経営の健全性・効率性について
経営については、維持管理の委託や、専任の職員を置かず人件費を抑制するなどしながら、農業集落排水と一体的に経営を行うことで経費を抑えている。収益的収支比率、施設利用率、水洗化率は、100%となっているものの、小規模なこともあり経費の回収率が平均を下回り、汚水処理原価が高くなってしまっている状況にある。また、農業集落排水とのバランスを考慮した料金体系となっており、平成30年度に料金改定を実施している。
老朽化の状況について
平成7年度の供用開始から20年以上が経過しているが、管理を委託しており、定期的に点検を行うことによって大きな故障を防止している。今後も定期的な点検を行い、適正な運転を行いながら、修繕など維持管理に努め施設の長寿命化を図っていく。
全体総括
農業集落排水と同様に平成30年度に料金改定を実施し、経費回収率を上げることで経営の安定化につなげていく。令和2年度に再度料金改定を実施する予定である。また、定期的な点検により、適正な維持管理に努め施設の長寿命化を図っていく。