一部事務組合下北医療センター:むつ総合病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2016年度)

地域において担っている役割

・むつ総合病院は、下北地域保健医療圏の中核病院として、むつ市及び下北郡内4町村のほか、医療圏に隣接する周辺地域を含め約9万人の医療を支えています。当地域から第三次救急医療機関までは90分以上を要するため、地域完結型の医療を提供する責務があり、救急外来をはじめ、小児科、産婦人科、メンタルヘルス科等の診療も行い、地域における必要な医療の確保に努めています。

経営の健全性・効率性について

・経常収支比率、医業収支比率ともに減少していますが、むつ総合病院において患者数減少による医業収益の減少が影響しています。・累積欠損金比率は、大畑診療所への他会計繰入金が影響し、前年度より減少しています。・病床利用率は、全国平均を上回っていますが、DPCを導入したことに伴う平均在院日数の短縮により、入院患者数が増加せず前年度より減少しています。・入院患者及び外来患者1人1日当たり収益は、全国平均を下回った数値となっていますが、メンタルヘルス科の診療が影響していると考えられます。・職員給与費対医業収益比率は、医業収益減少に伴い前年度より増加しています。・材料費対医業収益比率は、血液透析実施により全国平均を上回っています。

老朽化の状況について

・有形固定資産減価償却率、機械備品減価償却率はともに全国平均を上回っており、診療所においては80%を上回っている所もあり、全体的に老朽化が進んでいます。・1床当たり有形固定資産は、全国平均を上回っていますが、各診療所の固定資産数値も含まれており、むつ総合病院単独で見た場合は全国平均を下回っています。

全体総括

・下北地域の人口減少により、むつ総合病院の他、各診療所においても医業収益減少は免れませんが、地域医療構想、新公立改革病院プランを踏まえ、経営の健全化に取り組んで参ります。

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