経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率は99.1%となり、100%を下回りました。一般会計の基準外繰入により収支均衡を保っています。④企業債残高の残額すべて基準内繰入対象債となり、特別会計での実質的負担は0です。⑤⑥経費回収率は前年比4.99%減の62.43%、汚水処理残高は前年を5.9%上回り259.65円となりました。これは、管理委託料の増加等維持管理費は増加した一方、使用料収入は前年比で減収となってしまったためです。⑦施設利用率も前年比で横ばいです。⑧水洗化率は供用区域内の人口減少などにより、1.29%の減となりました。
老朽化の状況について
③管渠改善率は0%で、直ちに修復すべき老朽箇所はありません。2019年度には機能診断を行い、長寿命化対策を行う見込みとなっております。機能診断の状況によっては更新投資が必要となると思われます。
全体総括
今後も厳しい経営が予想されます。一般会計の繰入金に依存する事業構造となっており、営業収益(使用料)の不足分を基準外繰入金として他会計からの営業補助していただく形で収支均衡を保っています。人口減少、接続率低迷による使用料の低迷は、今後も続く見込みで、維持管理費を賄える状況にありません。効率的運営を行い、処理原価の低減と経費回収率の改善を図っていけるよう努力していきます。