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財政力指数の分析欄地方公共団体の財政力を示す指標である財政力指数は、自主財源で円滑に行政運営を遂行できるとされる1.0の水準に近い0.9以上を継続的に保持しており、類似団体平均よりも高い水準を維持している。これは、人口や事業所が増加しているため、自主財源である税収が伸びていることに起因している。しかしながら、税収に占める企業からの固定資産税(償却資産)の割合が大きいため、不況下での税収の落ち込みに備える必要がある。また、行政運営に必要な経費も人口等の伸びに応じて増加しているため、今後も積極的に自主財源の確保に取り組む必要がある。 | 経常収支比率の分析欄経常収支比率は、分母である「経常一般財源等」で臨時財政対策債が大きく増加したため、比率は前年度よりも減少している。類似団体と比較すると、平均よりも低い水準を維持できているが、財政構造の改善を今後も図る必要がある。物件費や人件費の抑制を行うなど、行政改革を通じて適正水準の維持をしていけるように努める必要がある。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄行政改革を通じて、経費の削減に努めているため類似団体よりも低い水準を維持し続けている。今後も適正水準を維持していけるように経費節減に努めていく。 | ラスパイレス指数の分析欄平成27年4月1日現在の指数は、熊本県及び県内市町村との均衡を図るため、県人事委員会勧告に準じた給与改定を行った。このため、指数は全国町村平均より高くなっている。平成28年度からは国に準じて給与の総合的見直しを実施し、給与の適正化に努めていく。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄人口が増加している中で、職員数の増員を抑制しているため、類似団体平均よりも低い水準を維持している。今後も質の高い行政サービスを維持していくための配慮を行いながら、組織の見直しも含めた適正な定員管理を行っていく。 | 実質公債費比率の分析欄実質公債費比率は、類似団体と比べると高い水準にあるが、昨年度よりも1.1ポイント改善している。実質公債費率は3か年平均でみるため平成26年度の比率が平成23年度の比率よりも低かったため低下している。しかしながら、単年度ごとに比較すると、分子の公債費相当額が増加し、分母の標準税収入額が減少しているため昨年度よりも比率は増加している。(参考)平成23年度12.4%平成24年度10.8%平成25年度8.1%平成26年度8.8%3ヵ年平均9.3% | 将来負担比率の分析欄将来負担比率を昨年度と比較すると、町の借金である地方債現在高が増加しているが、町の預金である基金も増加しているため結果的に将来への負担は微増で抑えることができている。近年、町民センターや公園の新設、小中学校の改修・増築など公共施設に係る大型事業を行っているため必然的に増加傾向となる。今後も町の事業内容の適正管理、地方債残高や基金残高の適正運営を行うなどして過度な将来負担を増やさないように努めていく。 |
人件費の分析欄類似団体と比較すると、依然として低い水準を維持できている。これは給与構造改革への取り組みや賃金職員の活用などにより人件費を抑制したためである。今後も人口増加に対応しながら人件費の抑制に努めていく。 | 物件費の分析欄依然として類似団体よりも高い水準にある要因としては、町立保育所8園、小学校6校・中学校2校に臨時職員を多く配置しているためである。また、人口の増加やサービスの拡充により予防接種や健康診査の委託料等の経費が増加している。今後は住民サービスの充実と経費のバランスを保ちながら、適正な財政運営を行うための経費見直し等を図り、平均水準に近づけていけるように努める必要がある。 | 扶助費の分析欄人口増加や制度拡充により扶助費は増加傾向にあり、前年度に引き続き児童手当が大きな割合を占めている。また、待機児童解消のための私立保育所新設に係る経費や障害者自立支援法に基づく事業費も増加している。今後は、住民サービスの充実と経費のバランスを図りながら、、財政を圧迫しないような財政運営を心がける。 | その他の分析欄その他に係る経常収支比率については、近年経費削減等を図ることにより平均水準を下回ることができている。今後も適正な財政運営の維持に努める必要がある。 | 補助費等の分析欄前年度と比較をすると、指標は改善しているが支出額は増えている。今後も経常的な補助費等の見直しを行い、類似団体の平均を超えないように努める。 | 公債費の分析欄公債費の比率は改善傾向にあるが、近年実施している小・中学校の耐震化や増築、公園や町民センターの整備など大型事業に伴う元金償還が開始されているため公債費に係る経費が今後も増加していくことが見込まれる。適正な事業執行を行いながら計画的な償還額の平準化に努める必要がある。 | 公債費以外の分析欄公債費以外の経常収支比率は平均よりも低い水準となっている。主な要因としては、分母となる経常一般財源における地方税等が前年度より微減ながらも依然として高い水準を維持できているためである。しかしながら、経常経費充当一般財源等は増加傾向にあるため今後も経費の見直しや改善を図りながら適正な財政運営に努める必要がある。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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