恵那市：市立恵那病院【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2018年度）

地域において担っている役割

〇へき地における医療の提供へき地医療拠点病院として、市内の公立診療所への医師等の派遣。〇救急医療の提供重症患者の救急搬送受入。休日及び夜間における入院治療を必要とする重症救急患者の受入。○周産期医療の提供恵那市で唯一の出産可能な医療機関。〇小児医療の提供恵那市で唯一の小児の入院機能を有する専門医療機関。〇地域医療を担う人材育成臨床研修医協力施設として研修医、看護学生、医療技術学生の研修受入指導の実施。

経営の健全性・効率性について

〇経常収支比率・医業収支比率平成28年度の新病院完成に伴い、固定資産の減価償却費が大幅に増え、費用が増加したために経常収支比率・医業収支比率とも類似病院平均値を下回っています。〇病床利用率平均在院日数の短縮により、前年度数値よりは下がりましたが、新公立病院改革ガイドラインである70％を上回ることができました。〇職員給与費、材料費対医業収益比率医業収益中の職員給与費・薬品など材料費の占める割合は、類似病院平均値を下回っているため、引き続き適正な職員配置や薬品等の購入に努めます。

老朽化の状況について

〇有形固定資産減価償却率・器械備品減価償却率平成28年度の新病院完成と、それに伴う機器の更新により、資産の帳簿価格が増加したため、当該数値が大幅に減少しています。〇1床当たり有形固定資産平成28年度に新病院が完成したことにより、固定資産額が増額し、当該数値が類似病院平均値を上回っています。

全体総括

平成28年11月に新病院が開院し、新たに血液浄化センター、健康管理センターを開設。平成29年4月には産婦人科を開設し、市内で唯一出産可能な医療機関となる等、地域に密着した医療サービスの提供に努めています。経営状況は、新病院建設等による投資的経費の増加により大変厳しい状況ですが、今後も医師・看護師を始めとした医療スタッフの充実に努め、看護配置基準７対１の維持や、ＤＰＣ（診断群分類）の推進、医療機器の効率的な活用等を行い、近隣の医療機関と連携を密にして、地域の中核的な医療機関として、地域に密着した医療が安定的に提供できるように努力してまいります。

恵那市：市立恵那病院

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