宮崎県日南市の財政状況(最新・2024年度)
宮崎県日南市の財政状況について、2024年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。
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概観
普通会計の構造(2024年度)
財政比較分析表(2024年度)
財政力指数の分析欄
地方税収は、個人市民税の定額減税措置による所得割の減、電気・土木業の業績低下による法人市民税の減により、2.7%の減となるほか、人口減少(前年比1.7%の減)や高齢化に歯止めがかからないため、財政基盤が非常に弱く、前年度に引き続き類似団体内平均値を下回っている。そのため、日南市行政経営プラン2025に基づく歳出削減やニーズに合った職員数の適正化に努める。また、国県支出金や将来的に交付税措置のある有利な起債を活用するとともに、地方税徴収業務の更なる強化、使用料等の見直し等、自主財源確保に取り組み、財政の健全化を図る。
経常収支比率の分析欄
地方税(市民税「個人」・市民税「法人」)や環境性能割交付金は減少したものの、普通交付税や地方特例交付金の増により、前年度に比べ2.0ポイントの増となった。日南市行政経営プラン2025に基づくニーズに合った職員数の適正化や、日南市重点戦略プランに基づいた事業を基本に、行政コストを意識し、創意工夫を重ねながら、事業見直しを進め、経常経費の削減に努める。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの金額が類似団体内平均値を上回っているのは、主に人件費、物件費が要因となっている。人件費については、人口千人当たりの職員数が類似団体内平均値と比較して0.72人多いことなどが要因となっている。物件費については、前年度に引き続きふるさと納税の増加を受けたことによる関係経費の増や、小学校の教科書改訂に伴う消耗品費が増加したことによるものである。平成30年度より窓口業務等の民間委託を実施しているが、今後も、日南市行政経営プラン2025に基づくニーズに合った職員数の適正化を進め、コスト低減を図っていく。
ラスパイレス指数の分析欄
令和6年度においても、前年度までと同様に、全国市平均値・類似団体内平均値いずれも上回る水準となっている。人事院勧告を尊重しながらも、適正な給与水準を保つとともに、職務・職責・能力をより重視した給与制度への転換を行い、人件費縮減に努める。
人口1,000人当たり職員数の分析欄
平成30年度から学校給食調理業務や資源物回収業務、窓口業務の一部を民間委託している。また、第三次日南市定員適正化計画に基づき職員数の削減が図られたことで、職員数は改善した。しかし、人口減少に歯止めがかからないことから、人口千人当たり職員数は、前年度に比べ0.09人増となっており、依然として類似団体内平均値を上回っている。今後も「民間にできることは民間に委ねる」という基本原則のもと、行政のスリム化を図りながら適正な定員管理に努める。
実質公債費比率の分析欄
臨時財政対策債発行可能額や密度補正により基準財政需要額に算入された元利償還金及び準元利償還金の減、普通交付税や事業費補正により基準財政需要額に算入された公債費の増により、前年度に比べ0.3ポイントの減となったものの、依然として類似団体内平均値を上回っている。今後は、地方債発行額を元金償還額以下に抑制するとともに、事業見直しや交付税措置のある有利な地方債借入を行うことにより、実質公債比率の改善に努める。
将来負担比率の分析欄
充当可能基金や充当可能財源等、標準財政規模の増により、5.8ポイントの減となった。依然として類似団体内平均値を大きく上回っているため、今後も、財政調整基金等の充当可能な基金の積立てや地方債発行の抑制、事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)
人件費の分析欄
人件費に係る経常収支比率は25.0%で前年度に比べて1.6ポイント増加している。増加の要因としては、前年度に比べ、人事院勧告に伴い給与費が増加したことが挙げられる。類似団体内平均値においては下回ってはいるものの、人口千人当たりの職員数は類似団体内平均値より0.72人多い状況であるため、引き続き行政のスリム化を図りながら適切な定員管理に努め、人件費の削減を行う。
物件費の分析欄
物件費に係る経常収支比率は、小学校の教科書改訂に伴う消耗品費の増や子宮頸がんワクチンの委託単価の増などにより前年度に比べ1.2ポイントの増となっており、類似団体内平均値より高い水準である。今後も令和元年度に策定した公共施設の個別計画に基づき、施設の整理・統合等による施設維持管理費の縮減に努める。
扶助費の分析欄
