地方財政ダッシュボード

山梨県道志村の財政状況(最新・2024年度)

収録データの年度

2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度2013年度2012年度2011年度2010年度

共有

主要図表 Excel版

図表ブックをダウンロード

道志村の主要財政図表を、Excelブックとしてまとめています。

対象年度2024年度

出典: 総務省「財政状況資料集」,「統一的な基準による財務書類に関する情報」,
作成:澁谷英樹「地方財政ダッシュボード」.

地域の概況

人口の推移
歳入・歳出・形式収支の推移

普通会計の構造(2024年度)

目的別歳出

総額24.7億円

性質別歳出

総額24.7億円

歳入の内訳

総額26.1億円

財政比較分析表(2024年度)

財政力

前年度と比較すると、基準財政需要額・収入額のどちらも増加傾向となったが、3年間平均の財政力指数に関しては0.15と変動がない形となった。人口減少や全国平均を上回る高齢化率(R6.3月末42.2%)に加え、村内に中心となる産業がないこと等により、財政基盤が弱く、類似団体平均値を下回る状況で推移している。投資的経費の抑制や物件費歳出の徹底的な見直し(3年間で5%の縮減)を実施するとともに、税収の徴収率対策(徴収目標:現年度分99%、過年度分30%)や、物価高騰に伴う各種使用料等の見直し等の歳入を確保する取組を通じて財政基盤の強化に努める。

財政力指数

財政構造の弾力性

令和2年度から開始した新庁舎建設に係る各種事業が令和5年度で完了したことや子育て支援パッケージ事業の創設、買い物環境整備事業等といった新規事業の実施に伴い、昨年度と比較すると経常収支比率は減少となったが、類似団体平均値よりも高い値となっている。主な要因となっている公債費については、令和2年度をピークに減少に転じている一方で、新庁舎整備事業や村民会館建設事業費に伴う起債の借入も始まっているため、年間新規発行上限2億円を目標に起債借入額の抑制を図る。また、人事院勧告による人件費の増加や、物価高騰による施設管理委託費の増額などにより経常経費は一層増加していくと想定されるため、より一層歳出削減に取り組み、財政に弾力性を持たせていく。

経常収支比率

人件費・物件費等の状況

平成26年度以降は類似団体平均値を上回りつつ、同水準で推移してきたが、令和6年度は大幅に類似団体平均値を上回り、昨年度と比較して98,303円の増額となった。増額となった大きな要因は人事院勧告に伴う給与、期末・勤勉手当の増額によるものである。人件費については、きめ細かな教育環境確保のための村単教員の配置や保育料無償化に係る保育士確保が大きな要因となっており、物件費に関しても令和6年度から開始された子育て支援パッケージ事業による保育所・小・中学校の無償化に係る費用や、物価高騰に伴う公共施設の民間委託料の増額や庁内システム等の使用料増が主な要因となった。また、類似団体と比較すると公共施設の保有量が大きいため、物件費が高止まりしており、公共施設総合管理計画に基づく施設管理を徹底する等のコスト削減を一層進めていく必要がある。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額

給与水準(国との比較)

ラスパイレス指数については、平成27年度からは同水準で推移していたが、令和3年度・令和4年度には、階層変動や職種変動により、類似団体平均値を2.5ポイント上回った状態で推移していた。令和5年度には類似団体と同水準となり、令和6年度には類似団体平均値を少し上回った形となった。今後も国及び県の動向などを踏まえ、給与の適正化に努める。

ラスパイレス指数

定員管理の状況

平成28年度に策定した道志村定員管理計画に基づき、平成29年度を初年度として令和8年当初までの10年間で1名の削減を目標としている。類似団体平均値と概ね同水準で推移している。

人口1,000人当たり職員数

公債費負担の状況

平成27年度までは類似団体平均値を下回っていたが、類似団体平均値が減少している中、大規模事業の実施による起債額の増加により、公債費比率が上昇傾向となっている。令和6年度でピークを迎え、令和10年度前後までは減少に転じる見込みだが、令和4年度から令和7年度に平均より増となった起債元利償還の開始や、利率が大幅に増加傾向ににあるため、実質公債費比率は再度増加していくことが想定される。財政計画に基づき、地方債発行額2億円の上限枠設定などに取り組み、公債費比率の抑制に努める。

