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地方財政ダッシュボード

奈良県吉野町の財政状況(2010年度)

🏠吉野町

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2010年度)

財政力指数の分析欄

過疎化・少子高齢化に加え、長引く景気低迷による本町の主要産業である木材関連産業の不振により税収が伸びず、依然として地方交付税等の依存財源が歳入の約70%を占めている状況である。町域の約8割が森林であり、工業団地を持たない本町では大規模な立地敵地がなく、交通状況も不便であるが、吉野というブランドイメージと自然環境をアピールし、町独自の優遇制度導入を行い企業誘致を推進するとともに地場産業を育成する施策の充実を図り、より一層自主財源の確保に努める。

経常収支比率の分析欄

対前年度比、3.2%改善し、88.8%となったものの依然高い状況に変わりなく、財政構造の弾力性を失っている状況でる。改善した主な要因は、分母となる経常経費充当一般財源が前年度と比べ121,776千円増加したことによろものである。本年度実施された国勢調査の人口が大幅に減少していることから、平成23年度以降、普通交付税算定に大きく影響し普通交付税が減少することが見込まれるなかで、如何にして経常的な支出を切り詰めていくかが、経常収支比率を減少させていく課題である。平成23年度から取組む「吉野町第2次行財政改革大綱」「吉野町第2次行財政改革プラン」を職員一丸となって取組み、類似団体平均値を下回ることを目標とする。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

平成18年度以降、類似団体平均値を若干下回っている。主な要因としては、退職者不補充による人件費の抑制や行財政改革の取り組みの成果あげられる。今後も公共施設の再編や管理運営の見直し等を行うとともに、定員管理や給与の適正化による人件費の抑制に努め、コスト削減を図っていく。

ラスパイレス指数の分析欄

対前年度比、0.8%の微増である。経験年数階層の変動が主な要因である。高齢階層職員における昇給抑制対象者の微増傾向と、級別職務給制での本町組織の職員年齢構造の硬直化等により、類似団体平均値を下回っている状況である。町村平均値と比較しても低水準となっているが、当該地域の厳しい実体経済の現状を踏まえ、その水準は高いともいわれている。引き続き、諸情勢の変化に応じた見直しを行っていく。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

対前年度比、0.72人の微増である。人口の減少に応じて組織のスリム化が進んでいない課題を抱えている。平成17年度に策定した新行財政改革プログラムにおいては、総人件費の抑制を主眼とした定員適正化計画のもと、5カ年で59人の減員となった。職員数削減の取り組みを進める一方で、持続可能な組織の年齢構成バランスを確保するため、新規職員の採用も欠かせない状況にあり、5カ年間ほぼ横ばいの状況が続いている。この状況を踏まえつつ、本町の10年先を見据えて、更なる行政経営の実効性を伴う、効率の良い質の高い組織へと移行することを目標に取り組みを進めているところである。

実質公債費比率の分析欄

対前年度比、1.1%改善し、類似団体平均値を下回ることができた。改善した主な要因は、分母である普通交付税及び臨時財政対策債発行可能額の増加により、標準財政規模が大幅に増加したことによるものである。平成23年度以降、標準財政規模が減少することが見込まれるため、数値も今までの様な大きな減少は期待できず、横バイあるいは、微増が予測される。財政運営基本方針に基づき持続可能な財政基盤の確立を目指す。

将来負担比率の分析欄

対前年度比、33.2%改善し、96.7%となったものの依然類似団体平均値を上回っている。改善した主な要因は、分子である一般会計が将来負担するべき実質的な負担額が昨年度に比べ-342,753千円減少したことに加え、それに充当できる特定財源が昨年度に比べ394,724千円増加したこと。また、分母である標準財政規模が昨年度に比べ148,504千円増加したことが主な要因である。世代間負担の公平性に配慮しつつ、将来世代に過度な負担を残さない持続可能な財政基盤の確立をめざし、平成23年3月「財政運営基本方針」を策定した。平成23年度以降、財政運営基本方針に従い更なる比率の縮小に努め、類似団体平均値を下回ることを目標とする。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2010年度)

人件費の分析欄

対前年度比、1.0%減少し23.3%となった。減少した主な要因は、退職者不補充により職員給が減少したことによるものである。平成23年度以降、分母となる経常的な一般財源収入(普通交付税)が国調の結果、大幅な減少が予測されることから、比率の上昇が予測される。定員適正化計画の見直し、試行中である人事評価制度を本格稼働させる等、人事管理制度改革を行い更なる人件費抑制に努める。

物件費の分析欄

以前から類似団体平均値を下回り低水準であったが、本年度については、更に比率が減少し、類似団体順位2/72となることができた。平成23年度から「第2次行財政改革プラン」をスタートさせる。また、新たな取組みとして、事務事業評価制度の導入を行い更なる経常的な物件費の抑制に努める。

