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地方財政ダッシュボード

愛媛県東温市の財政状況(2014年度)

🏠東温市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2014年度)

財政力指数の分析欄

平成16年9月の2町合併により財政基盤の強化が図れ、類似団体平均を0.09、全国平均を0.01上回っている。近年は、ほぼ横ばいの状況で推移しているが、今後は少子高齢化の進行や社会保障関連経費の増加が見込まれることから、実施事業における優先度の見極めやスクラップアンドビルドの徹底により、効率的な行政運営を図る。あわせて企業誘致の推進や中小企業振興施策の充実、また市税を中心とした債権管理の強化を図るなど、自主財源の適正確保に努める。

経常収支比率の分析欄

障害者福祉費(自立支援給付等)の増加による扶助費の伸び(対前年度費10.5%)の影響もあり、近年は増加傾向にあるが、平成26年度は類似団体平均を1.4%、全国平均を2.6%下回った。公債費については、過去の借入に対する償還が順調に進んでいるため、対前年度比1.7%の減少となったが、扶助費以外にも物件費が4.9%、維持補修費が11.1%など、経常経費の増加が見られるため、今後は行政改革への取組みなどを通じ、より一層の歳出削減に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均を20,451円下回っているが、全国平均を11,724円上回っている。今後も防災・減災対策や公共施設の老朽化対策など、将来的に多額の財源が必要となってくることが予想されるため、すべての事務事業の見直しを行い、費用対効果を含めた歳出削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

国家公務員における2年間の時限的な給与減額措置(7.8%)の影響もあり、平成23年度及び平成24年度については平成22年度以前と比較して高い指数となっていたが、平成25年度以降は従来の水準へと下がり、平成26年度は類似団体平均を3.7%、全国平均を5.4%下回る状況となった。職員数や給与水準については、以前から類似団体と比較しても低い水準で推移しており、今後も国や県の給与に準じた適正な給与制度の運用を継続する。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

人口千人当たりの職員数については、合併以前から一般行政職における新規採用の抑制を図ってきたところであるが、平成26年度は類似団体平均を0.04人上回る水準となっている。多様化する住民ニーズに応え、かつ質の高いサービスを継続していくためには、恒常的に職員数を削減し続けていくことにも限界があることから、臨時職員等による対応も含めて適正な定員管理を継続することとし、あわせて将来に亘って職員の年齢構成等に歪みが生じないよう採用者の平準化を図る。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率については、これまで交付税措置のない地方債発行を抑制してきたことから、平成22年度以降は低下傾向にあり、平成26年度は対前年度比0.7%の比率改善が見られた。しかし、現在、上下水道事業に係る施設整備を継続して進めていることから、一般会計からの繰出金を充てている公営企業債の償還額(準元利償還金)増加の影響により、比率の改善幅が縮小され、類似団体平均と比較して1.4%上回る結果となった。

将来負担比率の分析欄

将来負担比率の主な減少要因としては、公営企業債残高の減による公営企業債等繰入見込額の減少や経年による債務負担行為額等の減少、また主に財政調整基金の積立てによる充当可能基金の増加や臨時財政対策債、合併特例債の増加による基準財政需要額算入見込額の増加が挙げられる。しかし、類似団体平均を11.8%、全国平均を26.8%上回る結果となっており、引き続き交付税措置のない地方債の発行抑制や公営企業への繰出しの縮小なども含めて比率の改善に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2014年度)

人件費の分析欄

人件費にかかる経常収支比率については、類似団体平均を0.2%、全国平均を0.2%下回っている。主な要因としては、職員数や給与水準が類似団体と比較して低いことが挙げられるが、平成26年度は共済組合負担金率や勤勉手当支給割合の引上げ等による影響もあり、対前年度比で0.5%増加している。今後も国や県の給与に準じた適正な給与制度による運営を行い、人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

類似団体平均を3.1%、全国平均を1.5%上回っている。その主な要因として、保育所や幼稚園に係る臨時職員賃金、また、予防接種等委託や国土調査に係る地籍測量委託等の増加が挙げられる。平成22年度以降の傾向としては、15.0%前後を横ばい状態で推移しているが、保育所の受入れ児童の低年齢化や共働き世帯の増加により、今後も臨時職員賃金の増加が予想される。

