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財政力指数の分析欄分子である基準財政収入額が地方消費税交付金の増等により前年度と比較し4.6%の増となったものの、分母である基準財政需要額も社会福祉費の増等により前年度と比較し4.5%の増となったことにより、財政力指数は0.01の減となっている。町税の令和5年度における徴収率は98.6%(前年度98.5%)である。引き続き高い徴収率を維持できるよう歳入確保に努める。 | 経常収支比率の分析欄前年度と比較し4.6ポイントの増となった。分子である経常一般財源(歳出)が補助費等の増等により前年度と比較し405,283千円の増となったことに加え、分母である経常一般財源(歳入)が臨時財政対策債の減等により前年度と比較し、2,095千円の減となったことによる。経常収支比率を下げるために引き続き地方債の抑制や事務の効率化等を進めることにより経常経費の見直しを図る。 | 人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄平成27年度から類似団体平均を下回っている。令和5年度は前年度と比べ6,699円減となっている。今後もより一層のコスト削減に取り組んでいく。 | ラスパイレス指数の分析欄職員の給与については人事院勧告に基づいて、水準の適正化を図っており、今後も人事院勧告に準拠することを基本に社会経済情勢や他の地方公共団体の動向等を考慮し、適正な給与水準を維持することに努める。 | 人口1,000人当たり職員数の分析欄消防広域化運用事業の開始により、伊奈町としての職員数が減となったため、0.99ポイントの減となっている。人口増加は緩やかになりつつあるが、退職者数を見込んだ計画的な職員採用を行っている。適材適所の職員配置や機構改革を実施し、引き続き適正な定員管理に取り組んでいく。 | 実質公債費比率の分析欄前年度より0.4ポイント上昇している。令和5年度単年でみると、庁舎用地買収にかかる役場庁舎整備事業債の償還開始等により、令和4年度に比べて元利償還額が95,014千円増加したこと等により上昇している。今後、新庁舎建設やクリーンセンターの大規模改修、新クリーンセンターの建設といった額の大きい起債事業を予定しているため、国県支出金の有効活用や交付税措置のある有利な起債を活用するなど、公債費の負担の軽減に努める。 | 将来負担比率の分析欄令和5年度も将来負担比率はマイナスとなった。しかしながら新庁舎建設やクリーンセンターの大規模改修、新クリーンセンターの建設といった額の大きい起債事業を予定しているため、今後上昇していくことが想定される。そのため、充当可能財源である基金積立の向上に努めるとともに新規借入額を償還額より少なくし、地方債残高の減少に努めるなど将来負担比率がなるべく上昇しないように取り組んでいく。 |
人件費の分析欄常備消防職員人件費の減により、4.4ポイントの減となっている。少数精鋭で行政経営に当たっている状況であり、行政需要が増えていく中、引き続き適正な定員管理に取り組んでいく。 | 物件費の分析欄クリーンセンター運営事業の増等により0.2ポイント増となっており、類似団体平均より高い水準で推移している。今後も費用対効果を十分に検討し物件費の動向に注視しながら削減に努める。 | 扶助費の分析欄出産子育て応援事業の減等により0.4ポイントの減となっている。社会保障関連費の伸びは続くものと見込まれるため、健康増進事業の推進等により上昇に歯止めをかけられるよう努める。 | その他の分析欄その他は1.4ポイントの増となっており、類似団体平均値より低い水準にある。その他の経費の主なものは、繰出金であり、繰出金経常一般財源は61,942千円の増となっている。比率の低下に向け、経費の削減に努める。 | 補助費等の分析欄消防広域化運用事業の増等により6.8ポイントの増となっている。 | 公債費の分析欄公債費は1.0ポイントの増となっている。中部特定土地区画整理事業の償還が平成28年度で終了したため、平成29年度以降は横ばいとなっていたが、今後は新庁舎建設や新クリーンセンター建設などを予定しており公債費の増加が見込まれるため、交付税措置のある有利な起債を活用しつつ、安易な起債は避け、町債発行額の抑制に努める。 | 公債費以外の分析欄前年度と比較すると3.6ポイントの増となり、類似団体平均値よりもやや高い水準である。補助費等の増等による。 |
議会費労働費消防費諸支出金総務費農林水産業費教育費前年度繰上充用金民生費商工費災害復旧費衛生費土木費公債費 |
