経営の状況について
収益的収支比率は100%を上回り、収支は黒字である。営業収支比率においても100%を上回り、営業収支は黒字である。昨年度と比較すると、収益的収支比率、営業収支比率ともに約3.3倍となっている。これは降水量の増加に伴い、料金収入が増加したことによるものである。供給原価は平均値の約0.4倍であり、昨年度の約1.4倍の数値から改善され、効率的な売電ができているといえる。EBITDAは前年度の約4.2倍となり、収益性が改善された。これらのことから、経営の健全性は確保されている。
経営のリスクについて
設備利用率は60.0%で、発電型式別設備利用率の平均値である54.1%を上回っており、前年度と比較して約1.4倍となっている。これは降水量の増加に伴い、年間発電電力量が増加したことによるものである。修繕費比率は7.2%であるが、維持管理費として使用したものであり、発電所施設の老朽化による修繕ではない。
全体総括
現状において全ての数値が改善しており経営の健全性は確保されている。また、令和2年度に策定された経営戦略により、更に効率的な発電を行う。