島根県飯南町:飯南町立飯南病院の経営状況(最新・2024年度)
島根県飯南町が所管する病院事業「飯南町立飯南病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
飯南町
簡易水道事業
簡易水道事業
飯南町立飯南病院
特定環境保全公共下水道
農業集落排水
特定地域生活排水処理
個別排水処理
収録データの年度
2024年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度
経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
中山間へき地において、医療・介護・保健・福祉の中核的医療機関としての役割を担い、公立診療所や町内福祉施設等と密接に連携しながら、健康教育、予防医療、健康診査、リハビリテーション、在宅医療・在宅介護支援などを一体的に提供し、地域包括ケア体制の構築および推進を行っている。また、救急告示病院として医師が常駐し、夜間・休日を含め、地域住民が必要な医療をいつでも受けられる体制を確保することで、住民の安心と健康の維持に寄与している。さらに、初期臨床研修医や総合診療専門研修における専攻医の受け入れを行い、将来にわたり地域医療を支える人材の育成にも取り組んでいる。
経営の健全性・効率性について
収益の中心である入院収益については、患者1人1日当たりの収益は増加したものの、経常損益の分岐点とされる病床利用率70%をコロナ禍以降達成できておらず、現在は60%台で推移しており、病院経営に影響を及ぼしている。医業費用については、人件費、委託料(機器保守等)、減価償却費などの固定費が大きな割合を占めている。これらは一定水準の医療提供を維持するために不可欠な経費であり、安易な削減は困難であることから、業務の効率化や経費節減を通じて経営改善を図る必要がある。令和6年度においては、給与改定等による人件費の増加に加え、物価高騰の影響により経費が増加した。また、材料費については、医薬品の供給不足への対応として在庫量を増やしたことや、入院患者数の影響により増加している。さらに、電子カルテシステムやCT装置等の医療機器は病院運営に不可欠である一方、病床数の少ない小規模病院においては、規模に比して導入・維持に係る負担が大きく、経営上の課題となっている。
老朽化の状況について
現在の病院は、平成12年5月の新築以降、20年余りが経過している。空調設備や給水設備等の附帯設備については、経年劣化や耐用年数の経過に伴い、計画的に更新を行ってきたが、近年は設備の故障等が頻発しており、多額の改修費用を要している状況にある。医療機器についても、耐用年数および使用状況を踏まえ、必要に応じて順次更新を行っている。1床当たり有形固定資産については、類似病院の平均値を大幅に上回っているが、これは平成12年度に実施した新病院建設に加え、その後の病院職員住宅の建設、さらに近年では電子カルテシステムを概ね5年ごとに更新していることが主な要因である。過大な設備投資は減価償却費の増大を招き、経営を圧迫する要因となることから、高額医療機器等の整備に当たっては、経営状況とのバランスを十分に考慮し、計画的な更新を行うことで、将来負担の平準化に努めている。
全体総括
身近な地域のかかりつけ医療機関として、外来診療をはじめ、健康教育や予防医療、各種健康診査を通じた疾病予防・早期発見に取り組むとともに、救急医療および入院医療を担っている。当地域から同様の機能を有する近隣の医療機関までは車で30分以上を要することから、地域住民が安心して生活を送るために必要不可欠な医療機関となっている。地域医療における役割を果たし続けるためには、現在の規模や機能を維持していくことが望ましいが、少子高齢化の進行に伴う人口減少等により、今後の運営環境は一層厳しさを増すことが予想されており、より効率的かつ持続可能な運営が求められている。このため、他医療機関や町内福祉施設との連携を強化し、入院患者の確保や健診事業の拡大等による収益の確保に努めるとともに、後発医薬品への切替えによる薬品費の節減、各種委託契約の見直しによる委託費用の削減など、経費構造の見直しを進めていく必要がある。
出典:
経営比較分析表
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
飯南町立飯南病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の飯南町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。