地域において担っている役割
高齢化の進展が著しい本町での在宅生活を支える中核機能として、地域の実情に応じた医療及び介護を中心とした包括的サービス提供体制の構築と、患者の多様な医療ニーズ、生活不安、健康相談などに適切に対応する総合的な医療サービスの提供に努めている。
経営の健全性・効率性について
当院は、町移管後、第1期(平成20年3月~23年度)、第2期(平成24年度~令和3年度)の間、北海道厚生農業協同組合連合会を指定管理者として運営しており、指定管理者の最大のメリットである全道的、組織的な病院運営のノウハウを活かした経営を進めている。また、住民ニーズが高まっていくと想定される在宅医療の拡充を図るため、令和3年10月より地域包括ケア病床を増床し在宅支援復帰機能を確保するとともに、外来予約制の導入による外来機能の効率化と訪問看護体制の強化を進めている。
老朽化の状況について
②器械備品減価償却率が高い状況が続いているが、検査機器等について、令和2年度より順次機器更新に着手しており、令和4年度以降も更新を行っていく計画である。
全体総括
当院は、北海道厚生農業協同組合連合会が運営していたJA鵡川厚生病院のむかわ町への移管に伴い、平成20年3月1日に設置し、運営については利用料金制による指定管理者制度を採用している。また、平成25年度より開院した新しい鵡川厚生病院において、より一層の医療の充実を図ってきている。本町の過疎化・少子高齢化が進行し、医療環境が変化していく中で、継続して安定した医療を提供していくため、当院の医療資源を活用し専門的サービスの提供・充実を図るとともに、町内唯一の病院として地域医療を堅持し、地域に根ざした病院経営及び町民のかかりつけ医としての役割を果たすよう努めていく必要があり、今後策定する公立病院経営強化プランについては、実情を踏まえた充分な分析・検討が必要である。