施設及び業務概要等
| 基本情報 | |||
|---|---|---|---|
| 都道府県 | 京都府 | 経営主体 | 京丹波町 |
| 病院名 | 国保京丹波町病院 | 法適用区分 | 当然財務 |
| 業種名・事業名 | 病院事業 | 病院区分 一般病院、結核病院、精神科病院の別です。 | 一般病院 |
類似区分 一般病院のみ病床数により区分します。結核病院と精神科病院は、病院区分と同じ値が入力されます。 | 50床未満 | 管理者の情報 管理者を設置している場合に、当該管理者の職歴を記載する項目です。 | 管理者非設置 |
経営形態 直営又は指定管理者制度導入の別です。 | 診療科数 標榜している診療科目数です。 | 6科 | |
DPC対象病院 診断群分類別包括評価制度(Diagnosis Procedure Combination)の対象であるかを示します。総務省「経営比較分析表の基本情報」では「DPC対象の有無」と定義されています。 | 特殊診療機能 総務省様式で、実施している項目を示します。 | ||
指定病院の状況 総務省様式で、指定されている項目を示します。 | 救急告示病院、へき地医療拠点病院 | 人口 当該地方公共団体の当該年度中1月1日現在の住民基本台帳人口です。 | |
| 施設概要 | |||
建物面積 病院施設の延面積です。 | 4,436m² | 不採算地区病院 不採算地区病院該当の有無です。 | 第2種該当 |
不採算地区中核病院 不採算地区中核病院該当の有無です。 | 非該当 | 看護配置 病棟単位で届け出られている入院基本料の施設基準に係る看護配置です。経過措置により新たな届出を要しないものを含みます。 | 10:1 |
許可病床(一般) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、一般病床です。 | 47床 | 許可病床(療養) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、療養病床です。 | 0床 |
許可病床(結核) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、結核病床です。 | 0床 | 許可病床(精神) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、精神病床です。 | 0床 |
許可病床(感染症) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、感染症病床です。 | 0床 | 許可病床(合計) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数の合計です。 | 47床 |
最大使用病床(一般) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における一般病床の最大使用病床数です。 | 37床 | 最大使用病床(療養) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における療養病床の最大使用病床数です。 | 0床 |
最大使用病床(施設全体) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における施設全体の最大使用病床数です。 | 37床 | ||
| 業務概要 | |||
| 入院診療日数 | 365日 | 年延入院患者数 毎日24時現在の在院患者数と、当日の退院患者数を加えた人数の年度合計です。 | 9,889人 |
| 外来診療日数 | 290日 | 年延外来患者数 | 40,431人 |
| 職員数 | 129人 | ||
注:施設・病床・患者数・指定状況は、e-Stat「地方公営企業決算状況調査」の病院別データを基本とした。項目構成と用語の定義は、総務省「経営比較分析表の基本情報」及び「経営指標の概要(病院事業)」に準拠している。点線の下線がある用語を選択すると定義を表示する。
地域において担っている役割
国保京丹波町病院は、昭和30年5月の開設以来、常設開業医のいないこの地域においてかかりつけ医的な役割を担っており、病床機能を有し、救急対応や公衆衛生活動を提供し地域医療を守り続けている。また、在宅医療も推進し、医療・介護・保健・福祉を継続的かつ一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の拠点病院の役割を担い、地域住民の暮らしを守っている。(本分析には国保京丹波町病院と町直営の3診療所が含まれるが、病院が唯一、病床を運営し、会計規模においても8割以上を占めるため、全体として、主に国保京丹波町病院の分析となっている。)
経営の健全性・効率性について
患者数について、入院事業は病床利用率が平成30年度の大幅な落ち込みから令和元年に急回復して以降、コロナ禍中も一定の水準を維持してきたが、今年度は57.6%と対前年比で3.1%の大幅増となり類似病院平均値でも0.5%上回った。一方、外来事業は患者数が対前年度比0.7%の微減に留まった。収益面では、入院事業は内科常勤医師が前年度より1名増え3名となり、また、内科専攻医1名を合わせて4名体制が患者確保、病床利用率の向上に繋がったことと、2025年問題や地域的ニーズに応えて導入した地域包括ケア病床の稼働堅持により、患者一人一日当たりの入院収益は対前年度比で4.7%増の29,355円を達成し、病床利用率の上昇と相まって10.3%の大幅増収となった。外来事業は患者数こそ微減だったが、患者一人一日当たりの外来収益が対前年度比で2.2%減の6,947円になったことにより2.9%の減収となった。費用については主に職員給与費の増により4.4%の大幅増となった。依然として人件費のウェイトが大きく、職員給与費対医業収益比率は前年度の94.0%から95.3%と前年度に続き大幅に落とし改善には至らなかった。結果、収益に好材料があったものの、費用の増に押され、経常収支比率は4年ぶりの赤字となり、累積欠損金比率も2.0%増の51.2%になった。今後も常勤医師を確保し、地域医療を総合的に提供する公立医療機関として、信頼獲得を患者数の増に繋げると共に、職員給与費等経費の削減に注力しないといけない。
