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地方財政ダッシュボード

秋田県潟上市の財政状況(2013年度)

🏠潟上市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

景気の低迷により減少傾向(平成21年度から3年連続の低下で、0.04ポイント減少)にあり、類似団体平均と比べて下回っている。前年度と比較して市民税・固定資産税は持ち直しつつあるものの、人口減少に加え、財政基盤も弱いため、今後も税収の大幅な伸びは期待出来ない状況であるが、徴収率向上の対策として県地方税滞納整理機構に職員1名を派遣し、歳入の確保に努める。

経常収支比率の分析欄

前年度より1.2ポイント減少し、類似団体平均と比べて下回っている。人件費の占める割合が26.5%と高く、前年度より0.6ポイント減少したが、今後も職員数の削減など行財政改革への取り組みを通じて、人件費の削減に努める。また、公債費の占める割合が13.5%で繰上償還を行うなど公債費の削減に努めた結果、前年度より1.2ポイント減少した。平成26年度以降は合併特例債などの償還に伴い、元利償還金が増加し、比率が上昇することが予想されるため、今後も事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

前年度より1人当たり2,775円減少し、類似団体平均と比べて下回っている。主な要因としては、3年連続で大雪に見舞われた前年度と比較して維持補修費のうち、除排雪委託料が118百万円減少したことなどがある。今後も職員数の減など行政改革への取り組みを通じて、人件費等の削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

国家公務員の給与削減措置が終了したことが、今回の数値の改善に大きく寄与している。市において、国の給料比較はもちろんのこと秋田県人事委員会から発出される勧告も準拠して給与を決定しているため、国や秋田県を上回ることは無いものと考えられる。引き続き、級別の職員数の適正化がきちんとなされているのか、また県内企業との給与の較差が大きく乖離していないかなど総合的に判断して給与を決定する必要があると考えられる。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

平成25年4月1日現在の普通会計の職員数は教育長を除いて2人減の274人となり、結果人口千人あたり職員数は0.11人減となった。人口は減少しているが、相対的にそれ以上に職員数を削減しているため、今回の減となった。平成26年4月1日現在普通会計の職員数については、さらに5人減の269人となり、定員適正化計画が終了を迎える平成27年4月1日現在の全会計職員数については、291人で計画を達成できると思われる。今後については、分庁方式の行政運営から本庁方式へ移行するため、職員の増減を含めてどのように行政運営を進めていくのか再度、定員適正化計画を立てる必要があると考えられる。

実質公債費比率の分析欄

減少傾向にあり、類似団体平均と比べて下回っている。平成17年3月の市町村合併後、投資的経費を抑制し、新規の地方債発行額を抑えてきたほか、収支全体を見ながら繰上償還を行うなど公債費の削減に努めてきた。しかし、平成26年度以降は合併特例債などの償還に伴い、元利償還金が増加し、比率が上昇することが予想されるため、今後も事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。

将来負担比率の分析欄

減少傾向にあり、類似団体平均と比べて下回っている。主な要因としては、地方債の繰上償還による現在高の減少や、職員数の減により退職手当負担見込額が減少したこと、また、財政調整基金の積立により充当可能基金が増加したことなどがある。前年度と比較して職員数は5名減、財政調整基金は312百万円の積み増しを行い、平成25年度末残高は1,935百万円となった。しかし、地方債の現在高は、合併特例債などを活用した大規模な建設事業が平成25~26年度に集中していることから、前年度と比較して発行額が1,860百万円増えており、比率が上昇することが予想されるため、今後も事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

行政改革への取り組みにより、職員数は5名減となり、前年度より比率が0.6ポイント減少となった。しかし、類似団体平均と比べて上回っており、主な要因としては市長・市議会議員選挙等により、前年度と比較して時間外勤務手当が17百万円増えたことが挙げられる。今後も職員数の削減など行政改革への取り組みを通じて、人件費の削減に努める。

物件費の分析欄

横ばいで推移しており、類似団体平均とほぼ同数値となっている。前年度と比較して消防団員の費用弁償が1,000千円減っている。主な要因としては、3年連続で大雪に見舞われた前年度と比較して消防水利を維持管理するための経費が減少したことなどがある。施設の管理については引き続き指定管理者制度を導入するなど、今後も経費の削減に努める。