実質公債費比率

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)

人件費

人件費については、山梨県平均よりも0.4ポイント、類似団体平均値よりも1.0ポイント高くなっている。これらは、学習環境の向上や障害児等への対応ができる環境づくりのため村単教員を配置していること、保育所、給食センター等を直営で運営しているため、職員数が類似団体と比べて多くなっていることが主な要因である。

経常収支比率(人件費)

物件費

スクールバスの民間委託を行っていることにより、類似団体や県・全国平均と比較して、高い値で推移していたが、徐々に差が縮まり、令和5年度にはその差は0.1ポイントとなっている。しかしながら近年の物価高騰の影響により、物件費は上昇傾向となったため令和6年度は17.3%と類似団体平均よりも1.1%、山梨県平均よりも3.4%の増加となった。本村は類似団体と比べ、公共施設保有量も大きいため、公共施設総合管理計画に基づいて公共施設の集約や廃止を検討し、さらなるコスト削減に努める。

経常収支比率(物件費)

扶助費

扶助費に係る経常収支比率は類似団体、全国平均、山梨県平均と比べてみてもかなり低い水準で推移していることが分かる。これらは、被扶助者が少ないこと、医療施設や介護サービス施設等が少ないことが要因であるとともに、サービス水準の低さも要因であると考えられる。令和6年度から新規事業として、子育て支援に重点を置いた施策を開始したため、児童福祉に係る決算額は増額傾向となったが、一方で新型コロナウイルス感染症対策に係る扶助費や物価高騰に起因する臨時的な事業の減により社会福祉に係る扶助費が減少したため、昨年度と同水準となった。

経常収支比率(扶助費)

その他

その他に係る経常比率が低いのは、過去からの特別会計等の経常経費の削減により繰出金の抑制を行ったためである。診療所会計は、医師の診療体制の見直しを行ったことにより、繰出金は前年度から増加している。診療収入の減少が繰出金の増につながる要因のため、運営の適正化を図る必要がある。簡易水道については、老朽化した施設修繕等に今後も多額な費用が見込まれているため、計画的な老朽化対策を行うとともに、料金体系についても見直しを図っていく必要がある。

経常収支比率(その他)

補助費等

補助費等については、類似団体、山梨県平均を下回っている。これは、各種団体等への補助金において、経費等の見直しを強く求めた効果が表れたものであり、今後も引き続き補助金を交付するに値する事業を行っているかなど明確な基準を設け、不適切な補助金は見直し・廃止を行う方針である。一方、令和6年度から始まった「子育て世帯完全無償化」に伴い、補助費等に係る費用はさらに増加する見込みである。

経常収支比率(補助費等)

公債費

平成20年頃の大型整備事業の実施に加え、平成27年度に実施された小中学校整備事業により地方債現在高が増加した影響で、地方債の元利償還金が膨らんでおり、公営企業債の元利償還金に対する繰出金などの準元利償還金を含めたベースで類似団体平均を8.5%上回る結果となっている。公債費は令和2年度をピークに25.0%前後で推移していくと見込んでいるが、今後、令和2年度から令和8年度に実施される新庁舎建設や公民館建設等大型事業の元利償還を控えているため、引き続き非常に厳しい財政運営となることが予想される。そのため、地方債の新規発行が年間2億円を超えないように、普通建設事業費を抑制することとしている。

経常収支比率(公債費)

公債費以外

公債費の経常収支比率の水準が高いため、公債費以外の経常収支比率の水準は類似団体・全国・山梨県平均を下回って推移しているが、全体の経常収支比率は令和1年度、令和2年度と90%を超える高い水準であった。令和3年及び4年度は、新型コロナウイルスの影響による経常的な事業の中止・大幅な縮小、臨時交付金を充当した各種事業やワクチン接種など臨時的な事業が中心となり、令和5年度は庁舎の建設の完了、令和6年度は子育て支援パッケージ事業の創設や買い物環境整備事業等の実施等により経常収支比率を下げている。また、基金への積立額が大きいのも要因である。財政に弾力性を持たせるため、全ての事務事業の優先度を厳しく点検し、経常経費の削減を行い、経常収支比率85%以内を目指す。