扶助費に係る経常収支比率は、前年度に比べ0.4ポイントの増となり、類似団体内平均値より高い水準である。比率が増加した要因としては、扶助費に対する特定財源は増になったものの、それ以上に経常一般財源が増になったためである。今後、様々な独自支援なども考えられることから、独自支援についてはふるさと納税等の特定財源を確保したうえで実施するなど、硬直化する財政運営に歯止めをかけるよう努める。
その他の分析欄
経常収支比率は前年比で0.2ポイントの減となったが、依然として類似団体内平均値より高い水準である。今後も、高齢者の増により給付費をはじめとする社会保障経費が増えることが想定されるため、普通会計の負担額を減らしていくよう、保険料等の財源の適正化に努めていく。
補助費等の分析欄
補助費等に係る経常収支比率は、前年度に比べ0.4ポイントの増となったものの、類似団体内平均値より低い水準である。比率が増加した主な要因としては、公共下水道事業会計への繰出金の増や一部事業への特定財源の減による経常一般財源の増が大きい。今後、市単独の補助金・交付金について、その必要性及び妥当性の再検討や終期の設定、事業効果の検証等、計画的な見直しを行っていく。
公債費の分析欄
公債費に係る経常収支比率は、大型事業の元金償還が終了したことに伴い、前年度に比べ1.4ポイント減少し、令和6年度も類似団体内平均値より低い水準である。地方債発行の計画的抑制により改善基調が継続しており、今後も、投資事業の計画的な実施や地方債発行の抑制に努め、公債費の削減を図っていく。
公債費以外の分析欄
経常収支比率は前年比で3.4ポイント増加しており、類似団体内平均値より高い水準である。比率が増加した要因としては、主に物件費における小学校の教科書改訂に伴う消耗品費の増や子宮頸がんワクチンの委託単価の増などによるものが挙げられる。今後も、物価高騰による諸経費の増が予想されるため、事業見直しにより行政コストの削減を図り、更なる歳出抑制に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
目的別歳出の分析欄
総務費は、住民一人あたり173,224円となっており、類似団体内平均値を大きく上回り、前年度比でも増加している。主な要因としては、ふるさと納税に係る寄付額の増に伴う関係経費の増が挙げられる。民生費は、住民一人あたり246,722円となっており、類似団体内平均値を大きく上回り、前年度比でも増加している。主な要因としては、教育・保育施設運営費や国庫支出金等精算返納金の増が挙げられる。商工費は、住民一人あたり37,820円となっており、類似団体内平均値を大きく上回り、前年度比でも増加している。主な要因としては、北郷温泉施設再開事業やにちなん応援プレミアム付商品券発行事業の増が挙げられる。災害復旧費は、住民一人あたり14,600円となっており、類似団体内平均値を大きく上回り、前年度比でも増加している。主な要因としては、台風・地震・線状降水帯による公共施設等の災害復旧経費の増が挙げられる。教育費は、住民一人あたり57,135円となっており、類似団体内平均値を大きく下回っているが、前年度比では増加している。主な要因としては、給食費公費負担による皆増が挙げられる。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり756,604円となっている。主な構成項目である人件費は、前年度より住民一人当たり49,545円と増加しており、依然として、類似団体内平均値を上回っている。職員数は第三次日南市定員適正化計画に基づき削減しているものの、人口減少に歯止めがかからないことから、住民一人当たりの人件費は大きくなる見込みである。今後も「民間にできることは民間に委ねる」という基本原則のもと、行政のスリム化を図りながら適正な定員管理に努める。物件費は、住民一人当たり133,135円となっており、類似団体内平均値及び前年度と比較して大きく上回っている。主な要因としては、ふるさと納税に係る寄付額の増に伴う関係経費の増によるものである。扶助費は、住民一人当たり166,445円となっており、類似団体内平均値と比較して大きく上回っている。主な要因として、教育・保育施設運営費や障がい者自立支援給付費が増となっており、今後についても増加が見込まれる。積立金は、住民一人当たり56,336円となっており、類似団体内平均値及び前年度と比較して大きく上回っている。主な要因として、ふるさと納税を含む寄附金の積立や森林環境譲与税の積立によるものである。
実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)
分析欄
実質収支は、歳入においてはふるさと応援寄附の件数増加に伴う寄附金の増、歳出においては、油津ICの整備や市営住宅の建設に伴う普通建設事業費(補助)の増及び災害復旧費などの明許繰越に伴い翌年度に繰越すべき財源の増により、前年度と比べて75百万円の増となっている。また、財政調整基金残高は、地方財政法第7条に基づく積立のほか運用収入分の積立を実施したが、法定積立分と同額の取崩しを行ったため、5百万円の増となったが、標準財政規模も274百万円増加しており、標準財政規模比は0.41ポイントの減となっている。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)
