岡山市:国立病院機構岡山市立金川病院
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経営比較分析表(2023年度)
地域において担っている役割
旧御津町時代に開設された町立金川病院が合併により岡山市に引き継がれ、現在も御津地域を中心とする地域医療を担っている。「再編・ネットワーク化」の一環として、平成24年4月に新築移転し、国立病院機構(岡山医療センター)が指定管理者としてして運営している。患者ニーズに合わせ、平成30年1月より全床を地域包括ケア病床としている。
経営の健全性・効率性について
令和5年度は前年度より入院・外来とも患者数が前年度より減少し、病床利用率、経常収支比率、医業収支比率、修正医業収支比率が低下しているが、各項目とも、類似病院平均よりは高い水準にある。また、職員給与費対医業収益比率、材料費対医業収益比率は、指定管理者の効率的な運用により、類似病院平均値より低い水準にある。
老朽化の状況について
新築移転から12年経過し、依然として有形固定資産減価償却率は類似病院平均値に比べ低いものとなっているものの、徐々に上昇し、老朽化が進行しつつある。また、新築移転前に市が保有していた備品類については、使用可能なものを指定管理者へ無償貸与しているが、これらについては償却済であるため器械備品減価償却率は95%となっている。建設を低コストで行ったことや高額な医療機器を保有していないことなどから、1床当たり有形固定資産については、類似病院平均値より低いものとなっている。
全体総括
指定管理者制度による運営を行っているが、一般的な公費負担(繰出基準)の考え方とは一部異なる運用をしていることもあり、統計資料に基づく類似病院との比較などによる経営分析では判断が難しい側面がある。指定管理者による運営は効率的に行われていると判断するものの、周辺地域の人口減少に加え、新築移転から12年が経過し、老朽化に伴う修繕需要の増加も見込まれることから、今後の病院経営は厳しさを増している状況にある。