経常収支比率(公債費以外)

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)

目的別歳出の分析欄

目的別歳出については、令和6年度は一人当たり1,636,415円となり、令和5年度と比較すると206,806円減少となった。一人当たりに係るコストが一番大きい総務費は昨年度から30.5%減少となり住民一人当たりのコストは531,016円である。これは令和2年度から令和5年度まで実施されていた新庁舎建設に伴う各種事業の完了によるものであるが、令和6年度に関しては引き続き公共施設長寿化対策のための村民会館建設事業の実施や、新規事業として買い物環境整備事業を行ったため、類似団体と比較しても182,938円上回る形となった。今後も各種公共施設の長寿命化に係る大規模事業の実施が想定されているため総務費は増加傾向となることを想定している。また、子育て支援パッケージ事業の開始により、子育てに関する新規事業が実施された民生費・教育費において歳出額が増加となった。民生費では昨年度から約4.4%の増加、教育費では約15.0%の増加となり、今後も子育て支援にかかる費用は増額していく見込みである。同じく新規事業が実施されている衛生費については、新型コロナワクチンの定期接種に関する費用や、物価高騰対策として令和5年度に実施した省エネ家電購入促進事業が大きく減額となったことにより昨年度から7.8%の減少となったため、減額の割合が大きくなっている。類似団体平均と同水準・もしくは上回る値となった教育費・衛生費と比べ、民生費は類似団体平均を大きく下回って推移している。民生費に関しては村民福祉に関する事業の充実を図りながら、類似団体と同水準となるよう努めていく。類似団体平均を下回る結果となった土木費は住民一人当たりのコストが95,112円となっており、昨年度から9.7%減少した。しかしながら、熱海市で発生した土石流災害や、八潮市で発生した道路陥没事故等のようなインフラ資産の老朽化に対応するため、残土処理場の整備や各種整備に伴う安全対策、道路・橋梁の長寿命化・定期点検等を実施していく予定であり、今後の中でコストの増加が見込まれている。公債費に関しては令和2年度をピークに減少傾向に推移していたが、新庁舎建設に関する起債借入の元利償還の開始や、公民館の更新事業・買い物環境整備事業等といった大規模事業に伴う起債発行額の増額によって昨年度から12,363円の増加となった。今後も引き続き大型事業の実施が見込まれているため、新規発行額の抑制や近年の利率増加を加味した繰り上げ償還を検討していく必要がある。

議会費

類似団体内順位8位/ 45団体

労働費

類似団体内順位25位/ 45団体

消防費

類似団体内順位22位/ 45団体

諸支出金

類似団体内順位2位/ 45団体

総務費

類似団体内順位11位/ 45団体

農林水産業費

類似団体内順位27位/ 45団体

教育費

類似団体内順位16位/ 45団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 45団体

民生費

類似団体内順位39位/ 45団体

商工費

類似団体内順位21位/ 45団体

災害復旧費

類似団体内順位30位/ 45団体

衛生費

類似団体内順位11位/ 45団体

土木費

類似団体内順位40位/ 45団体

公債費

類似団体内順位9位/ 45団体

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)

