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地方財政ダッシュボード

岐阜県東白川村の財政状況(2023年度)

岐阜県東白川村の財政状況について、2023年度の主要指標と分析コメントをまとめて確認できるページです。

東白川村水道事業簡易水道事業水道事業簡易水道事業下水道事業小規模集合排水処理

収録データの年度

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概観

人口の推移
歳入・歳出・差引の推移

普通会計の構造(2023年度)

目的別歳出
歳入の内訳
性質別歳出

財政比較分析表(2023年度)

財政力指数の分析欄

人口減少に伴う少子化や高齢化により、村の基幹産業である農林業や建築業などの低迷や後継者不足が進んでおり、財政基盤が弱く、類似団体平均を下回っている。また、近年の物価高によるエネルギー価格の高騰や賃金の上昇も産業の低迷に拍車をかけている状況である。このため、第6次総合計画(計画期間R5~R12)や地方創生総合戦略に基づいた活力ある村づくりを推進しつつ、行政の効率化に務めることで、財政の健全化を図る。

経常収支比率の分析欄

類似団体平均を大幅に上回る状況である。対前年比では、人件費1.5ポイント、物件費1.4ポイント、補助費等12.5ポイント、公債費1.5ポイント上昇しており、特に補助費は大幅増となった。これは、水道会計及び下水道会計の企業会計移行に伴う補助費の増加が大きいが、可茂消防事務組合などの一部事務組合への分担金、農林業関連の補助金や担い手育成に対する補助等も年々伸びていることも要因の一つとして挙げられる。今後、人件費や公債費も増加し続けることから、実施する事業の適正化や適正な人員管理等を行うことで歳出抑制を図り、改善を目指す。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均を上回っているのは、主に人件費が要因となっている。これは診療所や老健、保育園、CATVなどを直営で行っており、役場全体で多くの人員配置が必要になるためである。より良い行政サービスの提供のためには必要な人員であるとは考えるが、今後も人事院勧告等による給与改定によって人件費の上昇が見込まれることを踏まえ、事業や組織の最適化を行い、人口規模にあった事業展開や人員配置を図る。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体平均を下回っているが、現状は財政基盤が弱く給与水準の改善は難しい状況である。定員適正化計画に従い人員の適正化に努め、指数の向上を図る。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

財政に最も影響を与える人員について、定員適正化計画においては令和5年度計画人数67人に対し、実態は69人であった。診療所や老健、保育園を直営で運営しているという側面もあり、必要な人員確保か必須であると考えるが、第6次総合計画に掲げる『人口2000人時代へのリサイズ』を達成するため、組織も最適化し、人口2000人時代に対応した定員管理を進める。

実質公債費比率の分析欄

診療所移転やCATVのFHHT化など、大型プロジェクトに対して多額の地方債を充てており、実質公債費比率は年々上昇の一途を辿っている。これらの地方債は既に償還が始まっており、今後も年1.0ポイントの上昇を続けると考えられる。これまで毎年の償還額以上の借入を行わないとの方針で進めていたが、類似団体平均を大きく上回り、起債許可団体となる18%のラインが目前となっていることから、事業精査と事業の取捨選択等によるコストカットを行うことで借入額の縮減に努め、厳格な借入金の管理を行う。

将来負担比率の分析欄

直営で行う診療所の移転やCATVのFTTH化、はなのき会館大規模改修など、近年の大型事業の実施に伴う地方債発行額が増加したことで、低下していた比率が上昇に転じ、対前年比13.4ポイント上昇した。令和7年度から小中一貫校(義務教育学校)の整備計画にも着手することから、公債費比率も含め、より厳格な財政管理が求められることになる。このため、事業の精査などによって事業内容の見直しとコストカットを進め、将来負担比率の上昇の抑制に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2023年度)

人件費の分析欄

診療所や老健、保育園を直営で行っていることや多くの政策的事業を展開しており、会計年度任用職員(フルタイム)を多く雇用していることもあって、類似団体平均を大きく上回っている状況である。今後、事業の適正化や人員の見直しなどを進めることで、人件費の抑制を図る。

物件費の分析欄

物件費にかかる経常収支比率は類似団体平均を下回っている。施設修繕や備品購入を計画的かつ必要最小限に止めた結果である。今後も第六次総合計画(R05‐R12)に基づき、適正な運用に努める。

扶助費の分析欄

類似団体平均を若干下回っているが、例年2.5%前後で推移している。扶助費は住民の生活にも直結しており安易に削減することはできないが、事業内容の精査など既存事業の見直しを行うことで、サービスを低下させることなく現在の水準を維持する。

