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地方財政ダッシュボード

長野県山形村の財政状況(2014年度)

🏠山形村

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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地方財政AI: RAGエンジン(試験中)※直近3年の文書で要約します。現在は質問文の変更はできません。

総括表

人口の推移

財政比較分析表(2014年度)

財政力指数の分析欄

長引く景気低迷により個人・法人関係の減収などから0.39と全国平均を下回っているが長野県平均よりはわずかであるが上回っている。定員管理・給与の適正化等による歳出削減を実施するとともに、滞納額の圧縮やさらなる徴収業務の強化に取り組み、財政基盤の強化に努める。

経常収支比率の分析欄

全国・県平均よりも低い数値となっている。財源確保に関しては、税等の徴収率が98.8%と比較的高い水準にあるため、今後もこの数字を下回らないよう努める。またITの導入推進、指定管理者制度、シルバー人材センターや社会福祉協議会へのアウトソーシングの活用などにより事務の効率化かつ人件費削減を図っていく。今後とも、事務事業の見直しを更に進めるとともに、すべての事務事業の優先度を厳しく点検し、優先度の低い事務事業について計画的に廃止・縮小を進めていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

全国平均、長野県平均よりは高いものの、類似団体の中ではかなり低い数値となっている。ITの導入推進を積極的に行なってきていることもあり、委託料等の物件費が伸びているが、反面効率化により事務人件費が下がってきている。しかし子育て世代の転入による子どもの増加により、保育園や子育て支援センターに携わる人件費が増えてきている。全国的には少子化傾向なこともあり、子ども支援への経費は今後減少傾向が見込まれる。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体、全国市町村平均より下回っている。平成23.24年は国の人事勧告に対応したため増加したが、それを除けばここ数年右肩下がりとなっている。退職者数に対する新規採用職員の確保ができていないのと、平均年齢が年々引き下がっていることによる人件費の減が主な要因である。今後は平均数値を上回らない範囲で新規職員の採用を図り、住民サービスが向上するようなな事務運営を目指す。手当については住民の理解が得られる手当となっている。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

全国平均、長野県平均を上回っているものの類似団体とは大きく下回っている。人件費の抑制は数年来続いており、大課制の施行、IT化による事務作業の軽減及び効率化を行なうなど時代の流れに準じた職員体制を図ってきた。このことにより適正な定員管理に努めることができている。今後も住民サービスの質を落とさないように努めるなかで、効率的かつ効果的な事務事業を展開できるような人員配置等を行なっていく。

実質公債費比率の分析欄

類似団体、全国平均、長野県平均より大きく下回っている。今後も緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業を選択し、村の総合管理計画、実施計画に沿って計画的に進め、単年度に事業が集中しないようにしていく。また起債に大きく頼ることことのない財政運営に努める。

将来負担比率の分析欄

積極的な繰上償還による地方債残高の減及び、普通交付税の増額に伴う標準財政規模の増、財政調整基金及び減債基金の積立による充当可能基金の増額があげられる。今後も公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2014年度)

人件費の分析欄

全国平均は下回っているものの、長野県平均よりは上回っている。過去4年間で類似団体と比較すると似たような数値となっている。松本・塩尻市のベットタウンとして子育て世代が増加傾向であり、そのための保育所・子育て支援センターへの人件費が増えてきている。また小学校・保育所では自校給食で職員が配置されていることもあり、長野県平均よりは高い数値となっている。長野県平均21.0を目標に人件費の抑制を図っていきたい。、

物件費の分析欄

ITの導入促進を図っていることもあり、年々電算業務の委託料等が増えてきている。しかし類似団体、全国平均、長野県平均の数値よりは下回っている。これ以上増えないよう経費抑制に努める。

扶助費の分析欄

類似団体と5年間比較してみると上回った数値で、山形村は扶助費の負担が大きくなっているが、全校平均、長野県平均と比較してみるとかなり乖離した数値となっている。福祉医療の乳幼児においては従来対象年齢を15歳までとしていたが平成28からは18歳まで引き上げた。「明るく元気な村づくり」を目指し、健康寿命延伸事業に積極的に取り組んでいることもあり、現在扶助費が多くなっている。長野県平均7.2を上回らない範囲で今後も健康事業に取り組んでいく。

その他の分析欄

類似団体、全国平均、長野県平均と比較しても高い数値となっている、数値が高い要因に、これまでに整備してきた下水道施設の維持管理経費として公営企業会計への繰出金がある。また簡易水道事業へは破管事故に伴う修繕や補償金等が発生した場合に基準外で繰入を行なってきた。簡易水道事業は今後上水道事業との経営統合も視野に入れ、下水道事業とともに経費の節減を図り、独立採算の原則に立ち返った料金の健全化に努め、税収を主な財源とする普通会計の負担額を減らしていくよう努める。

補助費等の分析欄

国が進めた三位一体改革に合わせ、山形村でも平成17年度に補助交付金の全体的な見直しを行なった。その影響もあり現在比較的低い水準のまま現在に至っている。類似団体、、全国平均、長野県平均と比較しても低い数値となっているが、今後も所期の目的を達成した団体への補助金の減額及び廃止を原則に、歳出抑制に努めていく。

公債費の分析欄

近年起債を借りるような大型事業も特になく、繰上げ償還を積極的に行なってきたこともあり、類似団体、全国平均、長野県平均より低い数値となっている。今後公共施設の老朽化による大規模改修などが想定されるため、平成28年度に策定する公共施設等総合管理計画を策定し、大型投資事業の適切な取捨選択を行なっていき、償還額の平準化を行なっていく。

公債費以外の分析欄

全国平均より下回っているものの、類似団体、長野県平均よりは上回っている。自立を選択した村として、今後とも歳出削減、定員管理・給与の適正化、地方税の徴収強化等の取り組みを通じて財政基盤の強化に努めていく。

実質収支比率等に係る経年分析(2014年度)

分析欄

歳出においてはH23.24保育園建設事業、H24.25子育て支援センター建設事業といった大規模事業が終了したことにより減となった。歳入においては長引く景気の低迷や厳しい雇用情勢の中、人口の増加とともに村民税は微増であり、また固定資産税も新築家屋の増加ににより微増傾向となっている。これにより実質収支はなだらかな右肩上がりとなっている。財政調整基金は中長期的な見通しのもとに、決算剰余金を中心に積み立て、実質収支の伸びに牽引されて残高が伸びている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2014年度)

分析欄

・水道事業会計においては近年改修工事等の設備投資が無く、安定した水道料金収入があるため剰余金が生じている。しかし施設の経年劣化も目立つため、修繕に備えるなど健全経営に努めている。・一般会計は大規模事業の減と税収の微増によるものである。

実質公債費比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

大型事業である平成11~14年に借入れた保健福祉センター及びデイサービスセンターの償還が平成22~23年で終了し、新規借入による償還の始まりも年々減少傾向となっている。実質公債費比率も右肩下がりの状況である。今後とも、緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、起債に大きく頼ることのない健全財政運営に努める。

将来負担比率(分子)の構造(2014年度)

分析欄

大型事業に係る地方債の償還終了や積極的な繰上げ償還、新規借入の減少により地方債残高が減っている。また普通交付税の増額に伴い標準財政規模も増加し、財政調整基金及び減債基金の積立により充当可能金額が増加している。今後も公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,