性質別歳出の分析欄

令和6年度の歳出決算総額は住民一人当たり1,636,415円となっており、前年と比較して206,806円減少する結果となった。減少した主な要因は繰出金に係る費用及び普通建設事業費のうち更新整備に係る費用の大幅な減額によるものである。繰出金に関しては、簡易水道事業特別会計、浄化槽事業特別会計が公営企業会計へ移行したことに伴い、昨年度から86,324円の減少となり、類似団体平均と近い値となった。しかし、依然として山梨県平均や全国平均の値より高い値となっている。普通建設事業費については、令和2年度から令和5年度にかけて実施した新庁舎建設に係る各種事業が終了したことにより、住民一人当たりのコストが昨年度から275,658円減少した。このため、更新整備に係る普通建設事業費は類似団体平均値と近い値となったが、令和8年完了予定の村民会館更新整備事業等の公共施設長寿命化に係る各種事業の実施が見込まれており、来年度以降は再度増加していくことが見込まれている。住民一人当たりのコストが全体を通して減少している中、増額になった要素もみられる。特に増額幅が大きい要素は物件費・補助費等である。補助費に関しては昨年度と比較して約41.7%の増となっている。これは村独自事業として令和6年度から開始された子育て支援パッケージ事業の実施によるものであり、類似団体平均と比較しても大幅に上回る形となった。物件費も同じく、子育て無償化に係る各種事業の実施に伴い増額となったが、物価高騰対策に起因した価格転嫁等も大きな要因であったといえる。過去5年間の中で一番高水準であった令和4年度と比較して41.0%の減少となった扶助費に関しては、令和5年度からさらに減となっており、給付金関係事業の減によるものが主な原因であるとはいえ、依然サービス水準の低さが見て取れる。事業の更なる充実を図り、類似団体順位を平均的な水準まで引き上げたいと考えている。また、公債費については住民一人当たり246,459円であり、類似団体平均に比べると高い水準で推移している。令和2年度をピークに減少傾向となっていたが、新庁舎整備や買い物環境整備、村民会館の更新に係る起債借入の元利償還の開始や近年の大幅な利率増に伴い、増額傾向となっていくことを想定しているため、引き続き地方債残高の減少に努める。積立金については、ふるさと納税を原資とした基金への積立や、公共施設長寿化に備えるための公共施設整備等事業基金への積立額が増加している傾向にある。

人件費

類似団体内順位18位/ 45団体

補助費等

類似団体内順位17位/ 45団体

災害復旧事業費

類似団体内順位30位/ 45団体

投資及び出資金

類似団体内順位14位/ 45団体

物件費

類似団体内順位9位/ 45団体

普通建設事業費

類似団体内順位33位/ 45団体

失業対策事業費

類似団体内順位1位/ 45団体

貸付金

類似団体内順位29位/ 45団体

維持補修費

類似団体内順位21位/ 45団体

普通建設事業費(うち新規整備)

類似団体内順位30位/ 45団体

公債費

類似団体内順位9位/ 45団体

繰出金

類似団体内順位25位/ 45団体

普通建設事業費(うち更新整備)

類似団体内順位21位/ 45団体

積立金

類似団体内順位15位/ 45団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 45団体

実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)

分析欄

財政調整基金に関しては、長期的な見通しの下に適切な財源の確保と歳出の精査により取崩を回避しており、決算余剰金を中心に積み立てることに努めている。しかしながら、標準財政規模比で47.49%に達しており、年々増加傾向にある。将来の歳出増加への備えを念頭に置きながらも、基金取崩による積極的な事業執行や目的基金への積替えなどを考えていく必要がある。

実質収支額・比率,財政調整基金残高

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)

分析欄

全ての特別会計において、昨年度と同水準で推移している。さらなる経費の削減に努めるとともに、一般会計からの繰入金により赤字が発生しないよう財政運営に努めていく。一般会計の実質収支は昨年度から4.72%増の8.43%となった。これは令和6年度から簡易水道事業会計・浄化槽事業会計が公営企業会計になったことにより繰出金の支出額が大幅に減少したためである。今後も使用料等の見直しや計画的な設備の更新・維持修繕を行うことで、歳出を削減していく。

連結実質収支(連結実質赤字比率)

実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)

分析欄

実質公債費比率は、類似団体平均を大きく上回り、3ヵ年平均では昨年度から0.5上昇した10.1%となっている。元利償還金に関しては令和2年度をピークに減少傾向となっていたが、令和5年度に完了した新庁舎建設に係る起債借入に伴う利子の支出や、大規模事業の実施が見込まれるため、徐々に増加することを想定している。そのため、過疎対策事業債や緊急自然災害防止対策事業債等の交付税措置率が高い地方債の活用による算入公債費の確保や、財政計画に基づく起債発行額の上限枠設定等に取り組むことで、実質公債費比率の抑制を目指していく。

実質公債費比率,公債費等

減債基金の分析欄

特になし。

将来負担比率(分子)の構造(2024年度)

