地域において担っている役割
君津保健医療圏における基幹・中核病院である本院と連携しながら、地域の救急体制のなかで不足している二次救急医療を含めた、地域住民に密着した質の高い医療サービスを提供し、地域に必要とされる医療機関としての役割を果たす。
経営の健全性・効率性について
新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた前年度と比較して、病床利用率は入院患者数の増により前年度比11.0ポイント増の83.5%まで回復した。また、経常収支比率は、患者数増による医業収益の増等に対して、業務量増に伴う材料費の増があったものの、給与費の減がこれを上回ったことにより費用減となり、前年度比9.6ポイント増の98.9%まで回復した。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率が80%を超え、類似病院平均値との比較でも大きく上回っており、建物及び建物附属設備の老朽化が深刻な状況である。
全体総括
引き続き、地域医療構想を踏まえた地域において担うべき役割を考慮のうえ、経営の健全化・効率化に努める。また、施設の老朽化が深刻な状況であることから、早急に構成4市及び関係機関と施設整備についての協議を進める必要がある。