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地方財政ダッシュボード

熊本県相良村の財政状況(2015年度)

🏠相良村

地方公営企業の一覧

簡易水道事業 農業集落排水


収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2015年度)

財政力指数の分析欄

ここ10年間で人口が930人減少し、前回国勢調査時より-9.4%となり、過疎化が進んでいる。また、高齢化も進み、所得が減少している。本村の主要産業である農業は低迷し、自主財源が少なく財政基盤が弱い状況である。今後は、税収確保に努め財政基盤強化を図り、定住・移住対策も積極的に行う。

経常収支比率の分析欄

扶助費と人件費の決算額が増加したが、補助費と公債費が減少したため、昨年度に比べ2.1ポイント減少し、全国平均に近づいた。公債費は償還ピークを過ぎており、今後も減少する見込みである。今後も歳出抑制に努め、更なる経費の削減を図り、経常収支比率の改善に努めたい。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

昨年度に比べ12,250円増加しているが、類似団体を比べ171,213円下回っている。委託料が年々増加傾向にあり、今後は内容を精査し削減を図りたい。また、公共施設等の老朽化により維持補修費の増加も見込まれるため、計画的に実施していくことが必要となる。

ラスパイレス指数の分析欄

従来より、国・県の動向に準じて給与体系の見直しを行っており、概ね類似団体と同水準で推移している。今後も人事管理を進めながら、給与水準の確保に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

昨年度に比べ0.29人増となっているが、ほぼ横ばいである。類似団体に比べ8.88人下回っている。今後も適正な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

昨年度に比べ-0.6ポイントとなり年々負担額が減少しているが、類似団体に比べ1.9ポイント上回っている。今後も計画的な事業実施と内容見直しを行い、新発債の抑制に努める。

将来負担比率の分析欄

昨年度に比べ-25.5ポイントとなり大きく改善した。これは、余剰金等の財政調整基金積立により充当可能額増加したことによる。引き続き事業内容を精査し、財政健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2015年度)

人件費の分析欄

昨年度に比べ-0.7ポイントとなり、類似団体を1.6ポイント下回っている。ゴミ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っているため類似団体より人件費が下回っていると考えられる。今後も適正な定員管理を行い、人件費の抑制に努める。

物件費の分析欄

村掲示板設置委託料、人口ビジョン業務委託料、村勢要覧作成業務委託料、各種システム改修・保守等委託料の増加、地域ブランド化推進事業費の増加等により昨年より微増したが、ほぼ類似団体と同じように推移している。今後も相良村行財政健全化計画に基づき経費削減に努める。

扶助費の分析欄

昨年度に比べ-0.1ポイントであるが、依然類似団体を大きく上回る状態が続いているが、全国平均・県平均より大きく下回っている状況にある。類似団体より高い要因として障がい福祉サービス費や子ども医療費の増加が考えられる。今後も個別の事業の必要性を精査し、全国平均・県平均へ近づけるよう努める。

その他の分析欄

特別会計への繰出金、及び公営企業会計であ農業集落排水事業への繰出金が増加している。今後、独立採算の原則に立ち返った使用料の見直しも含め、健全化・適正化を図る。国民健康保険特別会計においても、国民健康保険税の適正化や医療費削減のための健康づくりを推進し、一般会計の負担額を軽減していく。

補助費等の分析欄

一部事務組合負担金額、緑の産業再生プロジェクト事業補助金、介護予防拠点整備計画補助金等が減少しているが、保育所措置費、多面的機能支払交付金事業補助金が増加している。

公債費の分析欄

昨年度に比べ-1.3ポイントとなり、年々減少傾向となっている。公営企業会計である簡易水道の元利償還金は平成35年度をピークとして減少する見込みであるが、一般会計を含めた全体の元利償還金額は年々減少する見込みである。今後も計画的な事業実施を図り、適切な公債費の管理に努める。

公債費以外の分析欄

昨年度に比べ0.8ポイント改善しているが、類似団体と比較しても大きく上回っている。今後も計画的な事業推進、経常経費の見直しを行い、経常経費削減、財政健全化を図るよう努める。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

・民生費は、一人当たり178,687円となっており、平成23年度以降毎年増加している。障害福祉サービス費や保育所措置費の増加が主な要因となっている。・衛生費は、人吉球磨広域行政組合負担金の減、簡易水道特別会計繰出金の減等により、昨年度に比べ5,213円減少となっている。平成23年度以降毎年減少傾向にある。・農林水産業費は、一人当たり98,259円で前年度比-26,844円となっている。緑の産業再生プロジェクト事業補助金や茶湯里修繕費等の減少が要因である。・土木費は、一人当たり39,992円で、前年比-35,748円となっている。村道改修工事費の減が主な要因となっている。・教育費は、校舎等改修工事費が減少したのに伴い、前年度比-8,457円の63,502円となっている。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2015年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

・歳出決算総額は、住民一人当たり703千円となっている。主な構成項目である人件費は住民一人当たり116,159円となっており、平成23年度から11万円前後で推移している。類似団体と比較して70,996円下回っている。・維持補修費は、類似団体を大きく下回っているが、今後公共施設等の老朽化により増額が見込まれる。公共施設等総合管理計画等に基づき計画的に維持管理をおこなっていく。・普通建設事業費は、前年度に比べ半減しているが、今後公共施設等の更新整備の増加が見込まれる。・扶助費は、類似団体と比較し大きな差があるが、障害福祉サービス費や子ども医療費、保育所措置費の増加が考えられる。今後も扶助費は増加する見込みである。

実質収支比率等に係る経年分析(2015年度)

分析欄

財政調整基金残高は、利子、国債売却益、余剰金積立により、前年度比8.29ポイント増加している。今後も熊本地震のような甚大な災害による復旧費用や税収減となった場合など不測の事態に備えるため、国債売却益等の収益については積立金として増額していく。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2015年度)

分析欄

簡易水道特別会計及び農業集落排水特別会計は赤字とはなっていないものの一般会計からの繰出金に依存している。今後、使用料の見直しも含め、健全化・適正化を図る必要がある。また他会計においても、一般会計からの繰出金が多く、特に高齢社会による医療費・介護給付費の伸びが深刻であるため、健診や予防事業などに重点を置く必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

元利償還金は年々減少しており、今後も減少する見込みである。公営企業債の元利償還金に対する繰入金も平成24年度をピークに減少している。今後も事業内容を精査し、新発債を抑制し元利償還金の減少に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2015年度)

分析欄

地方債の新発債を抑制してきた結果、将来負担比率の分子が平成21年度より減少しており、将来負担額も年々減少している。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2015年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

債務償還可能年数の分析欄

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率及び実質公債費比率共に類似団体と比べ高い水準にあるが、将来負担比率は年々低下しており、実質公債費比率も年々わずかながら低下している。これは、元利償還金が年々減少していることや公営企業債の元利償還金に対する繰入金が平成24年度をピークに減少していることが主な要因である。今後も計画的な事業実施と内容見直しを行い、地方債の新規発行の抑制に努め、更なる健全化を目指す。

施設類型別ストック情報分析表①(2015年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

施設類型別ストック情報分析表②(2015年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,