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地方財政ダッシュボード

鹿児島県日置市の財政状況(2014年度)

🏠日置市

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2014年度)

財政力指数の分析欄

市税等の自主財源が乏しい一方で、少子高齢化の進展等に伴い、行政需要は拡大傾向にある中、財政力指数は0.36と類似団体の平均値と比較して大きく下回っている。今後も、日置市行政改革大綱行動計画に基づき、市税等収納率や未収債権縮減額等の目標額設置等による債権管理の適正化や未利用財産等の有効活用・処分・行政財産の貸付等による自主財源の確保、職員管理計画の策定等による定員適正化、行政評価等による事務事業の見直し、公の施設の指定管理者制度導入等による外部委託や民間移管などを推進し、歳入・歳出改革に努め、行政の効率化と財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

扶助費等が増加したが、公債費等は減少している。前年度と比較して、類似団体内順位は(90位→83位)と改善したが、比率は(89.0→90.2)と悪化した。経常収支比率は依然として高い比率で推移していることから、組織機構の見直し等を含めた定員管理(平成23~平成27の5年間目標34人削減)によるさらなる人件費の削減、事業見直しや地方債の発行抑制による義務的・経常的経費の削減に取り組み、今後さらなる比率の改善に努める。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの額は、類似団体内平均値を上回る値で推移している。今後、施設の老朽化等による維持補修費の増加も予想されることから、平成28年3月に策定した「公共施設等総合管理計画」の基本方針に基づき、施設等の評価・活用・整理の検討を進めるなど、人件費及び物件費の抑制に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

ラスパイレス指数については、類似団体内平均値と比較して下回っている。今後も引き続き、国、県及び他市町村との均衡並びに民間の動向等を踏まえ適時見直しを図る。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

定員管理の状況については、組織機構の見直しや新規採用職員の抑制等により平成17年度と比較して平成26年度までに115人の職員の削減を実施しているものの、類似団体内平均値を上回っている。第3次日置市行政改革大綱行動計画(平成28~平成32)に基づき、平成32年度471人(対平成26年度比-30人)を目標とし、さらなる定員適正化を図る。

実質公債費比率の分析欄

実質公債費比率については、前年度と比較して1.5ポイント改善したが、類似団体内平均値よりやや高い値で推移している。地方債の発行については、日置市財政健全化計画(平成27~平成29)に基づき、地方債発行額を元金償還額の範囲内に抑制し、今後さらなる比率の改善に努める。

将来負担比率の分析欄

将来負担額については、地方債発行の抑制等により地方債残高が減少したことや財政調整基金及び施設整備基金等の積み立てによる充当可能基金の増等により前年度と比較して3.5ポイント改善しており、類似団体内平均値を下回っている。今後も後世への負担を軽減するよう、公債費等義務的経費の削減等の行財政改革を進め、さらなる財政の健全化を図る。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2014年度)

人件費の分析欄

人件費については、類似団体内平均値と比較すると、ラスパイレス指数は下回っているものの、人口1人あたりの職員数が上回っているため、経常収支比率に占める人件費の割合が高くなっている。第3次日置市行政改革大綱行動計画(平成28~平成32)に基づき、さらなる定員管理及び給与等の適正化を図り、人件費の抑制を努める。

物件費の分析欄

物件費については、類似団体内平均値と同水準で推移している。今後は、第3次日置市行政改革大綱行動計画(平成28~平成32)に基づき、事務事業の見直し、施設等の在り方の検討及び契約の適正な執行等により効率的な財政運営に努める。

扶助費の分析欄

扶助費については、類似団体内平均値と比較すると、同水準で推移しているものの、臨時福祉給付金等に伴う支出増により、対前年度と比較して0.3ポイント上昇している。医療費抑制のため、地域と市職員が連携し、特定健診未受診者(国保加入者)への受診勧奨を実施するなど財政を圧迫する扶助費の上昇に歯止めをかけるよう努める。

