経営の健全性・効率性について
処理場は西部地区農業集落排水事業と同施設で処理を行っているが、施設運営に多額の費用を要しており、料金収入のみでの経営が出来ない状況となっている。経費回収率や水洗化率は高い水準ではあるが、今後の新規接続が多くは見込めないため、料金等の見直しについて検討する必要がある。人口減少がそのまま料金収入減に直結しているため、料金の値上げを行う前に安価で代用できるものがあれば進んで取り組み、コスト削減に努める。
老朽化の状況について
管渠整備開始してから約20年経過となるため、施設等に修繕する費用がかかってきている。現在は単独費にて行っているが、平成26年度に機能診断及び最適整備構想を行っており、その構想を基に平成30年度より施設の更新事業を計画し、機器の更新等に取り組む予定である。
全体総括
施設運営費に多大な金額を要しており、料金収入だけでは賄えない部分がある。コストカットや料金値上げの検討を図り、今後の更新事業に少しでも充てられるよう検討し直す必要がある。