地方独立行政法人下関市立市民病院:下関市立市民病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2017年度)

地域において担っている役割

下関医療圏において、急性期医療を担う下関地域の中核病院の一つとして、地域の医療機関及び下関市と連携し、地域医療はもとより市民のニーズに応じた救急医療及び高度医療等を提供し、市民の健康の維持及び増進に寄与している。

経営の健全性・効率性について

累積欠損金もなく、経常収支比率は100%を超えることができている。医業収支比率も類似病院平均値を上回っている。収益面においては入院患者及び外来患者1人1日当たり収益は増加しており、どちらも類似病院平均値を上回っている。病床利用率は休床している病床があり類似病院平均値を下回っている。昨年度は紹介患者数の増加により改善されたが、今後も引き続き取り組まなければならない課題である。一方費用面では、職員給与費対医業収益比率及び材料費対医業収益比率はいずれも類似病院平均値を下回っており、収益・費用どちらの面からも健全な経営ができていると考えている。

老朽化の状況について

病院本館は建築後29年を経過し、施設内の問題に対応するために院内各所で改修工事を行ったことにより、有形固定資産減価償却率は微増にとどまった。器械備品減価償却率においては、電子カルテ等の病院情報システム機器一式を平成29年度に更新したことから前年度より減少している。今後も引き続き、院内改修・医療機器等において計画的に整備・更新していく。

全体総括

独法化後初めて2年連続で黒字を計上することができた。今後も下関医療圏の地域医療支援病院として地域の医療機関との連携強化を図りつつ、さらに徹底した経費削減と収入増による収支の改善に努め、安定した健全経営を図っていく。また、地域医療構想調整会議の中間報告で示された基幹病院に参画することとした第2期中期目標の変更を受け、引き続き下関市と連携して地域医療構想の推進に努めるとともに、市民病院としての役割を果たし、高度で良質な医療の提供を維持するためにも医師をはじめ看護師、コメディカル等の確保に努めていく。

類似団体【2】

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