扶助費の分析欄

灯油価格の高騰により、所得の低い高齢者世帯等を対象とした福祉灯油購入費助成事業11百万円を実施したことにより、比率が0.3ポイント増加となった。また、前年度と比較して生活保護費が26百万円、福祉医療費が8百万円、介護・訓練等給付事業費が4百万円増えたことも要因として挙げられる。上昇傾向に歯止めをかけるため、資格審査等の適正化や適切な支出に努める。

その他の分析欄

前年度より0.5ポイント増加し、類似団体平均と比べて上回っている。高齢化により、前年度と比較して介護保険事業会計への繰出金が23百万円、後期高齢者医療事業会計への繰出金が21百万円増えたことが要因として挙げられる。今後も高齢化により、繰出金の増加は避けられない状況にあるが、介護予防事業等を行い、伸び率の抑制に努める。

補助費等の分析欄

横ばいで推移しており、類似団体平均とほぼ同数値となっている。前年度と比較して育英会補助金が100百万円減っている。補助金については適時、事業の見直しを行い、交付にあたっては審査等の適正化や適切な支出に努める。

公債費の分析欄

減少傾向にあり、類似団体平均と比べて下回っている。その理由としては平成17年3月の市町村合併後、投資的経費を抑制し、新規の地方債発行額を抑えてきたほか、収支全体を見ながら繰上償還を行うなど公債費の削減に努めてきたことによる。しかし、平成26年度以降は合併特例債などの償還に伴い、元利償還金が増加し、比率が上昇することが予想されるため、今後も事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。

公債費以外の分析欄

前年度と同数となったが、類似団体平均と比べて上回っている。前年度より生活保護費等の増により扶助費が0.3ポイント、介護保険事業会計への繰出金の増により繰出金が0.2ポイント増加となったが、人件費が0.6ポイント減少し、同数となった。しかし、人件費や繰出金が類似団体平均と比べて上回っており、今後も職員数の削減など行政改革への取り組みを通じて、人件費の削減に努めるとともに、事業の選別、事務の効率化により、経常経費の抑制に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

・財政調整基金は今後の収支バランスを確保するうえでの貴重な財源ととらえており、平成25年度は312百万円の積み増しを行い、平成25年度末残高は1,935百万円となった。今後も余裕財源があれば積み増しを計画しているが、難しくなることが予想される。・実質収支額は例年400百万円以上で推移しているが、平成25年度は平成17年3月の市町村合併後、過去最大の予算総額なったことから前年度より157百万円増加し、658百万円となった。・実質単年度収支は平成21年度まで2%を切っていたが、財政調整基金の積立や地方債の繰上償還の実施により伸びた。平成25年度は基金の積立を行ったが、繰上償還を実施するには至らなかった。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

・連結実質赤字比率はなく、各会計とも平成25年度においても、すべて黒字となっている。引き続きこの状態を維持できるように健全な財政運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

・実質公債費比率は9.2%で、投資的経費を抑制し、新規の地方債発行額を抑えてきたほか、収支全体を見ながら繰上償還を行うなど公債費の削減に努めてきており、平成17年3月の市町村合併後の平成17年度決算と比べ10.4ポイントの減となった。しかし、平成26年度以降は合併特例債などの償還に伴い元利償還金が増加し、比率が上昇することが予想されるため、今後も事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

・将来負担額においては、下水道に係る事業の減少に伴う公営企業債等繰入見込額と、職員数の減に伴う退職手当負担見込額が年々減少している。しかし、合併特例債などを活用した大規模な建設事業が平成25~26年度に集中しており、前年度と比較して地方債の発行額が1,860百万円増え、一般会計等に係る地方債の現在高が平成25年度において増加に転じた。・充当可能財源等は、充当可能基金が年々増加しており、財政調整基金は平成25年度は312百万円の積み増しを行い、平成25年度末残高は1,935百万円となった。・将来負担比率の分子は、前年度と比較して将来負担額が増加したが、充当可能財源等も増加したことから減少している。・今後も行政改革を進め、財政の健全化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,