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地方財政ダッシュボード

愛知県扶桑町の財政状況(2019年度)

🏠扶桑町

地方公営企業の一覧

公共下水道


収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2019年度)

財政力指数の分析欄

昨年と同水準である。全国平均より0.34ポイント高い水準であるが、愛知県平均より0.11ポイント下回っている。平成25年度以降おおむね横ばいで推移しているが、法人税収入が大手法人数社の業績に左右される税収構造となっており安定した状態とは言えない。今後は企業誘致等により安定した税収構造にしていくよう努めていく。

経常収支比率の分析欄

法人税収入が増加したため地方税収が前年度比で7.0ポイント増加したことにより4.4ポイント増加している。全国平均より6.5ポイント低くなっており、愛知県平均よりも3.5ポイント低くなっている。法人税収入は大手法人数社の業績に左右される税収構造になっているため、今後は企業誘致等により安定した税収構造にしていくとともに、公共施設管理計画に基づく個別計画の策定を契機に施設の統廃合を検討し、維持管理費の抑制を図っていく。また事務事業の見直しを徹底し経常経費の抑制に努めていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

放課後児童クラブ館開設に向けた備品購入費等の物件費の減などで442円減少している。全国平均より32,233円、愛知県平均より26,014円低くなっている。これまでの人件費抑制や集中改革プランによる定員管理、経費抑制の効果といえるが、今後も引き続き人件費抑制、経費抑制に努めていく。

ラスパイレス指数の分析欄

全国市平均よりも2.8ポイント、全国町村平均よりも0.3ポイント下回り、依然として低い水準である。これは、人事院勧告及び国家公務員に準じた制度に基づいた運用をし、総人件費の抑制を図ってきた結果といえる。今後も人事院勧告及び国家公務員に準じた制度に基づいた運用をし、総人件費の抑制を図る。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

全国平均よりも1.59人、愛知県平均よりも1.71人下回っており、これまでの集中改革プランによる定員管理の効果といえる。今後も引き続き定員管理の適正化を図る。

実質公債費比率の分析欄

昨年度より0.1ポイント減少している。全国平均よりも4.6ポイント、愛知県平均よりも3.0ポイント低く、また、早期健全化基準を大きく下回っており、良好な状態であるといえる。今後もできる限り交付税措置のない起債の発行を抑制し、良好な現状を維持していく。

将来負担比率の分析欄

地方債の償還など今後扶桑町が負担すべき将来負担額よりも、それに充当することができる財源(普通交付税の基準財政需要額算入見込額、基金など)の方が上回り、将来負担比率は算定されないため、健全なレベルであるといえる。今後もできる限り交付税措置のない起債の発行を抑制し、良好な現状を維持していく。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2019年度)

人件費の分析欄

昨年度より0.4ポイント減少している。全国平均より3.5ポイント、愛知県平均よりも3.5ポイント低くなっている。今後は職員配置の適正化による時間外勤務手当の抑制や、定員管理の適正化により人件費の削減に努める。

物件費の分析欄

前年度より1.0ポイント減少している。類似団体平均と同水準であるが、全国平均より2.7ポイント、愛知県平均より1.5ポイント上回っている。施設の維持管理費は公共施設の再配置を視野に入れながら、経費の削減に努める。

扶助費の分析欄

昨年度より0.3ポイント減少しているものの、障害者自立支援関連扶助費の増や高齢者の増加などにより、全国平均より2.1ポイント、愛知県平均より3.6ポイント、類似団体平均より1.3ポイント上回っている。高齢者の増加等により扶助費の増大は避けられない状況であるが、健診、予防接種の促進による医療費の抑制や、介護予防施策の推進による扶助費の抑制に努める。

その他の分析欄

昨年度より1.9ポイント減少している。類似団体平均より0.6ポイント、全国平均より0.8ポイント、愛知県平均よりも2.5ポイント上回っている。特別会計への繰出金が多くを占めており、健診、予防接種の促進による医療費の抑制や、介護予防施策の推進により特別会計への繰出金抑制に努める。

補助費等の分析欄

前年より0.4ポイント減少している。類似団体平均より0.2ポイント、全国平均より4.1ポイント、愛知県平均より3.2ポイント上回っている。一部事務組合への負担金が多くを占めており、今後は一部事務組合においても経費削減を要請していくように努める。

公債費の分析欄

犬山富士線整備債の償還完了等により0.4ポイント減少している。全国平均より7.7ポイント、愛知県平均より3.6ポイント、類似団体平均より4.7ポイント低くなっている。今後は多機能児童館建設事業が予定されており、放課後児童クラブ館の償還や、臨時財政対策債の増など償還額の増加が見込まれるが、計画的に基金に積立をするなどして、地方債の発行を抑制していく。

