経営の健全性・効率性について
浦郷地区は平成13年度に、また美田地区は平成22年度に供用開始し、平成27年度末で事業完了し全町的な汚水処理体制が整った。浦郷地区の接続率87.1%と比較的高いが、美田地区は32.2%と供用開始から間もないことから低調であり平成23年度から加入分担金の分割納付ができるように制度改正して加入促進を奨励している。平成28年度から浦郷地区漁業集落排水施設の長寿命化計画を策定し順次改修を行っていく予定をしている。企業債残高のピークは超えており、企業債残高対事業規模比率は減少していく見込みとなっている。
老朽化の状況について
平成27年度末で全町的な汚水処理体制が整った。これまで浦郷地区の施設は大規模な修繕は行わず小修繕等で対応してきた。平成28年度末には浦郷地区の長寿命化計画を策定し、平成29年度から計画的に更新を行っていく予定としている。また、企業債残高事業規模比率は平成27年度までは減少していたが、営業収益が増える見込みがないので、今後企業債残高が増えないように老朽化対策を講じていく。
全体総括
美田地区の接続率が低いためさらなる加入促進で料金収入を確保し、浦郷地区の長寿命化計画を策定し処理場の機器更新等を順次行っていく。