分析欄
標準財政規模に占める割合は、水道事業会計の占める割合が最も大きく、次いで一般会計、公共下水道事業会計の順となっている。前年度と比較すると、介護保険特別会計は実質収支額が0.39%(90百万円)の減となった。主な要因としては、基金繰入金が増となったものの、国県支出金等精算返納金が増となったことによるものである。このほか、公共下水道事業会計は実質収支額が0.31%(40百万円)の増となった。主な要因としては、現金預金の増に伴う流動資産の増によるものである。
実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
実質公債費比率における分子の構造は、元利償還金が占める額が最も大きく、次いで公営企業債の元利償還金に対する繰入金等の順になっている。実質公債費比率(3ヵ年平均)は、前年度に比べ0.3ポイント改善し9.4%となった。中期財政計画に基づき、計画的かつ有利な地方債発行により公債費の抑制に努める。
将来負担比率(分子)の構造(2024年度)
分析欄
将来負担比率の分子における構造は、一般会計等に係る地方債現在高が最も大きく、次いで公営企業債等繰入見込額、退職手当負担見込額の順となっている。将来負担比率は、前年度に比べ5.8ポイント改善し、51.9%となった。今後も財政健全化を図るため、地方債の発行抑制及び職員定数管理の適正化に努める。
基金残高に係る経年分析(2024年度)
基金全体
(増減理由)ふるさと応援基金への855百万円の積増し等により、基金全体としては、824百万円の増となった。(今後の方針)計画的な基金の積増しにより、日南市中期財政計画での見込額を上回る基金残高となっているが、今後、老朽化が進む公共施設の改修や、大規模災害に備えた対応ができるよう、適正な基金を確保していく必要がある。また、統一的な見解をもとに基金運用を進め、事務事業の見直し等による歳出の合理化を図り、より一層の経費削減に努めることで財源を生み出し、着実に積増しを図る必要がある。
財政調整基金
(増減理由)地方財政法第7条に基づく積立てのほか運用収入分の積立てを263百万円行ったが、法定積立分と同額の258百万円の取崩しを行ったため、前年度比で5百万円の増となった。(今後の方針)行政ニーズへの対応に必要な調整財源であることを重視し、実質収支額や実質収支比率の状況、さらには増加が見込まれる扶助費や公共施設の維持管理経費などの後年の財政見直しを勘案しながら、他の基金とのバランスを考慮した適切な積立目標を設定し、必要な額を積み立てたい。
減債基金
(増減理由)令和6年度普通交付税措置の臨時財政対策債償還基金費分等84百万円を積立てたことにより、前年度比で82百万円の増となった。(今後の方針)任意積立てについては、経費削減により財源を生み出さないと困難であるのが現状であり、借入状況により判断していく。
その他特定目的基金
(基金の使途)ふるさと応援基金は、当該年度に納付のあったふるさと納税額を積立て、翌年度に取崩し、子育て支援・高齢者支援・まちづくり支援等、寄附者が指定する使途に沿った事業に全額充当している。過疎地域振興基金は、寄附者の意向に沿った事業の財源として、取崩して充当する予定である。(増減理由)油津文化遺産振興事業の財源として「油津文化遺産振興戸村基金」を64百万円、車輛管理費(カープ寄附金活用事業)の財源として「過疎地域振興基金」を59百万円取崩したものの、「ふるさと応援基金」への855百万円の積立てたことなどにより、全体で824百万円の増となった。(今後の方針)油津文化遺産振興戸村基金については、令和5年度から油津文化遺産振興事業に充当しているが、国県補助金を活用して、少しでも取崩し額を減らすよう努めていきたい。ふるさと応援基金は、基金運用としては一時的な積み立てとなるが、ふるさと納税の更なる確保を図ることで寄附者が希望する様々な事業の充実を図っていきたい。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)
有形固定資産減価償却率の分析欄
平成28年度に策定(令和3年度改訂)した公共施設等総合計画において、公共施設等の延べ床面積を令和8年度までに10%以上削減するという目標を掲げ、令和元年度に個別施設計画を策定した。有形固定資産減価償却率については、類似団体平均を下回っているものの、令和4年度に比べ1.1ポイント上昇しているため、引き続き計画に沿った施設の集約化等を進めていく必要がある。
債務償還比率の分析欄
債務償還比率は類似団体平均を上回っている。主な要因としては基金残高が少なく、充当可能基金が低水準であるためである。地方債発行額を公債費以下に抑制するとともに、基金残高の積み増しを進める。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
