地域において担っている役割
知多半島医療圏内で唯一、救命救急センターを有し、高度急性期医療を担うほか、災害医療や周産期・小児医療等の政策的医療の提供も積極的に行っています。また、がん診療連携拠点、臨床研修、地域医療支援病院としての指定も受け、圏域における中核的な役割を担っています。
経営の健全性・効率性について
急性期を中心とした医療提供を行っており、他病院と比較して平均在院日数も短いことから④病床利用率は平均を下回っていますが、⑤入院患者1人1日当たり収益及び⑥外来患者1人1日当たり収益は年々増加しています。第2次改革プラン(平成25~27年度)を独自に策定し、継続して健全経営に努めていますが、看護師を中心とした職員数の増加による⑦職員給与費対医業収益比率の上昇が①経常収支比率及び②医業収支比率に影響しています。
老朽化の状況について
昭和57年に建設し間もなく法定耐用年数(39年間)を迎えることから施設面及び機能面でも限界にきており、①有形固定資産減価償却率及び②機械備品減価償却率は高い値となっていますが、平成37年5月の開院を目指して新病院建設事業を進めており、新病院の機能にあった医療機器等を計画的に整備していくこととしています。
全体総括
圏域における主要疾患・事業の拠点施設としての役割を担っていますが、今後は地域の医療機関等との機能分担の推進及び連携強化により、地域完結型の医療に向けた中心的な役割・機能を果たすよう取り組んでいきます。