地域において担っている役割
沖縄本島より西へ約100㎞、人口約7500人の離島である、久米島の基幹病院として診療を行っている。また救急病院として24時間365日、島民及び観光客の安全安心を確保するため医療体制を整えている。
経営の健全性・効率性について
・経常収支比率は若干下回って赤字であるが病院運営には影響はない。赤字は当組合の現金を伴わない長期前受金戻入、減価償却費分である。、今後は黒字確保を目指していく。医業収支費率は平均値を下回っているが、病院運営には影響はない。・病床利用率は新型コロナウイルス感染症対策による減少である・入院及び外来患者の収益は、平均値を若干上回っているが島内規模からすると、現状を下回らないように務める。・職員給与及び材料費は平均値を若干上回っていることから今後はコスト削減に務めていく。
老朽化の状況について
・開院し約20年に成るが、まだ大きな老朽化等は見られない。ただ経年劣化等はあるが、修繕や補修を毎年行っている。インフラ長寿命化計画(個別施設計画)を作成し定期的なメンテナンスを行い寿命を延ばす必要がある。・機器整備に関しては、法定耐用年数等を考慮し更新計画を基に整備している所である。
全体総括
・離島における不採算地区病院であるが、島民及び観光客等が安心して利用できる医療体制を維持しながら、経営の効率化に務めていく。また指定管理制度を平成24年度から実施し、医師をはじめとした医療従事者の確保や病院運営も健全にされており、今後も指定管理者と連携を図っていく。