扶助費の分析欄

類似団体平均を0.8%上回り、全国平均を2.9%下回っている。平成25年4月には障害者総合支援法が施行され、制度内容も広く浸透してきたことから、近年は障害者福祉費(主に自立支援給付等)に要する費用の増加が著しく、扶助費が年々増加傾向にある。なお、平成26年度については臨時福祉給付金や子育て世帯臨時特例給付金事業の実施も影響し、対前年度比0.2%の増加となっている。

その他の分析欄

類似団体平均を3.2%、全国平均を4.7%上回り、対前年度比0.2%の増加となっているが、その主な要因として介護保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計等に対する繰出金の増加が挙げられる。将来的に財政状況の悪化を招くことのないように、保険料の適正化を図るなど普通会計の財政負担軽減に努める。

補助費等の分析欄

類似団体平均を5.2%、全国平均を4.1%下回っているが、平成22年度以降は6.0%前後の横ばい状態で推移している。平成23年度については東日本大震災に伴う消防団員等公務災害補償負担金の追加負担、平成24年度には市長、市議会議員選挙の実施、また生活交通バス路線運行助成の増額の影響により若干増となったが、平成25年度は水道事業会計への負担金(消火栓の新設改良・維持管理)等の減少もあり若干減少に転じ、平成26年度も同水準となった。

公債費の分析欄

近年は、新市建設計画に基づく合併特例事業や防災・減災事業の実施などにより、一部元利償還金の増加する要因があるものの、過去の借入に対する償還が順調に進捗しており、類似団体平均を3.1%、全国平均を1.6%下回る水準で推移している。なお、平成22年度以降、比率は低下傾向にあることから、今後も事業の必要性を精査し、交付税措置のない新規の地方債については発行抑制に努める。

公債費以外の分析欄

公債費を除いた経常収支比率は、類似団体平均を1.7%上回っているが、全国平均を1.0%下回り、対前年度比1.9%の増加となっている。平成23年度以降は障害者福祉費に係る扶助費の増加により、比率が年々高くなっていく傾向にあり、その他の要因として人件費や物件費等の増加が影響している。

実質収支比率等に係る経年分析(2014年度)

分析欄

財政調整基金については、H23年度に学校施設改築事業等の財源として5億円の取崩しを行ったことにより一時的に落ち込んだが、その後順調な積戻しが図れた結果、H26年度末には基金残高は38.9億円となり、標準財政規模比は43.27%まで増加した。実質単年度収支については、対前年度比2.84%の減少となった。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2014年度)

分析欄

この比率は、標準財政規模に対する各会計の実質収支額又は資金剰余額の比率を示したものであるが、水道事業会計、一般会計、その他7特別会計を含めた全会計において黒字比率となっており、赤字額は発生していない。このうち水道事業会計においては、未払金などの流動負債に比べて、現金預金や未収金などの流動資産が17.5億円多い状況となっており、標準財政規模に対する比率もH26年度で24.00%と、棒グラフにおいて最も大きな割合を占めている。次いで、2番目に多いのが一般会計の実質収支黒字額6.4億円であり、標準財政規模に対する比率は7.07%となっている。

実質公債費比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

一般会計の元利償還金については、新市建設計画掲載事業に係る合併特例事業債や臨時財政対策債など、一部償還額が増額しているものもあるが、全体として過去の借入に対する償還が順調に進捗していることから、年々減少傾向にあり、H25年度に比べて27百万円の減少となった。公営企業債の元利償還金に対する繰入金について、上下水道の施設整備の継続実施に伴い増加傾向となっており、H22年度と比較するとH26年度では59百万円増加している。算入公債費等については、合併特例事業債や臨時財政対策債に係る地方債発行の増加に伴い、基準財政需要額への算入が増加している。

将来負担比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

一般会計の地方債残高については近年減少傾向にあったが、H25年度以降、消防救急デジタル無線施設整備事業、はしご車整備事業、防災行政無線周波数統合事業など防災力強化を目的とした事業の集中的な実施、また子育て環境の充実を図るための児童館建設事業の実施などにより、H26年度末では142.8億円まで増加した。原則として、交付税措置のない新規の地方債発行は継続して抑制を図っているが、今後も学校施設の耐震化事業や老朽改修事業、また新市建設計画に基づく合併特例事業など、地方債残高の増加要因が見込まれる。充当可能基金については、H23年度に学校施設改築事業等の財源として5億円の取崩しを行ったことにより一時的に落ち込んだが、その後、順調に積戻しを行いH26年度末には6,301百万円となり、H25年度に比べて146百万円の増加となった。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,