三重県伊賀市:特定環境保全公共下水道の経営状況(最新・2024年度)
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経営比較分析表(2024年度)
経常収支比率収益的収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対事業規模比率経費回収率施設利用率水洗化率 |
経営の健全性・効率性について経常収支比率は100%以上であり、単年度収支としては黒字を維持しているが、実態は一般会計繰入金に依存しており、今後、老朽化施設の改築更新費等の増加が見込まれていることから、その財源確保が喫緊の課題である。企業債残高対事業規模比率については、令和5年度までは一般会計繰入金の大部分を一般会計負担分として公債費に充当していたため、類似団体平均値を大きく下回っていたが、令和6年度以降は、算出根拠とする支出に充当するため、著しく増加した。経費回収率については、類似団体平均値よりは高いものの100%を下回っており、汚水処理費が使用料により賄われていない状況のため、適正な使用料収入の確保と汚水処理費の削減の両面からの対策が必要である。施設利用率については、晴天時一日平均処理水量が上昇したことにより増加した。今後は人口減少等による社会情勢の変化に合わせ、処理場の統廃合やダウンサイジング等による施設運営の効率化を図る必要がある。水洗化率については、100%未満であり、類似団体と比較しても低い値となっているため、公共用水域の水質保全や、使用料収入確保の観点から、普及啓発等の取り組みをさらに進めていく必要がある。 |
有形固定資産減価償却率管渠老朽化率管渠改善率 |
老朽化の状況について現状では法定耐用年数を超えた老朽化管渠がないため、改修のみの実施となっている。資産の老朽化度合を示す有形固定資産減価償却率は類似団体平均値より低い値であるが、市内5処理区全てについて、供用開始から17年以上が経過しようとしており、処理施設の機械・電気設備などの改修や更新時期を迎えている。このため、処理施設の統廃合計画と調整を図りながら、人口減少時代に合った適正規模での改築更新を進めていく必要がある。 |
全体総括水洗化率は全国平均や類似団体平均と比較して低いものの、他の指標は概ね良好な数値を示している。しかしながら、実態は一般会計からの繰入により経営が維持されている状況であり、使用料収入で維持管理費程度しか賄えていない状況である。また、今後、施設の改築更新等の本格化により多額の経費が必要と見込まれ、経営環境はさらに厳しくなるものと予想される。こうした状況を踏まえ、安定的な事業運営に向けた経営基盤強化と財政マネジメント向上のため、下水道施設統廃合計画に基づく施設運営の効率化や使用料の改定など、収入・支出の両面からの取り組みを引き続き進めていく。 |
出典:
経営比較分析表
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