分析欄

一般会計等に係る地方債の現在高や、公営企業債等繰入見込額、退職手当負担見込額の将来負担額はあるものの、充当可能基金の計画的な運用や基準財政需要額に算入される見込額等の充当可能財源などが将来負担額を上回っているため、将来負担比率が-124.8%となっている。充当可能財源等は昨年度から1.74%の減少となっているが、充当可能基金額は逆に増額となった。また、一般会計等地方債現在高が昨年度より142百万円減少しているが、今後、大規模事業の実施に伴う起債発行額の増加が見込まれるため、事業見直しによる新規地方債発行額の抑制や、計画的な基金積立による充当可能基金の増を目指していく。

将来負担比率

基金残高に係る経年分析(2024年度)

基金残高合計

(増減理由)・基金全体に関しては、積立額合計が233,017千円となり昨年度から56,483千円の減となった。近年増加している公共施設修繕・長寿命化の動きへ対応するため「公共施設整備等基金」へ31,524千円の積立を行った他、指定管理施設の使用料やふるさと納税、消防署職員の退職金、教育寄附金等を特定目的基金へ174,934千円の積立を行った。また、収入額が歳出額を超えることが見込まれたため、財政調整基金へ26,590千円の積立を行った。一方で、村民会館の長寿命化に伴う旧公民館の解体工事及び各種業務委託料をはじめ、新庁舎建設に係る繰越費用や各種公共施設修繕に「公共施設整備等基金」を87,195千円充当を行った。その他、ふるさと納税を買い物環境整備事業等の各種事業へ充当、観光施設や公共施設の維持修繕、森林整備等に102,376千円の取り崩しを行った。(今後の方針)・基金の使途の明確化を図るために、財政調整基金を取り崩して個々の特定目的基金に積み立てていくことを予定している。・公共種瀬悦の長寿命化・集約化にかかる費用が増加傾向にあるため、「公共施設整備等基金」の取崩が大きくなることが想定される。

基金残高合計

財政調整基金

(増減理由)・収入額が歳出額を超えることが見込まれたことから、財源の不均衡を調性するため、財政調整基金へ26,590千円積み立てを行ったことにより、増額となった。大規模災害の発生や大幅な税収減が想定される場合に取り崩しを行う。(今後の方針)・財政調整基金の残高は、標準財政規模の30%となるように努めることとする。

財政調整基金

減債基金

(増減理由)・増減なし。(今後の方針)・地方債の償還計画、公債費比率、償還利率の増加等を踏まえて、繰り上げ償還や償還年数の短縮を行うため、減少予定。

減債基金

その他特定目的基金

(基金の使途)①公共施設整備等事業基金:公共施設の整備その他村民福祉の向上に資する中長期的な計画に基づく事業又はこれに関連する事業の経費②人と自然が輝く水源の郷づくり道志村応援基金:ふるさと納税によって寄付された寄附金を財源として事業を実施し、寄附者の思いを実現する③ふるさと振興基金:ふるさとづくり事業を実施する④地域福祉基金:住民が主体となって行う福祉活動を活発化する⑤暮らし向上基金:本村における村民の暮らしの向上に資する事業に充当を行う。(増減理由)①公共施設整備等事業基金:公共施設修繕、公共施設長寿命化のため積立31,524千円取崩142,867千円②人と自然が輝く水源の郷づくり道志村応援基金:ふるさと納税による基金積立金69,399千円各種事業への充当のため取崩59,986千円③ふるさと振興基金:増減なし④地域福祉基金:増減なし⑤植草浩子水源林保全基金:指定管理者からの使用料、その他決算剰余金による積立64,970千円、取崩4,842千円。(今後の方針)①公共施設の老朽化対策等による取り崩しが見込まれるため、決算剰余金のうち一定額を積み立てられるようにしていく。②ふるさと納税によって寄付された寄附金を財源として各種事業を実施し、本村を愛する寄附者の思いを実現させる。③活用事業の検討を行っていく。④活用事業の検討を行っていく。⑤活用事業の検討を行っていく。