公債費以外の分析欄

前年度より4.0ポイント減少している。類似団体平均より0.3ポイント、全国平均より1.2ポイント、愛知県平均より0.1ポイント上回っている。類似団体平均を上回っている主な要因は、扶助費(+1.3)、補助費等(+0.2)が高いことが要因である。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

歳出決算総額は287,913円となっている。全ての項目について類似団体平均を下回った。総務費は、公共施設建設基金積立金の皆減などにより4,158円の減少となった。民生費は、放課後児童クラブ専用棟建設事業の完了により15,923円の減少となった。衛生費は、尾張北部環境組合負担金の増や環境美化センター工場棟解体基金の新設、広域ごみ処理施設整備基金の積立額の増額を行ったことにより4,858円増加した。教育費は、柏森小学校空調設備整備事業、扶桑町図書館冷暖房設備改修の事業完了などにより減少する一方で、小中学校校舎大規模改造事業の増により876円増加した。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は287,913円となっている。維持補修費、投資及び出資金、貸付金以外のすべての項目について類似団体平均より低い水準となっている。扶助費は、自立支援関連事業費や高齢者の増などにより増加傾向にあり、今後も増加が見込まれるが健診、予防接種の促進による医療費の抑制や、介護予防施策の推進による扶助費の抑制に努める。普通建設事業費は、放課後児童クラブ専用棟整備事業費、雨水貯留施設整備事業費、柏森小学校空調整備費の事業完了等により前年度より17,338円減少した。今後は多機能児童館建設等が予定されているため増加の見込みである。積立金は、環境美化センター工場棟解体基金の新設、広域ごみ処理施設整備基金の積立額の増額を行ったが、公共施設建設基金が皆減したことにより2,700円減少した。繰出金は、下水道事業が公営企業会計に移行したことにより公共下水道事業特別会計繰出金が皆減になったことにより8,558円の減少となったが、下水道事業会計の出資金を支出することとなったため投資及び出資金は5,653円の増となった。

実質収支比率等に係る経年分析(2019年度)

分析欄

令和元年度については法人税収入が増加したことにより税収が大きく増加したため、実質単年度収支は黒字であった。財政調整基金についても取崩を行わなかったため基金残高も増加した。財政調整基金残については、15%~20%程度が適正規模であると認識しているが、今後については大規模な建設事業を予定しているため、減少していくことが見込まれる。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2019年度)

分析欄

令和元年度の連結実質赤字比率は、直近5か年と同様に、全会計において黒字額であり、健全な状況であった。今後も現状程度の黒字額を維持できるよう、引き続き健全な財政運営に努めていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

交付税措置のない起債を極力借入しない方針であるため、元利償還金が増加しても、合わせて算入公債費等も増加していく構造となっている。そのため、分子は低い水準で推移しており、良好な状態といえる。ただし、算入公債費等には都市計画税充当可能額も含まれているため、都市計画事業が増えると都市計画税充当可能額が減少し、分子が増加する可能性がある。今後もできる限り交付税措置のない起債の発行を抑制するとともに、計画的に都市計画事業を進めていく。

将来負担比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

交付税措置のない起債を極力借入しない方針であるため、地方債残高が増加しても、合わせて基準財政需要額算入見込額も増加していく構造となっている。そのため、将来負担額を充当可能財源等が上回っている状況であり、良好であるといえる。今後もできる限り交付税措置のない起債の発行を抑制し、良好な現状を維持していく。

基金残高に係る経年分析(2019年度)

基金全体

(増減理由)財政調整基金は、法人税収の増により取崩しを行わなかったため積立額は増加した。環境美化センター工場棟解体基金を新設し、広域ごみ処理施設整備基金は積立額を増額したため全体としては増額となった。(今後の方針)今後については大規模な建設事業を予定しており、減少していくことが見込まれる。

財政調整基金

(増減理由)法人税収の増により取崩しを行わなかったため基金残高は増加した。(今後の方針)標準財政規模の15%~20%程度を目安にしているが、今後については大規模な建設事業を予定しており、減少していくことが見込まれる。

減債基金

(増減理由)当初充当していた事業債の償還が完了したため、横ばいとなっている。(今後の方針)現時点では、積立、取崩ともに予定をしていないため、横ばいのままと見込まれる。