その他の分析欄

その他に係る経常収支比率は類似団体平均値と同水準で推移しているが、公営企業会計(水道・観光等)への繰出金について、繰出基準を上回る繰出しを行っていることから、公営企業の経営健全化を図り、基準に沿った繰出を行うように努め、比率の改善を図る。

補助費等の分析欄

補助費等については、類似団体内平均値を下回る数値で推移している。これは、市町村合併に伴う一部事務組合の再編により加入する事務組合が減少したことによる負担金の減や第1次日置市行政改革大綱行動計画(平成18~平成22)に基づき補助金等の整理統合を行ったためである。引き続き、補助金等の見直し及び整理統合を推進し、さらなる比率の改善に努める。

公債費の分析欄

公債費については、経常的な元利償還金が減少したことにより対前年度1.8ポイント改善している。ただし、類似団体内平均値と比較した場合、大きく上回っており、依然として高い水準で推移している。これは、合併前より継続して実施していた大型建設事業の財源として発行した地方債の元利償還額が大きいことや、合併に伴い解散した一部事務組合の債務を承継したためである。その中で今後も、継続して実施されている土地区画整理事業や防災行政無線整備事業など、多額の市債発行が見込まれる。このような状況の中、事業の必要性と優先順位の設定等により普通建設事業を縮減し、地方債の新規発行額が地方債償還元金額を超えないよう抑制し、地方債残高の減少に努める。

公債費以外の分析欄

公債費以外については、類似団体内平均値と比較して下回っている。扶助費や繰出金については増加傾向で推移していることから、扶助費の抑制対策や独立採算の原則に立ち返った公営企業会計の健全化による繰出金の削減等により普通会計の負担を減らしていくように努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2014年度)

分析欄

財政調整基金残高:ほぼ横ばいで推移しているが、平成26年度は、0.02ポイント減少している。実質収支額:3~5%が望ましいと考えられており、平成26年度は0.71ポイント増加しているものの、概ね適正な値で推移している。実質単年度収支:平成25年度は基金の取崩し額が増加したことから3.00%の赤字であった。平成26年度は実質収支額が増加した影響により、実質単年度収支比率の赤字の値が縮減された。(1.21%の赤字)今後も引き続き日置市財政健全化計画(H27~H29)に基づき、適正な財政運営を行う。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2014年度)

分析欄

連結実質赤字比率については、全ての会計において黒字で推移しているが、一般会計から特別会計への繰出金も年々増加していることから,一般会計への負担が増加している。その中で、水道事業会計、公共下水道事業特別会計、健康交流館事業特別会計等においては、今後、施設の老朽化等への対応が一層、重要となっている。また、国民健康保険特別会計においても、高齢化の進展や医療技術の高度化等に伴う医療費の増大等が一層見込まれるところである。今後においても、黒字決算(適正な値)で推移するよう各会計において、財政健全化に努める必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

元利償還金等:地方債の元利償還金は高い水準で推移しているが、平成24年度の約40億円をピークに、平成26年度は約35億円、その後は減少が見込まれている。地方債の新規発行については、償還元金額を超えないよう地方債の新規発行を抑制し、地方債残高の減少と実質公債費率の改善に努める。算入公債費等:算入公債費については、元利償還金の7割程度で推移している。今後においても過疎債、辺地債、合併特例債等の交付税の算入に有利な地方債の発行に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

地方債の現在高:地方債の新規発行の抑制等により年々減少傾向で推移していることから、引き続き地方債の新規発行の抑制を図り地方債残高の減少に努める。公営企業債等繰入見込額:水道事業会計等への繰出額について、平成26年度は472百万円減少したものの、依然高い水準で推移している。独立採算の原則に立ち返った公営企業会計の健全化による繰出金の減少に努める。充当可能基金:財政調整基金、施設整備基金等の積立により年々増加傾向にあり、、平成26年度は過去5年で最高額となっている。今後も同水準のレベルを確保できるよう財政の健全化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,