その他特定目的基金

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率

当村では、平成28年度に策定した公共施設総合管理計画(令和3年度改訂)において、公共施設等の延床面積を40年間で20%削減するという目標を掲げ、老朽化した施設の集約化や除却を進めているところである。一方で令和2年度から着手している庁舎建設事業に大規模な投資がされていることから、他の施設等の老朽化対策が先送りされていたり、施設を活用しながら財政負担を抑えていることが有形固定資産減価償却率低下を阻害している原因と考えられる。

有形固定資産減価償却率

類似団体内順位40位/ 43団体

(参考)債務償還比率

債務償還比率は類似団体平均値をやや上回っているが、徐々にその差は縮まっており、令和5年度はついに下回った。同じく、全国平均・県平均をも下回っている。これは、交付税措置などで有利な起債の新規発行を行いながら基金への積立、また、新規起債発行額を抑えて、地方債現在高を減らしていることも要因となっている。今後も引き続き、起債の新規発行抑制と有利な起債の選択、計画的な基金への積立を行っていく。

(参考)債務償還比率

類似団体内順位18位/ 45団体

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

地方債現在高に対する充当可能財源が上回っているため、将来負担比率はマイナスとなっている。一方で有形固定資産減価償却率は類似団体平均よりも高く上昇傾向にある。主な要因としては、令和2年度から着手している庁舎建設事業に大規模な投資がされていることから、他の施設等の老朽化対策が先送りされていたり、施設を活用しながら財政負担を抑えていることが有形固定資産減価償却率低下を阻害している原因であると考えられる。道路の有形固定資産減価償却率が82.2%、平成8年に建設した保育所の有形固定資産減価償却率が95.5%なども挙げられる。公共施設等総合管理計画に基づき、更に老朽化対策に積極的に取り組んでいく。

将来負担比率と減価償却率の組合せ分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率は類似団体平均が横ばい傾向にある中で、本村においては上昇傾向であったが、令和5年度は昨年度より0.2%減少している。平成26年度から平成28年度にかけて行った小中学校建築事業に合計で7億5千万円の地方債を発行したため、実質公債費比率は10%前後で推移していくことが想定されている。また、大型事業である新庁舎整備の財源として地方債を発行しているため、庁舎整備事業以外について地方債発行の抑制を行い、公債費の上昇を抑えていく必要がある。

将来負担比率と実質公債費比率の組合せ分析

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

施設情報の分析欄

類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が高くなっている主な施設は、道路、保育所であり、低くなっている主な施設は、学校施設、公民館である。特に学校施設については、平成26~28年度に小中学校の建替えを行ったため減価償却率が低くなっており、類似団体内順位も1位で推移している。保育所に関しては個別計画を策定し、「場所を含めて建替え相当の評価」とされていることから、大規模な長寿命化対策はせず、簡易的な維持修繕工事をくり返しながら、現状維持を保っている状況である。令和7年度から場所や規模の検討を開始し、令和10年度以降の建設工事を見込んでいるが、既存施設の有効利用、学童保育所、小中学校が同一敷地内にあることから集約化も含めて検討していく。道路についても、老朽化が著しい村道も多いため計画的に修繕、改修を行っていく。公民館の一人当たり面積が類似団体平均を大きく上回っているため、維持管理費用の減少を考慮し、複合化・集約化などに取り組んでいく必要がある。

道路

類似団体内順位34位/ 42団体

橋りょう・トンネル

類似団体内順位10位/ 41団体

公営住宅

類似団体内順位18位/ 41団体

港湾・漁港
認定こども園・幼稚園・保育所

類似団体内順位32位/ 36団体

学校施設

類似団体内順位1位/ 42団体

児童館
公民館

類似団体内順位9位/ 34団体

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

施設情報の分析欄

消防施設について減価償却率が高いのは、平成28年度に固定資産台帳整備を行ったことにより、消防団詰所や防火水槽、防災行政無線等を固定資産計上したことによるものである。消防団詰所や防火水槽などは老朽化が著しいため建替えも含めて計画的に修繕・改修等を行っていく必要がある。また、体育館・プールについても、老朽化が著しいため、個別計画に基づいて順次修繕・改修・除却等を行っていく。

