経営の健全性・効率性について
○経常収支比率について、本市は105.45%となっているが、使用料収入以外の一般会計補助金が経常収益の約52%を占めているため、今後も個別訪問等により水洗化率を図り、使用料収入の増加に努める。○流動比率は、100%以上であることが必要されているが、本市は110.83%となっている。○汚水処理原価は、類似団体376.40に対し、本市は409.54となっており、今後も引き続き経費削減により経営改善に努める。〇水洗化率は87.25%と類似団体79.99%に比べて上回っているが、人口減少により使用料収入の減少が見込まれるため、今後も水洗化率の向上に努める。
老朽化の状況について
○有形固定資産減価償却率は10.02%と類似団体30.22%に比べて下回っている。これは保有資産の減価償却がどの程度進んでいるかを示しているもので、本市の場合は老朽化は進んでいないと考えている。○管渠改善率について、本市は耐用年数を経過した管渠はないため、管渠改善率は0.0%となっている。
全体総括
○本市の漁業集落排水事業は、経営の健全性・効率性に関する指標は、類似団体とほぼ平均的な数値であるが、漁業集落排水整備事業が概成していることを踏まえると、水洗化率が低い状況にある。今後は経営戦略に基づき個別訪問等により水洗化率の向上を図り、使用料収入の増加に努める。