経営の健全性・効率性について
処理場及びポンプ場の管理運営は、外部委託を行い歳出削減に努めている。しかし、管渠整備もほぼ終了しており、今後、⑧水洗化率の向上を目指すものの有収水量の大幅な増加を見込むことはできない。一方、供用開始後から使用料の改定(消費税率の改定分を除く。)を行っておらず、⑤経費回収率は類似団体平均値を上回っているものの過去5か年が①収益的収支率が100%を下回る結果となっており、一般会計からの基準外繰出金がなければ収支は赤字となっている。
老朽化の状況について
平成14年1月供用開始のため、比較的新しい管渠が多いことから、現在のところ管渠の更新需要は小さいが、今後の老朽化に伴い、修繕費用や改築費用の増加が見込まれる。
全体総括
平成14年1月供用開始のため、比較的新しい管渠が多いが、処理場の機械・電気設備は老朽化が進んでおり、今後、計画的な更新工事が必要となっている。管理運営にあったては、多額の一般会計繰出金により運営を行っている状況にあるため、今後も経営の効率化を進め、適正な管理・運営に努めていく。また、現在包括的民間委託の導入を進めている。