呉市:公立下蒲刈病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2017年度)

地域において担っている役割

安芸灘島しょ部唯一の救急医療を担う保健・医療の拠点施設で,良質な医療を提供する地域の中核病院。入院施設としては,広島県地域医療構想において不足すると見込まれる回復期病床を49床有し,急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリ等を提供する機能がある。また,外来は総合診療の機能強化・医療連携による適切なサービス提供により,地域のかかりつけ医としての役割を担っている。

経営の健全性・効率性について

平成27年度までは黒字決算が続いたが,平成28年度以降は,常勤医師の減少に地域内人口の減少もあいまって,医業収益が低い水準で推移しているため,本年度も赤字決算となった。今後も医師の確保に加え,経費削減対策や診療内容の充実による新たな患者の獲得などの収入増対策及び支出減対策を並行して推進するなど更なる経営努力が必要となっている。患者1人1日当たり収益がほぼ横ばいで推移するなか,材料費率は減少傾向であり,今後もこれまでどおりの経費削減対策を継続していく。一方で職員の高齢化により給与比率は高い水準で推移しており,医療スタッフの世代交代とそれに伴う計画的な人材の確保と育成に取り組んでいく。

老朽化の状況について

当病院は昭和63年に現在地へ移転し築30年が経過しており,老朽化が著しい。医療機器も法定耐用年数に近づいているものも多く減価償却率は増加傾向にある。MRI・CT・レントゲン一般撮影装置など高額医療機器を保有しており,過疎対策事業債など国の支援制度を活用により計画的に器械備品の保守・整備に努めていく。今年度は超音波診断装置や低床電動ベッドなとを更新した。

全体総括

赤字経営が続き,累積欠損比率が増加傾向にあるが,平成30年3月に,広島県地域医療構想の内容を踏まえ「第3次呉市病院事業改革プラン」を策定し,更なる経営の効率化に向け新たな一歩を踏み出したところであり,プランの実効性を確立し,公立病院として安定した経営の下で地域の役割を果たしていく事を目指していく。

類似団体【7】

稚内こまどり病院 国保病院 国保月形町立病院 上富良野町立病院 町立病院 国保町立和寒病院 下川病院 遠別町立国保病院 国保病院 国保病院 国保病院 豊富町国民健康保険病院 国保病院 むかわ町鵡川厚生病院 門別国保病院 国保病院 新ひだか町立三石国民健康保険病院 広尾町国民健康保険病院 標津町国民健康保険標津病院 利尻島国保中央病院 外ケ浜中央病院 国保大間病院 大東病院 奥州市国民健康保険まごころ病院 国保沢内病院 国保種市病院 石巻市立牡鹿病院 気仙沼市立本吉病院 登米市立米谷病院 大崎市民病院岩出山分院 蔵王町国民健康保険蔵王病院 八幡病院 町立病院 宮下病院 笠間市立病院 市民医療センタ- 君津中央病院大佐和分院 奥多摩病院 ゆきぐに大和病院 牧丘病院 松本市国民健康保険会田病院 上田市立産婦人科病院 国保東栄病院 信楽中央病院 国保京丹波町病院 京都市立京北病院 災害医療センター 浜坂病院 アイセンター病院 公立村岡病院 五條病院 飯南町立飯南病院 隠岐島前病院 国立病院機構岡山市立金川病院 公立下蒲刈病院 北広島町豊平病院 周防大島町立橘病院 那賀町立上那賀病院 海南病院 国保梼原病院 国保大月病院 みどりの杜病院 宇城市民病院 国民健康保険 天草市立 新和病院 宮崎市立田野病院 日向市立東郷病院 椎葉村国民健康保険病院 西郷病院 市立坊津病院 町立病院 久米島病院