図書館
体育館・プール

類似団体内順位29位/ 35団体

福祉施設

類似団体内順位24位/ 30団体

市民会館

類似団体内順位4位/ 5団体

一般廃棄物処理施設
保健センター・保健所
消防施設

類似団体内順位30位/ 39団体

庁舎

類似団体内順位23位/ 42団体

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)

資金収支計算書

財務書類に関する情報①(2024年度)

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年度末から728百万円の減少(-6.91%)となった。減少が大きかったものはインフラ資産と未収金である。インフラ資産においては、令和2年度から進めていた役場新庁舎の事業完了や買い物環境施設等により新規資産取得があるものの、既存の公共施設や村道等の減価償却累計額が資産増加を上回ったことが減少の大きな要因となっている。未収金においては、各種村税項目の未収金577百万円の上昇により流動資産の減少に繋がった。全体会計においては、簡易水道事業特別会計において新規整備に伴う増加があり、結果として資産総額は523百万円の増加となった。負債総額については固定負債が482千円増加したことにより、前年度末から307百万円の増額となった。総合事務組合、後期高齢者医療広域連合等を加えた連結では、資産総額はインフラ資産の増加により、昨年度末から674百万円の増加となり、負債総額も397百万円の増加となった。

貸借対照表ツリーマップ
資産合計
負債合計

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は、2,138百万円となり、前年度比98百万円の増加(+4.8%)となった。そのうち、人件費等の業務費用は1,625百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は513百万円であり、業務費用の方が移転費用よりも多い。最も金額大きいのは物件費(612百万円、前年度比+20.2%)で、次いで人件費(367百万円、前年度比+5.5%)であり、純行政コストの47.2%を占めている。今後も物価上昇による影響により、光熱費や人件費などの費用が上昇傾向と見込まれるため、施設の統廃合や業務、事業の見直しによりランニングコストの減少や人材の計画的な採用、経費の抑制に努める。全体では、一般会計等に比べて、診療収入等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が64百万円多くなっている一方、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が167百万円多くなり、純行政コストは388百万円多くなっている。連結では、一般会計に比べて、連結対象団体等の事業収益を計上し、経常収益は339百万円多くなっている一方、物件費が111百万円、社会保障給付が276百万円多くなっているなど経常費用が963百万円多くなり、純行政コストは626百万円多くなっている。

純経常行政コスト
純行政コスト

3.純資産変動の状況

分析:一般会計等においては、税収等の財源(2,084百万円)が純行政コスト(2,074百万円)を上回ったことから、本年度差額は10百万円となり、純資産残高は10百万円の増加となった。特に本年度は、デジタル田園都市国家構想交付金(48百万円)を受けてサテライトオフィス改修整備事業を行ったため、国県等補助金に財源が計上されている一方、施設整備による行政コストの計上は減価償却により徐々になされるため、純資産が増加していることが考えられる。全体では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療保険特別会計等の保険料が税収等に含まれることから、一般財源等と比べて財源が455百万円多くなっているが、純行政コストも388百万円多くなっている、本年度差額は77百万円、その他の増加が140百万円となり、本年度末純資産残高は217百万円の増加となった。連結では、後期高齢者医療広域連合への国県等補助金等が財源に含まれることから、一般会計等と比べて財源が180百万円多くなっているが、純行政コストも626百万円多くなっているため、本年度差額は119百万円となった。

本年度差額
本年度末純資産残高
本年度純資産変動額

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は504百万円であったが、投資活動収支については、役場新庁舎整備事業や買い物環境施設整備事業等の施設整備を行ったことから、▲298百万円となった。財政活動収支については、地方債の償還額が地方債発行収入を上回ったことから、145百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から61百万円増加し、132百万円となった。全体では、簡易水道事業会計や浄化槽事業会計が企業会計へ移行したことに伴い営業費用に係る経費が増加したため、業務活動収支は一般会計等より986百万円少ない▲482百万円となっている。投資活動収支では、昨年度から980百万円の増加となり、53百万円となっている。財務活動収支は、地方債発行収入が地方債償還額を上回ったことから521百万円となり、本年度末資金残高は前年度から92百万円増加した192百万円となった。連結では、(株)どうしの売上収益等の収入が業務収支に含まれるが、、業務活動収支は全体会計と変わらず一般会計から▲948百万円少ない▲444百万円となっている。投資活動収支は昨年度と比べ公共施設等整備に係る支出が▲874千円となり、国県等補助金が増となった結果55百万円となった。財務活動収支は地方債発行収入が地方債償還額を上回ったことから523百万円となり、本年度末資金残高は前年度から134百万円増加した467百万円となった。