その他特定目的基金

(基金の使途)広域ごみ処理施設整備基金:広域ごみ処理施設建設役場庁舎及び学校教育施設を除く公共施設建設基金:公共施設の建設及び維持管理地域福祉基金:地域の特性に応じた高齢者等保健福祉施策を推進学校教育施設建設基金:小中学校等の施設整備役場庁舎建設基金:役場庁舎建設環境美化センター工場棟解体基金:環境美化センター工場棟解体(増減理由)広域ごみ処理施設整備基金:広域ごみ処理施設建設のために、毎年110百万円の積立を行っているため。役場庁舎及び学校教育施設を除く公共施設建設基金:令和3・4年度建設予定の多機能児童センター建設財源として取崩を行ったため。地域福祉基金:果実運用型基金のため増減なし。学校教育施設建設基金:小中学校等の整備事業がなかったため増減なし役場庁舎建設基金:役場庁舎建設のために基金を設置したが、優先的に整備の必要がある施設があるため、最近では積立を行ってない。環境美化センター工場棟解体基金:環境美化センター工場棟の解体のために、毎年30百万円の積立を行うため。(今後の方針)広域ごみ処理施設整備基金:引き続き毎年110百万円の積立をおこない、令和4年度より順次取崩をしていく予定である。役場庁舎及び学校教育施設を除く公共施設建設基金:令和3・4年度建設予定の多機能児童センター建設の財源として取崩予定である。地域福祉基金:引き続き果実運用により管理していく。学校教育施設建設基金:小中学校等の大規模改修事業の際に随時取崩をおこなう。役場庁舎建設基金:現時点では建設予定、積立予定額ともに未定である。環境美化センター工場棟解体基金:引き続き毎年30百万円の積立を行い、工場棟の解体時の財源として取崩予定である。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2019年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を少し上回っている。今後も減価償却費以上に建設事業費を捻出することは困難であるため、数値は増加していくことが見込まれる。なお、平成30年、令和元年については整備中につき分析不可。

債務償還比率の分析欄

債務償還比率については類似団体平均値と比べて低くなっている。令和元年度は大手法人1社の好調な業績による法人税収増により単年度では低下したものの、今後は公共施設の老朽化対策を進めていくにあたり、基金の取り崩しや地方債の借入が見込まれるため、債務償還比率は上昇するものと予測される。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

交付税措置のない起債の借入を極力しない方針にて財政運営を行ってきたため、将来負担比率は類似団体内平均値と比較し低水準で推移しているが、有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値を上回っている。今後長寿命化等の公共施設の老朽化対策を進めていくにあたり、基金の取り崩しや地方債の借入が見込まれるため将来負担比率は上昇するものと見込まれる。なお、H30,R1については整備中につき分析不可。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率、実質公債費比率ともに類似団体内平均値と比べかなり低い水準で推移している。これは交付税措置がない起債を極力借入しない方針で財政運営を行ってきた結果であると考えられる。今後は公共施設の老朽化対策を進めていくにあたり、基金の取り崩しや地方債の借入が見込まれるため、将来負担比率、実質公債費比率ともに上昇するものと予測される。

施設類型別ストック情報分析表①(2019年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

類似団体と比較し有形固定資産減価償却率は高い。橋りょうについては橋りょう長寿命化修繕計画に基づき修繕を進めているところである。学校施設については最も古い施設で昭和42年建設となっており、公共施設総合管理計画に基づき長寿命化、統複合化を検討していく。なお、平成30、令和1については整備中につき分析不可。

施設類型別ストック情報分析表②(2019年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

類似団体と比較し、図書館(代表建築年度昭和61年度)、体育館(代表建築年度昭和57年度)、保健センター(代表建築年度昭和54年度)、本庁舎(代表建築年度昭和41年度)の有形固定資産減価償却率が高くなっている。各施設とも公共施設総合管理計画に基づき、長寿命化、統複合化を検討していく。なお、平成30、令和1については整備中につき分析不可。

財務書類に関する情報①(2018年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

平成29年度について、一般会計等においては、資産合計が前年度末から463百万円の減少(△1.2%)となった。事業用資産は柏森小学校体育館屋根改修工事等により134百万円増加したが、減価償却費により494百万円減少するなど349百万円減少となった。またインフラ資産は柏森長畑公園整備工事等により238百万円増加したが、減価償却費により438百万円減少するなど162百万円減少となった。負債合計においては前年度末から76百万円の減少(△0.8%)となった。地方債(1年以内含む)において新規借入を485百万円したが、元金償還を575百万円したため90百万円減となった。国民健康保険特別会計等を加えた全体では、資産合計は前年度末から377百万円の減少(△1.0%)し、負債総額は74百万円減少(△0.8%)した。資産合計は保険税等の長期滞納債権を計上していることにより一般会計等に比べ760百万円多くなっている。負債合計も退職手当引当金を計上しているため51百万円多くなっている。丹羽広域事務組合等を加えた連結では、資産合計が188百万円の減少(△0.4%)となった。負債合計は1,433百万円減少(△14.4%)した。丹羽広域事務組合が所有する土地等に係る資産を計上している等により一般会計等に比べ6,159百万円多くなる。負債合計も地方債等があることから1,151百万円多くなっている。なお、平成30年度については現在作成中のため分析できておりません。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

