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地方財政ダッシュボード

三重県伊賀市の財政状況(2013年度)

🏠伊賀市

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

景気が緩やかな回復基調であることから、前年度比0.02ポイント向上し、類似団体平均を上回ったが、引き続き、職員の定員適正化による人件費の削減や公共施設の統廃合等を進めることで歳出を抑え、税の徴収率向上などで歳入確保に努める。

経常収支比率の分析欄

税収の増加により、前年度に比べて1.55ポイント向上したが、類似団体平均と比較しても5.1ポイント低く、依然として財政構造の硬直化が懸念される。人件費、扶助費、公債費などの経常経費が一般財源に占める割合が非常に高いので、公共施設の統廃合による維持管理経費の削減や建設事業を見直しを実施し、公債費の縮減を図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口一人あたりの金額が類似団体平均を上回っているのは、主に物件費が要因となっている。公共施設に係る維持管理経費は市町村合併以降増加傾向にある。これは市内に類似施設が点在しているためで、今後は公共施設適正化計画に基づき、計画的な統廃合を推進する。また、人件費については、定員適正化計画の推進により職員数の削減が進められ、職員給については減少傾向にある。今後は、平成27年度から実施される定員管理方針に基づく適切な定員管理を目指す。

ラスパイレス指数の分析欄

前年度に比べて6.8ポイント向上したが、類似団体平均を1.3ポイント上回っている。引き続き、定員管理方針に基づく取り組みを行うとともに、より一層の給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

定員適正化計画の推進により職員数は削減されているものの、市町村合併に伴う職員数の増加により、類似団体平均と比較して2.5人多くなっている。今後も定員管理方針に基づき、可能な限り職員数の削減に努める。

実質公債費比率の分析欄

前年度に比べて0.3ポイント低下しているのは、交付税算入のある起債償還額の増加による。類似団体と比較するとまだまだ大きく、更なる投資的経費の見直しと地方債の新規発行を抑制して、プライマリーバランスの堅持に努める。

将来負担比率の分析欄

前年度に比べて8.7ポイント向上しているのは、一般会計等に係る地方債の現在高の減少と充当可能基金の増加による。今後も市債や企業債の借入総額の縮減を図り、財政の健全化に努める必要がある。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

旧6市町村の合併に伴い職員数が多く、類似団体と比較しても比率は高くなっている。今後は、平成27年度から実施される定員管理方針に基づく取り組みを進めるとともに、時間外勤務の適正化などを図り、人件費の削減に努める必要がある。

物件費の分析欄

類似団体平均に比べて高くなっている要因は、合併前の旧市町村の施設をすべて引き継ぎ、指定管理者制度により人件費から物件費へシフトしているためである。今後は、公共施設最適化計画を策定し、施設の統廃合の推進や利活用の検討を行い、経費削減に努める必要がある。

扶助費の分析欄

類似団体と同様に高い割合を占めている。今後も生活保護費の資格審査等の適正化の各種手当への特別加算等の見直しを進めていくことで、財政を圧迫する上昇傾向に歯止めをかけるよう努める。

その他の分析欄

繰出金については、国民健康保険事業特別会計・病院事業会計への繰出金が減少しており、前年度より1.5ポイント下回っている。今後は、施設の統廃合等を推進し、維持補修費の抑制に努める必要がある。

補助費等の分析欄

類似団体返金より3.8ポイント下回っている。今後も類似団体平均を上回ることのないように、補助金交付などについて明確な基準を設け、適正な支出に努める必要がある。

公債費の分析欄

旧6市町村の地方債を引き継いだ事に加え、施設整備を継続しており、類似団体平均を大きく上回っている。今後も大型の整備事業が予定されていることから、一般財源に占める割合が高い状況が続くことが予想され、非常に負担が大きい。今後は、実施事業の見直しや償還とのバランスを考慮した借入を行い、プライマリーバランスの黒字化に努める必要がある。

公債費以外の分析欄

前年度より1.9ポイント減り、類似団体平均よりも1.3ポイント下回っている。合併後これまで施設の統廃合が進まず、物件費や維持補修費等の経常経費が抑制できていない。今後も引き続き、定員管理方針に基づく取り組みや、公共施設最適化計画による公共施設の統廃合を推進することで経費削減に努める必要がある。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

実質収支、実質単年度収支ともに黒字であるが、今後は税収の減収が見込まれることや普通交付税を含む一般財源の確保が厳しい状況となることが予想されることから、計画的な財政調整基金の運用に努める必要がある。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

住宅新築資金等貸付特別会計が赤字となり、その他の会計は黒字となった。しかし、病院事業会計については連結での赤字額は生じていないが、経営の健全化に努め、歳入の確保、経費の節減に努め、一般会計からの繰出金に依存しないような経営の健全化に努めなければならない。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

計画的に借入と償還を行うことで、少しずつ改善されてきているが、本年度は大口の臨時財政対策債の返済が始まり、元利償還金が増えるとともに算入公債費等も増加したことにより実質公債費比率の分子は増加した。また、今後、庁舎整備などの大型事業が控えており、それらに伴う償還金の増加、さらには公債費の増加が懸念される。今後はさらに事業の取捨選択、公共施設の処分など将来負担を見据え、計画的に進めていく必要がある。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

将来負担額は微減し、充当可能財源は微増したため、分子(A)-(B)を減らすことができた。ただし、公営企業債等繰入見込額と退職手当負担見込額は増加している。病院事業会計等への繰出しにより、今後充当可能財源の減少が見込まれるが、将来負担比率が上昇しないように努める必要がある。さらに実施事業の見直しにより新規発行債を抑制し、償還とのバランスを考慮した借入を行い、財政の健全化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,