業務活動収支
投資活動収支
財務活動収支

財務書類に関する情報②(2024年度)

1.資産の状況

分析欄:1.資産の状況①住民一人当たり資産額は、本村特有の集落が点在しており、保有する施設が多いことから、これまで類似団体平均を上回った推移していたが、令和2年度は役場庁舎解体、令和6年度は中央公民館解体など、老朽化した施設の解体を進めた結果、昨年度末に比べて32万円減少している。平成28年度に策定し、令和3年度に改定した公共施設等総合管理計画に基づき、今後40年間の目標として、機能の統合や複合化、廃止などにより施設保有量の適正化に取り組む。②歳入額対資産比率は、類似団体平均を少し下回る結果となった。しかし、前年度と比較すると、減価償却累計額の増により、歳入額対資産比率は0.16年増加することとなった。③有形固定資産減価償却率については、施設の老朽化に伴い、類似団体平均を上回っている。公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設の適正管理に努める。

①住民一人当たり資産額(万円)
②歳入額対資産比率(年)
③有形固定資産減価償却率(%)

2.資産と負債の比率

④⑤純資産比率は類似団体平均を下回っているが、負債の大半を占めているのが地方債の残高であるため、将来世代負担比率は、類似団体平均を12.5%上回る形となった。新規に発行する地方債の抑制を行うとともに、繰り上げ償還を行うなど、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担減少に努める。

④純資産比率(%)
⑤将来世代負担比率(%)

3.行政コストの状況

⑥住民一人当たり行政コストは類似団体平均を8.4万円上回っており、また、昨年度に比べても104百万円(+5.31%)増加している。特に、純行政コストのうち約6割を占める物件費が住民一人当たりの行政コストを上昇させている要因である。物件費においては、令和6年度に買い物環境施設整備事業及び村民会館整備事業等の大型事業を実施したことや近年の物価高騰による影響により行政コストが上昇していると考えられる。今後も保有する施設の老朽化等や物価高騰の影響が懸念されるため、行政コストは増加傾向となる見込みであるため、施設の適正な管理や事業の見直し等を進め、経費の縮減に努める。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

4.負債の状況

⑦住民一人当たり負債額は類似団体平均を上回っているが、平成23年度に発行した大型の過疎対策事業債の償還が完了し前年度から738百万円減少している。新規起債発行の抑制により負債合計は減少しているが、村民会館(仮)建設など大型事業の実施に伴う多額の起債発行により、再び増加傾向となる見込みである。⑧業務・投資活動収支は、基金の取崩収入及び基金積立金を除いた投資活動収支の赤字分が業務活動収支の黒字分が下回ったため、263百万円となっている。政策的経費を税収等の収入によりまかなうことができている。

⑦住民一人当たり負債額(万円)
⑧基礎的財政収支(百万円)
⑧業務・投資活動収支(百万円)

5.受益者負担の状況

⑨受益者負担比率は、類似団体平均を下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなっている。また、昨年度から減少しており、特に経常収益が昨年度から7百万円減少している。公共施設等の使用料の見直しを行うとともに公共施設等の利用回数を上げるための取り組みを行うなどにより、受益者負担の適正化に務める。なお、類似団体平均まで受益者負担比率を引き上げるためには、仮に経常収益を一定とする場合、経常費用を716百万円削減する必要があり、経常費用を一定とする場合は、経常収益を32百万円増加させる必要がある。このため、公共施設等の使用料の見直し等を行うとともに、経費削減に務める。

⑨受益者負担比率(%)

よくある質問

このページで何が分かりますか?

山梨県道志村の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

ページ上部の関連リンクから、この自治体に紐づく地方公営企業ページへ移動できます。