目的別歳出の分析欄総務費は、財政基金積立事業の減等により前年度に比べ6,110円の減となっている。民生費は、価格高騰対策緊急支援給付金(第2次)給付事業の増等により7,485円の増となっている衛生費は、基幹的設備改良事業の増等により18,417円の増となっている。土木費は、緊急浚渫推進事業の増により2,823円の増となっている。教育費は、中学校整備事業の増により2,763円の増となっている。 |
人件費補助費等災害復旧事業費投資及び出資金物件費普通建設事業費失業対策事業費貸付金維持補修費普通建設事業費(うち新規整備)公債費繰出金普通建設事業費(うち更新整備)積立金前年度繰上充用金 |
性質別歳出の分析欄歳出決算額は住民一人当たり325,683円となっており、昨年より増となっている。これは、クリーンセンターの基幹的設備改修工事の実施により普通建設事業費が昨年度より住民一人当たり20,363円の増となっていること等による。今後は物価上昇、光熱水費の上昇により物件費をはじめ、普通建設事業費等も上昇することが見込まれる。また、新庁舎、新クリーンセンター等の大きな建設事業も控えており、容易に削減できるものではないが、適正な支出に努める。 |
基金全体(増減理由)減債基金が1億7,800万円減となったこと等により、基金全体としては1億3,900万円の減となった。(今後の方針)今後実施予定の新庁舎建設やクリーンセンターの大規模改修、新クリーンセンターの建設等に向けて引き続き適切に管理していく。 | 財政調整基金((増減理由)余剰金の増により2,300万円積み立てることができた。(今後の方針)安定した財政運営のため適切な残高の確保に努める。 | 減債基金(増減理由)元利償還金の返済に充てるため、1億7,800万円の減となった。(今後の方針)公債費や地方債残高の推移及び財政状況を勘案し、注視していく。 | その他特定目的基金(基金の使途)・公共施設整備基金:公共施設等の整備に要する経費の財源・ふるさと寄附基金:ふるさと寄附基金をそれぞれの寄附者の思いに応じて、伊奈町総合振興計画に定める施策を実現するための財源・森林環境譲与税基金:木材利用促進、普及啓発等に関する事業費を確保するための財源・緑の基金:緑地の保全及び緑化の推進のための財源・地域福祉基金:在宅福祉の推進など、地域における保健福祉活動の振興を図るための財源(増減理由)・公共施設整備基金:積立て、取り崩しともになかったため横ばい・ふるさと寄附基金:2,200万円積立、1,300万円取り崩したことにより増加した・森林環境譲与税基金:森林環境譲与税を500万円積み立てたことにより増加した・緑の基金:積立て、取り崩しともになかったため横ばい・地域福祉基金:積立て、取り崩しともになかったため横ばい(今後の方針)今後、新庁舎建設やクリーンセンターの大規模改修、新クリーンセンターの建設等が予定されているため、引き続き将来に備えて適切に管理していく。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄これまで人口の増加に対応するための施設整備を進めてきたことから、有形固定資産減価償却率は類似団体や先埼玉県平均と比べて低い数値となっている。今後は、公共施設等総合管理計画に沿って、施設の維持管理を適切に進めていく必要がある。 | 債務償還比率の分析欄債務償還比率は類似団体や埼玉県平均と比べて高い数値となっている。今後は新庁舎整備事業や新広域ごみ処理施設整備事業など多額の財政負担が想定されることから、財政調整基金の積み立てや歳入の確保等により債務償還比率の適正化に引き続き努める必要がある。 |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析人口の増加に伴い施設整備を進めてきたが、人口の伸びが徐々に落ち着き、人口増加に対応するための施設整備が一段落したため、地方債の現在高等が減少し、将来負担額が減少した。また、公共施設整備基金への積み立て等により充当可能財源等が増加し、将来負担比率が減少した。今後は新庁舎整備事業や新広域ごみ処理施設整備事業など多額の財政負担が想定されることから、引き続き起債の適正化を図り、比率の低下に努める必要がある。 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析庁舎用地買収にかかる役場庁舎整備事業債の償還開始等により、令和4年度に比べて元利償還金が増加したことにより、実質公債費比率が増加した。今後、新庁舎整備事業や新広域ごみ処理施設整備事業などの多額の財政負担が見込まれることから、引き続き起債の適正化を図り比率の低下に努める必要がある。 |
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道路橋りょう・トンネル公営住宅港湾・漁港認定こども園・幼稚園・保育所学校施設児童館公民館 |
