地域において担っている役割
診療圏で唯一、入院施設の有る病院であり、診療圏内の診療所や介護施設において入院治療が必要と判断された患者について、受入れられる入院施設として住民の安心安全に貢献している。診療圏の高齢化・少子化に対応する療養施設としての役割が必要となる。
経営の健全性・効率性について
病床再編(一般病床を廃止し、療養病床のみの45床に再編)により、病床利用率は90%以上となったものの、入院患者1人1日当たりの収益は減少しており、医業収益も減となっていることから、累積欠損金比率が増加傾向にある。経常収支比率、医業収支比率、職員給与費対医業収益比率は、病床再編に伴う人員削減による人件費減の効果などで好転しているが、依然、医療スタッフの高齢化により給与費比率が高いことから市立病院間の人事交流が必要と考える。また、医師の高齢化により診療を抑制せざるをえないため、若年層医師の確保が必要と思われる。
老朽化の状況について
病院建設から10年以上経過しており、病院本体や設備、医療機器の老朽化等による故障などが見受けられることから、定期的な修繕や計画的な更新が必要となってきている。
全体総括
診療圏の人口の減少に伴い、患者数も減ってきていることから、地域の患者需要に応じた病床数の削減が必要と判断され、令和3年度に病床再編に取り組んでいる。これに伴い、医療スタッフ数も削減されているが、一方で、次代を担う医師をはじめとする医療スタッフの更なる確保が必要と考える。まずは医師の招聘が喫緊の課題となっている。