経営の健全性・効率性について
(1)各指標の分析①平成26年度以降同水準で推移しているが、前年と比較し若干、下落傾向となっているため更なる経費削減に努める。④平均値よりも低い水準で推移していることから、投資規模は適切と思われる。なお、平成29年度の当該値は錯誤により545.20%となっているが、実数は46.86%である。⑤平均値よりも高い水準で推移し前年よりも回収率が上昇しているが施設老朽化に伴う今後の投資を見据え一層の経費削減に努める。⑥平均値よりも低い水準で推移していることから効率的かつ適正な浄化槽管理が行われていると思われる。⑦平均値とほぼ同等の水準ではあるが、低率状態が続いている。主な要因としては、建築基準法に則った施設規模決定の影響で実際の使用水量と施設規模の乖離が生じた事によるものと推測される。⑧合併浄化槽の整備を前提としているため水洗化率は100%となっている。
老朽化の状況について
老朽化によるブロワーの修繕件数の増加に加え設置後15年以上経過した浄化槽本体の修繕件数が増加傾向にある。浄化槽本体の場合、ブロワーよりもコスト高となるため、維持管理のコスト軽減のための検討が必要となる。
全体総括
費用が収入を上回っている状態が続いている。今後も料金収入は横這いか、右肩下がりになり増収の見込みは低いと予想される。経費回収率も前年と比較し下落しているため、回収率の向上に努めなければならない。