扶助費の分析欄

以前から類似団体平均を下回っているものの横ばい傾向である。高齢化率が平成22年度末で37.8%となり今後、社会資本費への負担は増加する見込みである。しかしながら、容易に縮小できない経費であり、保健医療福祉の連携による負担費抑制への取組みを行い歯止めをかけるよう努める。

その他の分析欄

以前から類似団体平均値を上回っており、高い水準であったが、本年度については、対前年度比、0.4%減少し12.9%となり、類似団体平均値との差を更に縮めることが出来た。比率が減少した主な要因は、介護・国保会計への繰出金が増加したものの、下水道事業会計への繰出金が大幅に減少したことによるものである。今後は、特に高齢化に伴う介護・後期会計への繰出金の増加が予測され、一般会計にとって大きな負担となることが危惧される。

補助費等の分析欄

類似団体平均値を上回っている要因は、福祉・衛生・消防の共同事務における一部事務組合への負担金、町立病院への負担金が大きいことが上げられる。本年度の比率については、対前年度比、0.5%増加し24.7%となった。比率が増加した主な要因は、戸籍の共同事務を一部事務組合で開始したことによる負担金支出が始まったことによるものである。本年度以降についても、観光協会強化拡充に伴う補助費、社会福祉協議会への補助費等が増加することに伴い比率の上昇が予測される。

公債費の分析欄

対前年度比、2.0%減少し19.2%となったものの依然類似団体平均値を上回っている。減少した主な要因は、公債費が減少したことによるものである。今後も「財政運営基本方針」を遵守した起債発行を行っていくため、公債費は減少することが予測されるが、上記人件費の分析欄にも記載したとおり、今後、分母となる経常一般財源収入の減少が予測されることから、比率についても横ばい或は、悪化が予測される。

公債費以外の分析欄

公債費については、起債償還のピークを過ぎたことにより減少傾向にある。今後についても「財政運営基本方針」を遵守した起債発行を行っていくため、経常的な一般財源全体に占める割合は減少することとなることから、逆に公債費以外の経費の割合は増加する見込みである。

実質収支比率等に係る経年分析(2010年度)

分析欄

平成20年度以降、交付税が増加したこと及び国の景気対策関連臨時交付金の活用により大規模な建設事業が実施できたため、財政運営に余裕ができ、実質収支額が改善されてきた。今後については、国調人口の減少に伴う普通交付税の大幅な減少が予測され厳しいい財政運営を強いられることとなる。実質単年度収支が赤字となる見込みもあり、注視していく必要がある。財政調整基金残高の伸びについては、前年度の繰越金を財源として計画的に積立を行ったことによるものである。財政調整基金については、平成22年度末において、標準財政規模の10.2%とを確保することが出来た。今後、厳しい財政運営を強いられるが、平成27年度末には、標準財政規模の15%以上を目標として計画的に積立を行っていく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2010年度)

分析欄

平成22年度、連結赤字比率については、全ての会計において黒字である。平成22年度以前、その他会計(赤字)において、赤字があるのは、老人保健事業特別会計であり、歳入の医療費国庫負担金等などが所要額を下回ったことが要因で歳入に不足を生じ赤字となったものである。しかし、病院事業会計・下水道事業会計には、赤字補填財源として一般会計から基準外繰出を行っているのが現状である。一般会計としては、経営基盤の不安定な会計については、経営の安定化、経営基盤の強化を図るため特別会計の特定財源で補えない部分については、一般会計が支援していく方針である。しかしながら、今後の財政運営を展望したとき、普通交付税を含めた一般財源の確保が厳しい状況になる見込であり、各特別会計の基盤安定としての財源を確保するため、財政調整基金等各種基金の運用による財政運営を求められるため注視していく必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

・一般会計が負担するべき元利償還金等についてH17をピークに順調に減少傾向にあるものの、H25・26に一次的に増加(H20・21に多額の起債発行を行った元金償還開始)することが込まれている。今後については、、原則プライマリーバランスを遵守した起債発行を行い、将来世代に過度な負担を残さない持続可能な財政基盤の確立をめざす。・参入公債費等について本町の公債費は、その約68%が交付税算入されている。また、起債残高の約81%が交付税算入率の高い臨財債・過疎債であることからも、公債費の増減にほほ比例し算入公債費等についても増減する見込みである。

将来負担比率(分子)の構造(2010年度)

分析欄

・一般会計が将来負担するべき実質的な負担額についてH20・21に一般会計においてプライマリーバランスを崩した借入を行ったため一時的に増加したものの、全体としては減少していく傾向にある。今後については、消防無線のデジタル化、し尿処理施設建設負担金、公共施設の耐震整備、橋梁長寿命化、南和医療の再編等の財源として多額の起債発行の予定があるが、原則プライマリーバランスを遵守した起債発行を行い、将来世代に過度な負担を残さない持続可能な財政基盤の確立をめざす。・充当可能な特定財源についてH19財調36百万円がH22には369百万円と増加したことをはじめ、基金全体としては797百万円基金残高を増加させることが出来た。今後については、財調をH27までに538百万円を目標に積立を行い調整財源の確保を行っていく。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,