その他の分析欄

類似団体平均を上回っている。これは基金積立金、診療所への繰出金、第三セクターへの貸付金にかかる支出が大きな要因である。積立金では、財政調整基金150百万円、ふるさと思いやり基金58百万円、学校施設整備基金50百万円であり、診療所繰出金は84百万円、貸付金は98百万円である。また、対前年比で改善した要因は、簡水・下水が企業会計へ移行したことによる。第三セクターを存続させるための貸付金は一時的なものであるが、診療所は慢性的な赤字体質となっているため、コストを意識した経営改革に取り組むことで改善を図る。

補助費等の分析欄

類似団体平均を大きく上回っている。これは、簡易水道特別会計(211百万円)及び下水道特別会計(21百万円)が公営企業会計へと移行したことで、繰出金から補助金となった統計上の扱いによるところが大きい。このほか一部事務組合負担金や農林業への政策的な補助金も増加を続けている。このため特に簡易水道事業会計においては、発注工事の精査や維持管理のコスト削減を求めており、これによって補助金の削減を進める。また、政策的事業についても事業精査を求め、会計全体として歳出削減を図る。

公債費の分析欄

診療所移転やCATVのFTTH化などの大型事業での借入金の償還が始まっており、公債費割合は上昇傾向にある。これまで償還金額以上の借入を実施しないとの方針で事業展開しているが、実質公債費比率も上昇を続けているため、より具体的な借入方針を定めることで公債費を抑制する。

公債費以外の分析欄

類似団体平均を大きく上回っている。50百万円以上の支出を見ると、簡易水道への補助金、基金積立金、貸付金、診療所繰出金、可茂消防事務組合分担金、障がい福祉サービス費(扶助費)となっている。このうち簡水会計と診療所会計については、一般会計に係る財政的な負担が大きいことから、職員の意識改革によるコストを意識した経営改善に取り組、歳出抑制につなげる。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)

実質収支比率等に係る経年分析(2023年度)

分析欄

令和3年度の実質単年度収支は黒字であったが、財政需要額は年々増加しており、令和4年度以降は悪化を続けている。令和5年度については、村の基幹産業の一つである茶業の加工販売を担う第三セクターを存続させるための95百万円の貸付や、義務教育学校を整備するための積立50百万円等を行ってたことなども要因となっている。一般財源の補てんを含めて財政調整基金を取崩して財源としたため、実質収支は黒字となったが、同基金の残高は減少した。なお、一般財源分については、年度末の不用額から同額を戻入している。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2023年度)

分析欄

令和5年度決算は、一般会計においては財政調整基金を繰入れたことにより黒字となっているが、行財政改革に取り組む必要がある。国保診療所特別会計は一般会計からの繰入金により黒字は保っているものの、患者数や老健利用者数は減少傾向にあるため、運営方針の見直しや経営改革は急務である。

実質公債費比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

交付税措置率の高い過疎対策事業債を中心に借入を行っているため、算入公債費等は上昇している。ただし、起債対象事業の実施が多いことから、元利償還金等も年々上昇している。特に診療所の移転やCATVのFTTH化等の大型プロジェクトの実施において多額の借入を行っており、実質公債費比率は令和5年度で15.8%まで伸びている。このままの伸びを続けると、令和6年度に単年度で18%、令和7年度には3ヵ年平均で18%を超過すると予測されるため、実質公債費比率を減少させる取り組みが必要となる。

将来負担比率(分子)の構造(2023年度)

分析欄

令和元年度は診療所の移転やCATVのFTTH化により、地方債発行額が元利償還額を上回ったため、同年の将来負担額は最大となっているが、その後は発行額の抑制と地方債現在高の減少によって減少に転じた。充当可能財源等は、充当可能基金が微増しているものの、基準財政需要額算入見込額が減少していることから、全体としては減少を続けているが、将来負担率は改善を続けていた。令和5年度は、第三セクターを維持存続させるため、貸付金95百万円を財政調整基金から拠出したことなどにより充当可能基金が減少し、令和元年度から減少を続けていた将来負担比率は、令和3年度の水準まで悪化した。今後は更なる地方債発行額の抑制と併せて、財政調整基金への計画的な積立を行う。

基金残高に係る経年分析(2023年度)

基金全体

(増減理由)昨年度と比較し減少している。主な要因は、財政調整基金の取崩し145百万円(うち50百万円は学校施設整備基金への積替えのため、実質的な減少額は95百万円)によるところが大きい。(今後の方針)財政調整基金は、学校施設整備基金への積替えが予定されており、今後も少なくとも一定額の減少が見込まれる。予算編成の段階で当基金に頼らない編成に努める。ふるさと思いやり基金は、ふるさと納税が伸びていることから増加しているので、今後も返礼品等の見直しなどによる寄付金の増加に努める。このほか、減債基金、その他特定目的基金については中長期的な視点から計画的な財政運営と適切な基金運営を行う。

