地方債に大きく頼ることのない財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

前年度に比べ1.7%悪化の72.4%となり、類似団体平均と比べて大幅に上回る結果となった。前年度から悪化した要因は、公営企業債等繰出し見込額の増加、基準財政需要額算入見込額等の充当可能財源の減少によるものである。ここ数年の大型の事業の財源として多額の地方債の新規借入を行ったことと、老朽化した庁舎の整備が大きな課題となっており、将来負担の悪化が予想される。今後も新規事業の必要性の検証を十分に行い、将来世代への過度な負担をもたらすことのないよう比率上昇の抑制に努めていく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2023年度)

人件費の分析欄

前年度と比べ0.7%増加したが、類似団体平均や全国平均を下回る結果となった。任期の定めのない常勤職員の採用数の増加等で人件費の決算額は増加し、経常経費全体でみる大きな割合を占めているため経常収支比率も増加した。令和6年度以降も定年延長等の影により、人件費の増加が見込まれるが、計画的な職員採用等により職員数の減など行財政改革への取り組みを通じて人件費の削減に努める。

物件費の分析欄

物件費は、前年度から0.4%増の10.4%となり、ほぼ横ばいで推移している。福祉・衛生・消防・戸籍の共同事務を一部事務組合で行っていることから類似団体平均や全国平均を下回る結果となっている。今後も事務事業評価制度や・施策評価制度を通じて経常的な物件費の抑制に努める。

扶助費の分析欄

前年度と比べ、0.3%増加し2.9%となった。以前から類似団体平均は下回っているが、容易に縮小できない経費であり、本町の令和4年度末の高齢化比率は50%を超えていることから、今後も社会保障経費の負担は増加する見込みである。今後も保健・医療・福祉の連携による負担抑制への取り組みを行い、比率上昇の抑制に努める。

その他の分析欄

前年度と比べ0.6%増加し16.0%となった。この比率に含まれる主なものは下水道・介護保険など特別会計への繰出金や投資及び出資金・貸付金である。介護保険特別会計や後期高齢者医療保険特別会計などに例年多額の繰出しを行っており、今後も高齢化によりその傾向は続くと見込まれる。今後下水道事業については独立採算の原則に基づく料金の値上げによる健全化、国民健康保険事業においても国民健康保険税の適正化を図ることなどにより、税収を主な財源とする普通会計の負担額を減らしていくよう努める。

補助費等の分析欄

前年度から比べ0.7%減少し20.6%となったが、類似団体平均を大きく上回る結果となっている。類似団体平均と比べて高い水準で推移している要因は、福祉・衛生・消防・戸籍の共同事務における一部事務組合への負担金、南和広域医療企業団に対する負担金が大きいことが上げられる。高齢化の今以上の進行により社会保障経費の増加も見込まれるため、今後の経費の抑制に努める。

公債費の分析欄

前年度と比べ、2.4%減少し15.8%となった。公債費は平成26年度以後、南和広域医療企業団の建設負担金等の財源として発行した多額の地方債の償還が始まったことにより増加傾向にあった。令和3年度から令和4年度は、過去の大型事業の財源として発行した地方債の償還が終了したことにより減少したが、中央公民館耐震化、小中一貫教育校の建設等の財源として発行した地方債の償還開始により増加となった。令和6年度以降も同様に公債費の増加が見込まれる状況である。過度な地方債の発行により過重な負担をもたらすことのないよう、各事業を精査し比率上昇を抑制していく。

公債費以外の分析欄

公債費以外は、平成30年度から減少傾向であったが、令和5年度では前年度と比べ1.3%増加し73.7%となった。増加した主な要因は、水道事業等の特別会計への繰出金の増加と、人件費、物件費補助費等が削減が進んでいないためである。今後も行財政改革や事業内容の見直し、特定財源を確保すること等により経常経費の支出削減及び経常収支比率の改善に努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2023年度)

分析欄

令和5年度については、普通交付税の増加等により、実質収支は黒字となったが、歳出の増加により実質収支額は減少し、また、実質単年度収支でも今年度は財政調整基金の取崩しにより赤字となった。今後も、事務事業の見直し、統廃合などの合理化等の行財政改革を推進し、歳出の削減、健全な行政運営に努めていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2023年度)

分析欄

令和5年度決算については、全ての会計において黒字であったが、水道事業等の公営企業会計については人口減少等により収入が減少し、施設の老朽化、物価高騰等のため経費の増加が見込まれる状況である。これらの会計は独立採算制が原則であるため、使用料の値上げ等適正な収入の確保が必要である。介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計等については高齢化により給付費等が増加してきており今後も一般会計からの負担が増加する見込みである。経営基盤の不安定な会計については、経営の安定化・基盤強化のために特別会計の特定財源で補えない部分について一般会計が指点していく方針であるが、今後も普通交付税を含めた一般財源は減少していくと見込まれ、各特別会計を適切に運営していく観点からも受益者の負担水準を検証していく必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

令和5年度の元利償還金は、平成30年度以降に借入れた多額の地方債の償還により前年度より増加となった。令和6年度以降も増加となる見込みである。公営企業等の元利償還金に対する繰入金は、水道事業で新型コロナウイルス感染症対策で料金減免を行ったことにより供給単価基準が下がり減少していた高料金対策の繰入額が、戻ったことで昨年度より増加となった。本町の公債費は、一般会計が負担すべき元利償還金に対し、約81%が交付税算入されており、令和5年度末地方債残高の約88%が交付税算入率の高い臨時財政特例債、過疎対策事業債、辺地対策事業債である。