公営企業債等繰入見込額や退職手当負担見込が増加となったものの、地方債残高の減少や充当可能基金が増加したことにより、将来負担額は減少傾向にあるが、類似団体平均よりも高い状態にある。また、有形固定資産減価償却率は類似団体平均よりも下回っているが、増加傾向にあり、公共施設の集約・複合化を図り保有率を縮減していかなければ、今後も増加していくことが想定されるため、公共施設等総合管理計画を進めていく中で、将来の人口動向やニーズ、財政状況を踏まえながら、「選択と集中」により、公共施設への投資を行っていく必要がある。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
将来負担比率については、大型事業の償還終了による地方債残高の減少や充当可能基金が増加したことにより、前年度と比較し4.0ポイント減少している。実質公債費比率については、令和5年度単年としては、元利償還額の減少により改善したものの、3か年平均では0.1ポイントの増となり、依然として類似団体平均を大きく上回っている。今後とも中期財政計画に基づき、公債費発行の抑制を図るとともに、県内でも低水準にある基金残高を改善させるため、適正な積み増しを進めていく。
施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)
施設情報の分析欄
類似団体平均と比較して有形固定資産減価償却率が特に高くなっている施設は、学校施設、児童館であり、低くなっている施設は道路である。学校施設については、小学校が有形固定資産減価償却率92.0%、中学校が84.3%となっており、特に小学校の有形固定資産減価償却率が高くなっている。令和元年度に長寿命化計画を策定したところであり、同計画に基づいて年次的に外壁や屋根などの施設改修に取り組んでいくこととしている。児童館については、有形固定資産減価償却率が100%となっているが、令和元年度より全ての児童館を休園としている。今後、子ども数の推移を踏まえた結果、施設の解体を予定している。道路については、これまで計画的に道路改修、維持補修を行ってきていることにより、有形固定資産減価償却率は類似団体平均より低くなっている。
施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)
施設情報の分析欄
類似団体平均と比較して有形固定資産減価償却率が特に高くなっているのは市民会館、図書館、一般廃棄物処理施設であり、低くなっているのは庁舎、消防施設である。市民会館については、日南市文化センターが築61年経過しており有形固定資産償却率が高くなっているが、令和元年度に策定した個別計画に基づき、適切に改修等を行っていく予定としている。図書館については、昭和57年度に取得した飫肥図書館や昭和63年度に取得した北郷図書館の老朽化により、有形固定資産減価償却率が高くなっているが、長寿命化計画に基づき、適正に改修等を行っていく予定としている。一般廃棄物処理施設については、平成10年度に取得したクリーンセンターや昭和57年度に取得した衛生センターの老朽化により、有形固定資産減価償却率が高くなっているが、長寿命化計画に基づき、適正に改修等を行っていく予定としている。庁舎については、昭和30年に建築した本庁舎を令和2年度に解体し、令和5年度に新庁舎を供用開始したため、有形固定資産減価償却率は類似団体平均より低くなっている。消防施設については、平成25年度に消防本部を移転・施設整備を行ったため、有形固定資産減価償却率は類似団体平均より低くなっている。
一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)
資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)
一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。
財務書類に関する情報①(2023年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額が前年度末から1,883百万円の減少(△1.6%)、負債総額が前年度末から423百万円の減少(△1.2%)となった。資産の主な減要因としては、インフラ資産において、工作物の新規計上額611百万円に対し、減価償却累計額が2,332百万円増加しており、経年による資産価値が目減りしているためである。一方で、財政調整基金の積み増し等により流動資産における基金が350百万円増加した。負債の主な減要因としては、固定負債において地方債が181百万円の減少となっており、令和4年度で概ね完了した庁舎建設による地方債発行額の反動減によるものである。
2.行政コストの状況