平成29年度について、一般会計等においては、経常費用は9,008百万円となり前年度とほぼ同額であった。前年度と比較し人件費、物件費等その他の業務費用は減少したが、移転費用において公共下水道事業特別会計繰出金等が増加したことにより106百万円の増加となった。経常収益、臨時損失、臨時利益はおおむね横ばいであり純行政コストは20百万円の減少となった。全体では、一般会計等に比べ国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が5,039百万円多くなり、純行政コストは5,304百万円多くなっている。連結では一般会計等と比べ連結対象等の事業収益を計上し、経常収益が496百万円多くなっている一方、人件費が545百万円多くなっているなど経常費用が9,251百万円多くなり、純行政コストは8,540百万円多くなっている。なお、平成30年度については現在作成中のため分析できておりません。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

平成29年度について、一般会計等において税収等の財源(8,143百万円)が純行政コスト8,582百万円を下回っており本年度差額は△439百万円となり本年度純資産変動額は2百万円の減少となった。公共施設総合管理計画に基づき施設の統廃合等適正な純資産の維持をしていく必要がある。全体では国民健康保険特別会計、介護保険特別会計の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれるため一般会計等と比べ税収等が3,882百万円多くなっており、本年度差額は△353百万円となり純資産残高は前年度から302百万円の減少となった。連結では、愛知県後期高齢者医療広域連合への国県補助金等が財源等に含まれることから一般会計と比べ財源等が8,929百万円多くなっており、本年度差額は△50百万となり、純資産残高は前年度から1,245百万円の増加となった。なお、平成30年度については現在作成中のため分析できておりません。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

平成29年度について、一般会計等においては、業務活動収支は494百万円であったが、公共下水道事業特別会計繰出金等が増加したことにより業務支出が96百万円増加したが、町民税等の税収が増加したことにより業務収入が108百万円増加したので13百万円の増加となった。投資活動収支においては、山名小学校空調整備事業等の減少により237百万円の増加となった。財務活動収支においては、地方債借入が122百万円減少したことなどにより167百万円の減少となった。本年度末資金残高は前年度から14百万円減少し301百万円となった。全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること等から業務活動収支は一般会計等より101百万円多い595百万円となっている。本年度末資金残高は85百万円減少し781百万円となった。なお、平成30年度については現在作成中のため分析できておりません。

財務書類に関する情報②(2018年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

①平成29年度の住民一人当たり資産額については類似団体平均を大きく下回っている。これは、消防事業、ごみ処理事業等を一部事務組合で行っていることが原因であると考えられる。②平成29年度の歳入額対資産比率については類似団体平均を少し下回っている。今後も減価償却費以上に建設事業費を捻出することは困難であるため、数値は減少していくことが見込まれる。③平成29年度の有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を少し上回っている。今後も減価償却費以上に建設事業費を捻出することは困難であるため、数値は増加していくことが見込まれる。なお、平成30年度については現在作成中のため分析できておりません。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

④平成29年度の純資産比率については、類似団体平均をわずかに上回っている。これは公共施設の整備にあたり、基金を積み立てるなど起債に頼らずに整備してきたことによると考えられる。今後も計画的に基金を積み立てることで、起債の借入を抑制していく。⑤平成29年度の将来世代負担比率については、類似団体平均を大きく下回っている。これは当町における地方債残高の大半が臨時財政対策債(特例地方債)であること、公共施設の整備にあたり、基金を積み立てるなど起債に頼らずに整備してきたことによると考えられる。なお、平成30年度については現在作成中のため分析できておりません。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

⑥平成29年度の住民一人当たり行政コストについては、類似団体平均を下回っている。これは、消防事業、ごみ処理事業等を一部事務組合で行っていることでコストが抑制されていることが要因であると考えられる。なお、平成30年度については現在作成中のため分析できておりません。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

⑦平成29年度の住民一人当たり負債額については、類似団体平均を大きく下回っている。これは公共施設の整備にあたり、基金を積み立てるなど起債に頼らずに整備してきたことや、消防事業、ごみ処理事業等を一部事務組合で行っていることによると考えられる。⑧平成29年度の基礎的財政収支については、類似団体平均を大きく上回っている。平成29年度においても、引き続き将来の公共施設整備に向けて公共施設建設基金等への積立を優先したことで、大きく黒字となった。なお、平成30年度については現在作成中のため分析できておりません。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

⑨平成29年度の受益者負担比率については、類似団体平均を下回っている。公共施設総合管理計画に基づき、施設の統廃合を進めるとともに、施設使用料の見直しを行い、受益者負担の適正化に努めていく。なお、平成30年度については現在作成中のため分析できておりません。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,