財政調整基金

(増減理由)一般会計の歳出を賄うため、令和5年度は一般財源分として150百万円、学校施設整備基金への積立金として50百万円、第三セクターへの貸付金として95百万円を繰り入れる予算となっていた。最終的には決算時の不用額150百万円を積み戻すことで一般財源分は不要となったが、145百万円が減少している。(今後の方針)財政調整基金に頼った予算編成も限界があるため、一般財源分を繰り入れない予算編成が必要となる。少なくとも義務教育学校整備には財政調整基金を当てていく必要があることから、既存事業の見直しとコスト削減による財政調整基金を繰り入れる体質からの脱却と、補助金など他の財源を確保する努力が必要である。

減債基金

(増減理由)積立や取崩しがないため、大きな変動はない。(今後の方針)今後も償還財源を確保しつつ財政の健全な運営に資する必要があるため、積立による適切な資金運用を行う。

その他特定目的基金

(基金の使途)ふるさと思いやり基金は、本村のむらづくりに対する寄付金を広く募り、その寄付金を財源として寄付を通じた住民参加型の地方自治を実現し、魅力あるむらづくりの推進するための基金である。保育園及び学校施設整備基金は、小中一貫校(義務教育学校)の令和9年度開校に向け、令和8年度に実施する小学校改修工事に充てるための基金である。(増減理由)ふるさと思いやり基金は、ふるさと納税の増加を行うため、返礼品の見直しや寄付額の小額化を行ったことが増加につながった。学校施設整備基金は、令和5年度より毎年50百万円ずつの積立を開始したことによる。(今後の方針)ふるさと納税は、村の主要な事業の重要な財源となっていることから、今後も寄付者から選ばれるための魅力ある返礼品を揃えるなど、寄付額の増加に努めるとともに、基金の充当にあたっては、寄付者の意向を尊重した事業への充当を引き続き行う。義務教育学校の整備にあっては、その財源として地方債も必要となるが、実質公債費比率も考慮し最小の借入額となるよう学校施設整備基金に積立を行う。なお、積立金は財政調整基金からの積替えとしていることから、財政調整基金への過度な負担ともならないよう、バランスの取れた積立を行う。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

有形固定資産減価償却率は、類似団体より大幅に高い水準にあり、大半の施設が更新の時期を迎えているが、公共施設等総合管理計画において、「施設の特性を考慮の上、早期段階に予防的な修繕等を実施することで、機能の保持・回復を図る。」としている。また、それぞれの施設について個別施設計画を作成済であり、きめ細かな長寿命化に取り組んで更新コストの抑制を図っている。

債務償還比率の分析欄

平成30年度から令和元年度に実施された診療所建設事業において、基金の取り崩しや起債の発行を行ったことや、経常一般財源が減少傾向にあることから債務償還比率は、急激に上昇した。令和2年度からは回復傾向にあったが、令和4年度からは、比率が上昇傾向に転じた。上昇した原因は、分母となる経常一般財源にかかる経常経費充当財源が増加ことによるものである。当該比率は、類似団体平均を大きく上回っているので、今後は、公共施設等総合管理計画などと財政の整合を図りながら債務償還比率の抑制に取り組んでいく。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

将来負担比率、有形固定資産減価償却率とも、類似団体を大幅に上回っている。また、将来負担比率は、上昇しているが、これは、国保診療所の建設に伴い、基金の取り崩しを行ったことが影響しているが令和2年度からは改善傾向にある。また、診療所施設を更新したにも関わらず有形固定資産減価償却費率も上昇しており、総合的に施設の老朽化が進んでおり、維持管理コストも増加することが予想されるが、公共施設等総合管理計画に基づき適正な維持管理を行うことで、維持管理コストを抑制することとしている。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

将来負担比率、実質公債費比率とも、類似団体を大幅に上回っている。これは、第五次総合計画に基づき、積極的にインフラ資産、事業用資産の整備を行ったきた結果である。将来負担比率は令和2年度決算から若干改善傾向にあったが、R5年度決算では、上昇に転じた。実質公債費比率は、年々上昇傾向にあるが、改善に向け、事業精査による借入の抑制と繰上償還を実施しておりR7をピークに、それ以後は減少を見込んでいる。また、今後は、令和5年からスタートした第六次総合計画において、整備された資産の有効な活用に重点を置いて計画の策定を行っており、メリハリの利いた行財政運営を行うように努める。

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)

資金収支計算書(一般会計等・全体・連結)

一般会計等・全体・連結資金収支計算書内訳表を、業務活動・投資活動・財務活動の会計基準に沿って、最新年度の収入・支出構成として可視化しています。上部の数値は期首資金から期末現金預金残高までのつながりです。

財務書類に関する情報①(2023年度)

財務書類に関する情報②(2023年度)

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,

よくある質問

このページで何が分かりますか?

岐阜県東白川村の2023年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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