将来負担比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

将来負担額のうち一般会計等に係る地方債の現在高は、令2年度から令和3年度では小中一貫教育校の建設事業の財源として多額の借入を行ったため増加したが、令和4~5年度では減少した。公営企業等繰入見込額は、水道事業で新型コロナウイルス感染症対策で料金減免を行ったため供給単価基準が下がり高料金対策の繰入額が減少したが、令和5年度では戻ったことで昨年度より増となった。退職手当負担見込額は定年延長による退職者数減と職員の採用が前年度より増加したため増となった。充当可能財源等のうち、基準財政需要額算入見込額は臨時財政対策債償還費等の減により減少したが、充当可能基金は財政調整基金、減債基金等の積立てにより基金残高が増加したため増となった。今後は、老朽化した庁舎の整備が課題となっており、将来負担の増が見込まれることから、事業の見直しを更に進め、優先度の低い事業については計画的に廃止・縮小を行い、歳出の削減、地方債の発行を抑制し、基金等の財源確保に努める。

基金残高に係る経年分析(2023年度)

基金全体

(増減理由)平成29年度以降令和2年度までは、基金全体の残高は減少傾向にあったが、令和4年度では財政調整基金、減債基金の取崩し回避と普通交付税の増加等により、積極的に積み立てを行ったため増加した。令和5年度では公債費等の歳出の増加により財政調整基金、減債基金を取り崩したが、上回る積立てと、町御社整備基金にも積立てを行ったことで基金全体の残高は67百万円増加し、1,600百万円となった。(今後の方針)今後は、災害の発生や大きな課題となっている老朽化した庁舎の整備などによる支出の増加や、過疎化・少子高齢化に伴う町の収入減少などに備え、基金の確保に努める

財政調整基金

(増減理由)令和2年度までは小中一貫教育推進事業の校舎建設等の大型事業の財源確保のため取崩しを行い減少傾向であったが、令和3年度から令和4年度は取崩し回避と、積極的に積立てたことで増加した。令和5年度は、災害復旧等で100百万円を取崩したが、113百万円を積立てたため13百万円増加となった。(今後の方針)今後は、災害の発生などによる支出の増加や過疎化・少子高齢化に伴う町の収入減少などに備え、基金の確保に努める。財政調整基金は、標準財政規模の15%を下回らないよう努めることとしている。

減債基金

(増減理由)令和2年度までは、地方債の償還に充当するため基金の残高は減少傾向であったが、令和3年度からは令和4年度は取崩し回避と、積極的に積立てを行い増加した。令和5年度ではH30年度以降に多額の借入を行ったことで公債費が増加し、94百万円を取崩したが、100百万円を積立てたため増加となった。(今後の方針)令和6年度以降も、小中一貫教育推進事業等の財源として令和2年度、令和3年度に多額の新規借入を行ったため地方債の償還額が増加する見込みであるため、毎年度積立をてを行う予定である。

その他特定目的基金

(基金の使途)当町には、長寿社会に備えて在宅福祉の向上や健康づくり等のため、各種民間団体等が行う先導的事業に対する助成等の経費に充てるための地域福祉基金や、世界遺産を有する吉野町に存在する歴史的な資産や景観、資源の継承、発展等を願う人々による寄付金を財源とした世界遺産・吉野ふるさとづくり基金、令和4年度で創設した企業版ふるさと納税基金等、9つの特定目的基金がある。(増減理由)庁舎整備基金:課題である老朽化した庁舎の整備のため、70百万円を積立て411百万円となった。世界遺産吉野ふるさとづくり基金:子育て支援、二王門などの文化財保存、観光対策、観光施設の維持管理等の事業に充当するため45百万円取り崩したが、寄附金の増加により61百万円を積立て、86百万円となった。町営住宅改修基金:町営住宅改修工事のため10百万円を取り崩し、37百万円となった。(今後の方針)その他特定目的基金全体として今後多額の支出が予想される事業については、必要に応じて基金の積み立てを積極的に行っていく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

有形固定資産減価償却率は類似団体平均値と比較すると高い。令和3年度は小中一貫校が完成したため2.0%減少した。令和5年度は吉野広域行政事務組合からの資産の移管の影響が大きく、有形固定資産減価償却率は前年と比較して2.7%増加した。保有している固定資産のうち、学校・公民館・消防施設以外は、いずれも減価償却率が高く、今後、維持管理費用も増加していくことが予想される。

債務償還比率の分析欄

令和元年から減少が続いていたが、令和4年度は前年より26.0%増加した。令和5年度は再び減少に転じ、前年より26.3%減少した。地方債の償還は進んでいるものの、基準財政需要額算入見込額減少に伴う充当可能財源の減少により、債務償還比率は類似団体より高い水準である。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率は前年より1.7%増加した。有形固定資産減価償却率は前年度より2.7%増加し、類似団体平均より高い水準にある。老朽化が進んでいる資産も多いが、人口が減少している中、新たな施設建設にかかる起債の増加は将来負担の増加につながり、事業内容の検討には十分精査が必要である。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

地方債の償還は進んだものの、標準財政規模の増加幅に対して算入公債費等の増加幅が大きく、実質公債費比率は前年より0.7%増加した。実質公債費比率、将来負担比率ともに減少傾向にあるが、将来負担比率は高い水準であり、起債に大きく頼ることのない健全な財政運営に努めていくために事業の選択が必要である。

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2023年度)

財務書類に関する情報②(2023年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

奈良県吉野町の2023年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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