医業費用及び医業外費用に対する、医業収益及び医業外収益の割合で、通常の病院活動による収益状況を示します。算出式は「経常収益 ÷ 経常費用 × 100」です。
類似団体内順位30位/ 78団体
病院の本業である医業活動から生じる医業費用に対する医業収益の割合です。公営企業の算出式は「医業収益 ÷ 医業費用 × 100」です。
類似団体内順位30位/ 78団体
医業費用に対する修正医業収益の割合です。公営企業の算出式は「(入院収益+外来収益+他会計負担金を除くその他医業収益)÷ 医業費用 × 100」です。
類似団体内順位25位/ 78団体
病院施設が有効に活用されているかを判断する指標です。算出式は「年延入院患者数 ÷ 年延病床数 × 100」です。
類似団体内順位36位/ 78団体
入院患者への診療及び療養に係る収益について、入院患者1人1日当たりの平均単価を示します。算出式は「入院収益 ÷ 年延入院患者数 × 1,000」です。
類似団体内順位39位/ 77団体
外来患者への診療及び療養に係る収益について、外来患者1人1日当たりの平均単価を示します。算出式は「外来収益 ÷ 年延外来患者数 × 1,000」です。
類似団体内順位57位/ 78団体
医業収益の中で職員給与費が占める割合です。算出式は「職員給与費 ÷ 医業収益(営業収益)× 100」です。
類似団体内順位36位/ 77団体
医業収益の中で材料費が占める割合です。算出式は「材料費 ÷ 医業収益(営業収益)× 100」です。
類似団体内順位16位/ 77団体
医業収益に対する累積欠損金の状況を示します。公営企業の算出式は「累積欠損金(当年度未処理欠損金)÷ 事業の規模(医業収益)× 100」です。
類似団体内順位40位/ 77団体
老朽化の状況について
取得価格の全体に占める割合の大きい国保京丹波町病院の建物は平成16年に新築した鉄筋コンクリート造のため、耐用年数が長く有形固定資産減価償却率は低い水準である。一方、医療機器が多くを占める器械備品減価償却率がこの数年緩やかな下落に留まっているのは、高額な機器を修繕しながら少しでも使用期間を延ばして経費の節減に努めているためである。結果、1床当たり有形固定資産の額は比較的緩やかに推移する。個別にみると、器械備品減価償却率が対前年度比で17.7%の大幅減の52.4%となった。これは電子カルテ等をはじめ高額な機器の更新を行ったことによる影響が大きく、有形固定資産減価償却率が対前年度比で1.9%減の45.3%になった大きな要因でもある。一方、1床当たり有形固定資産は対前年度比で増減なしと大きな変動はなかった。
償却対象となる有形固定資産の減価償却がどの程度進んでいるかを示し、資産の老朽化度合いを表します。算出式は「有形固定資産減価償却累計額 ÷ 償却対象資産の帳簿価格 × 100」です。
類似団体内順位16位/ 77団体
有形固定資産のうち医療器械備品の減価償却がどの程度進んでいるかを示し、資産の老朽化度合いを表します。算出式は「器械備品減価償却累計額 ÷ 器械備品の帳簿原価 × 100」です。
類似団体内順位11位/ 77団体
1床当たりの有形固定資産の保有状況を示します。算出式は「償却対象となる有形固定資産の帳簿原価 ÷ 年度末病床数(合計)× 1,000」です。
類似団体内順位35位/ 78団体
全体総括
コロナ禍の3年半を挟んで6年連続で入院収益を維持しており、今年度はその中で最大となったことは大きな成果である。その要因は、医師確保の努力、つまり国保京丹波町病院に内科常勤医師3名と内科専攻医1名の体制を堅持出来たことにより病病、病診、介護系施設との連携が円滑に進んだ結果、病床稼働率の向上が達成出来たためである。また、地域包括ケア病床の高い稼働により入院単価も7年間上昇傾向を維持している。入院事業には施設基準に沿った人的な医療資源を多く投入していることから、病床稼働率や入院収益の増減が経営に直結する一体不可分な構造であるため、最重点課題にしている。一方、外来事業でも患者数の回復と収益の増を常に課題としている。残念ながら、今年度の診療報酬改定により、いわゆる生活習慣病に係る診療報酬が見直され、少なからず収益の下押し要因となった。本町は直近五カ年で約1,500人減少し、高齢化率も45%に達している。これは患者数の確保や生産年齢の少なさによる地元からの人材確保の両面でマイナス要素である。また、赤字決算になった要因として、人件費の増加や物価高騰による支出の増大が収益の伸びだけでは吸収できなかったことにあるが、この影響を抑える術が現時点では見当たらない。国保京丹波町病院は移転開業20周年を迎え、今後も施設の老朽化による更新需要が控えており、これらを併せて今後も厳しい経営が予測されるところである。国保京丹波町病院と町直営の3診療所は、共に町民のかかりつけ医療機関として信頼されるよう、医療や接遇等引き続き研鑽に努めたい。今後とも医師確保に努力し、経費節減に努めることで、新公立病院改革プランに沿った健全経営に取り組んでいく。
経営状況
収支構造
総務省「病院事業決算概況」の損益計算書に基づき、総収益を医業収益、医業外収益、特別利益に分け、入院・外来収益、他会計負担金、補助金、長期前受金戻入などの内訳を示しています。
総額9.82億円
収益区分ごとに、横幅を類似病院の平均構成比、高さを当該病院と類似病院平均との差(ポイント)として描くスカイライン図です。0より上は平均を上回り、下は平均を下回ります。
総務省「病院事業決算概況」の損益計算書と「費用構成表」に基づき、職員給与費、薬品費、その他医療材料費、減価償却費、光熱水費、修繕費、委託料、支払利息などの内訳を示しています。
総額10.1億円
費用区分ごとに、横幅を類似病院の平均構成比、高さを当該病院と類似病院平均との差(ポイント)として描くスカイライン図です。0より上は平均を上回り、下は平均を下回ります。
医業損益、医業外損益、経常損益、特別損益、純損益の関係です。各損益は収益から対応する費用を差し引き、利益を正、損失を負で示します。
注記:類似病院平均は同年度・同一類似区分の有効データによる独自集計。
利用状況
職員配置・給与の状況
100床当たり常勤職員数
平均給与月額
注記:用いた表:e-Stat「地方公営企業決算状況調査」表25・66(職種別給与)、表27・67(経営分析)。