一般会計等において、経常費用は30,305百万円となり、前年度比2,374百万円の増加(+7.8%)となった。このうち、業務費用は16,842百万円、移転費用は13,463百万円と業務費用の方が多く、最も金額が大きいのは減価償却費や維持補修費を含む物件費等(11,688百万円、前年度比+653百万円)であり、純行政コストの38.9%を占めている。今なお続く物価高騰により行政コストは今後も増加することが予想されるため、公共施設等の適正管理に努めることにより、経費の縮減に努める。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等の財源(28,632百万円)が純行政コスト(30,051百万円)を下回ったことから、本年度差額は1,420百万円のマイナスとなり、純資産残高が1,461百万円の減少となった。要因としては、ふるさと納税による寄附金が217百万円減少したことが挙げられる。純資産の減少は将来世代へ残すべき資産の減となることから、事業見直し等による経費の抑制による行政コストの削減に努める。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支が1,975百万円のプラスとなっているものの、投資活動収支については、投資活動支出が投資活動収入を上回っていることから2,051百万円のマイナスとなったが、庁舎建設が概ね完了したことにより、公共施設等整備費支出が前年度末から2,357百万円の減少したため、投資活動収支のマイナス幅は改善された。財務活動収支においては、地方債発行抑制により地方債償還支出が地方債発行収入を上回っていることから420百万円のマイナスとなっており、本年度資金残高は前年度から496百万円減少し、893百万円となった。
財務書類に関する情報②(2023年度)
1.資産の状況
住民一人当たりの資産額は240.8万円であり、前年度末に比べ10.9万円増加しており、類似団体よりも10.8万円多くなっている。これは庁舎建設事業の完了による資産の増だけでなく、3市町の合併により各市町が持っていた資産を現時点でも保有していくことや、人口減少が要因と想定される。今後も、公共施設等総合管理計画及び個別施設計画に基づき、公共施設の適正配置や集約化による施設保有量の適正化に取り組む。
2.資産と負債の比率
純行政コストが税収等の財源を上回ったことから純資産が1,461百万円減少しているものの、資産が1,883百万円減少しているため、純資産比率は前年度とほぼ変わりはない。純資産自体の減少は、将来世代が利用可能な資源を過去及び現世代が費消して便益を享受したことを意味するため、事業見直しにより行政コストの削減に努める。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、前年度と比べ5.3万円増加しており、依然として類似団体平均を上回っている。これは、物価高騰関連事業の支出が増えたことによるものであり、特に補助費等は前年度と比べ146,426万円増加している。また、一人当たりの資産額でも分かるように、保有資産が大きく、減価償却費が影響を与えていることも要因として考えられる。事業見直しにより行政コストの削減に加え、公共施設等の適正配置・集約化により、施設保有量の適正化に取り組む。
4.負債の状況
負債の状況は、負債合計が前年度に比べ42,208万円減少しているものの、住民一人当たりにすると人口減少により前年度から0.5万円増加している。庁舎建設が概ね完了したことに伴い地方債発行額が減少し、地方債償還額を下回ったことが要因であるが、類似団体平均値と比較すると依然として高い水準にあるため、中期財政計画に基づき地方債残高の縮小に努める。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率が前年度から0.7ポイント減少したため、類似団体平均と同程度となった。これは、非課税世帯等に対する給付金の皆増等により経常費用が前年度から2,374百万円増加したものの、陸上競技場の改修費用として助成されたスポーツ振興くじ助成金の皆減等により経常収益が前年度から114百万円減少したことによるものである。今後、人口減少等による税収の減少が見込まれる中で、持続的な行政サービスを提供していくためにも、受益者負担の適正化に努めるとともに、中期財政計画に基づく行財政改革により、経費の削減に努める。
出典:
財政状況資料集
,
統一的な基準による財務書類に関する情報
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
宮崎県日南市の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。
関連する地方公営企業も見られますか?
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