施設情報の分析欄公営住宅の有形固定資産減価償却率については、平成23年に建て替えを行ったため、類似団体や埼玉県平均と比べて低い数値となっている。児童館や公民館等の一人当たり面積が類似団体よりも小さいのは、区画整理事業により急激に人口が増加する前に取得した財産が多いことが要因であると考えられる。今後は、人口の推移や住民ニーズを踏まえ、計画的な施設整備を進める必要がある。 |
図書館体育館・プール福祉施設市民会館一般廃棄物処理施設保健センター・保健所消防施設庁舎 |
施設情報の分析欄類似団体と比較して有形固定資産減価償却率の高い施設が見受けられるが、これらの施設は取得してからの年数が長く、施設の老朽化が進んでいる。今後は公共施設等総合管理計画に基づき、計画的な施設整備を進める必要がある。 |
資産合計負債合計 |
1.資産・負債の状況一般会計等において資産は約3億64百万円の増、負債は約84百万円の減となった。資産は概ね横ばいだが、有形固定資産の1.6%増加に対し、金融資産は0.9%減少となっている。負債では、退職手当引当金の将来負担額が増加したが、全体としては0.6%の減少となっている。 |
純経常行政コスト純行政コスト |
2.行政コストの状況一般会計等においては、人件費等の業務費用は71億72百万円、補助金等の移転費用は57億57百万円であり、経常費用は129億29百万円となった。経常費用から行政サービス利用に対する対価として住民が負担する経常収益5億76百万円を引いた純経常行政コストは123億53百万円、臨時損益を加えた純行政コストは123億53百万円となった。純経常行政コストは一般会計等で3億67百万円の増加、臨時損益を加えた純行政コストは3億75百万円の増加となっている。経常収益が減少しているが、これは前年度の退職手当引当金の減少に伴う収益化による経常収益の計上が多かったことが影響している。 |
本年度差額本年度末純資産残高本年度純資産変動額 |
3.純資産変動の状況一般会計等においては、税収等や国県等補助金の財源128億1百万円が純行政コスト123億53百万円を上回っており、純資産残高は4億48百万円の増加となった。引き続き徴収業務の強化等により、税収等の増加に努める。 |
業務活動収支投資活動収支財務活動収支 |
4.資金収支の状況一般会計等において、業務活動収支は9億77百万円だったが、投資活動収支は、収入が前年度と比較し3億21百万円増加したものの支出が前年度と比較し5億3百万円増加したことにより8億86百万円の不足となった。財務活動収支は、収入が前年度より6億26百万円増加し11億49百万円となったものの支出が前年度より99百万円増加し12億76百万円となったことにより1億27百万円の不足となった。本年度末資金残高は、前年度より36百万円減少し6億43百万円となった。 |
①住民一人当たり資産額(万円)②歳入額対資産比率(年)③有形固定資産減価償却率(%) |
1.資産の状況住民一人当たりの資産額が類似団体平均値を下回っているが、当町では道路や河川の敷地のうち、取得価格が不明のため備忘価額1円で評価しているものが多いためである。 |
④純資産比率(%)⑤将来世代負担比率(%) |
2.資産と負債の比率純資産比率は62.0%で、類似団体平均値を下回っているが、負債の大半を占めているのは、地方交付税の不足を補うために特例的に発行している臨時財政対策債である。このため、臨時財政対策債等の特例的な地方債を除いた地方債残高を分子として、社会資本等形成に係る将来世代の負担の程度を示す将来世代負担比率は、類似団体平均値と同程度となっている。 |
⑥住民一人当たり行政コスト(万円) |
3.行政コストの状況住民一人当たり行政コストは類似団体平均値を下回っている。高齢化等により社会保障給付費の増加が続くことが見込まれることから、健康増進事業の推進により、社会保障給付費の増加を抑制し、行政コストの削減に努める。 |
⑦住民一人当たり負債額(万円)⑧基礎的財政収支(百万円) |
4.負債の状況住民一人当たり負債額は類似団体平均値を下回っているが、今後は役場庁舎の建て替えやごみ広域処理施設建設等による大規模な財政負担が見込まれる。 |
⑨受益者負担比率(%) |
5.受益者負担の状況受益者負担割合は4.5%で、令和4年度の5.0%より0.5ポイント減となっている。令和5年度は、退職手当引当金の増加に伴い退職手当引当金繰入額が生じていること、上尾市への消防事務の委託や上尾伊奈資源循環組合新設に伴う負担金の増加等により経常費用が増加し、比率の減少につながったと考えられる。 |
出典:
財政状況資料集
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統一的な基準による財務書類に関する情報
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