地域において担っている役割
二次救急指定病院として24時間体制で、小児から高齢者、在宅の看取りまで、外来・救急・入院・在宅医療まで幅広い医療形態を維持している。山間地域であるため、近年は病院に来院できない患者さんのため訪問診療、訪問看護を強化している。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は100以上となっているが、最近は新型コロナウイルス関係補助金等により単年度収支の黒字を達成している。引き続き経費削減等により健全化を目指す。④病床利用率は人口減少・感染症拡大による受診控え等により減少が続いている。
老朽化の状況について
病院の建物は昭和63年に改築し30年以上が経過している。そのため建設当時から使用している附帯設備も多く、令和4年度以降計画的に更新していきたい。
全体総括
山間地域にある病院で人口減少等により大幅な患者数の増を見込むことは難しいものの、隣接病院まで町の中心から車で40分、遠いところからは1時間以上かかるところもあり、住民にとっては必要不可欠な病院である。又、近年、登山・キャンプ等のアウトドアを中心に観光客が増加していることもあり、今後も二次救急医療機関としての役割を果たしていきたい。