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地方財政ダッシュボード

神奈川県愛川町の財政状況(2013年度)

🏠愛川町

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2013年度)

財政力指数の分析欄

町内に大規模な工業団地を有し、比較的豊かな税収があることから、財政力指数は0.99と類似団体平均を大きく上回っているものの、法人町民税の減収などから基準財政収入額が減となり、単年度では0.98で、前年度に引き続き交付団体となった。今後も自主財源の確保や、行政改革の推進による事務事業の見直し、経常経費の削減により、財政力の確保に努める。

経常収支比率の分析欄

経常経費分析表を参照

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均を上回っているのは、主に人件費が要因となっている。これは、事務処理の合理化や民間委託の推進などにより、職員数の抑制に努めているものの、地形上、出張所や消防分署が必要となるほか、ごみ収集、し尿収集処理業務や保育園(6園)の運営を町単独で実施しているためである。今後も適切な定員管理に努め、人件費の抑制を図っていく。

ラスパイレス指数の分析欄

類似団体の平均を1.7ポイント上回っているものの、人事院勧告に準拠した適正な給与改定により、神奈川県内市町村の平均より下回っている。今後も適宜見直しを行い、給与の適正化に努める。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

行政需要が増大する中、事務処理の合理化や民間委託の推進などにより、職員数の抑制に努めているものの、地形上、出張所や消防分署が必要となるほか、ごみ収集、し尿収集処理業務や保育園(6園)の運営を町単独で実施しているため、類似団体の平均を1.65ポイント上回っている。今後も適切な定員管理に努める。

実質公債費比率の分析欄

平成9年度から新規の地方債の発行を、原則として当該年度の元金償還額以内に抑制してきたことや、過去の高利子の地方債の償還が終了してきているため類似団体平均を大幅に下回っている。今後も、新規発行の抑制により引き続き低い水準を維持するよう努める。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均を大幅に下回っている。主な要因としては、地方債借入額の抑制や、計画的な公社からの依頼土地の買戻しなどにより、将来負担額が減少傾向にあることに加え、基金など将来負担額を上回る充当可能財源が確保されていることから、引き続き将来負担比率は低い状況で推移するものと思われる。今後も公債費の削減や基金の確保など、引き続き低い水準を維持できるよう努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2013年度)

人件費の分析欄

事務処理の合理化や民間委託の推進などにより、職員数の抑制に努めているものの、地形上、出張所や消防分署が必要になるほか、ごみ収集、し尿収集処理業務や保育園(6園)の運営を町単独で実施しているため、類似団体平均を上回っている。今後も適切な定員管理に努め、人件費の抑制を図っていく。

物件費の分析欄

保育園並びに一部の小学校の給食調理業務を民間委託していることや、定員適正化計画に基づく退職不補充分を賃金へ振り替えていること、さらには、ごみ・し尿処理を直営で実施していることによる維持管理経費などにより、類似団体の平均を上回っている。今後は、ごみ処理について一部事務組合へ移行し、効率的な運用を図る。

扶助費の分析欄

扶助費については、障害者総合支援法に係る障害者への給付増や、町単独で実施している医療費助成の対象者拡大などの影響から年々増加傾向にある。平成25年度については、制度改正に伴う児童手当・子ども手当関係経費が減となったことなどから、金額が減となったことなどから、率が減少した。

その他の分析欄

ごみ・し尿処理を直営で行っているため、維持補修経費が多くなる傾向がある。今後、ごみ処理について一部事務組合へ移行し、効率的な運用を図る。

補助費等の分析欄

本町の加入する一部事務組合(ごみ処理)については、現在地方債を発行していないため類似団体に比べ補助費等が少ない状況である。今後、事業の進展による事業費の増については、直営によるごみ処理(物件費)からの組み替えにより対応することで、全体的な費用の平準化を図る。

公債費の分析欄

平成9年度をピークに新規の地方債の発行を、原則として当該年度の元金償還額以内に抑制するなど、地方債残高を毎年圧縮してきたことから、類似団体の平均を大きく下回っている。今後の地方債の活用にあたっては、長期的な償還計画に基づき、公債費が増大しないように配慮する。

公債費以外の分析欄

歳出の経常経費(公債費以外)については横ばいであったものの、平成24年度は、一部大手企業の大幅な減益から町税収入が減となるなど、歳入の経常一般財源等の減により、数値が悪化した。平成25年度は、町税収入の回復により、一般財源等が増となり、数値が改善したが、今後も、経常経費の抑制に努めながら、町税など一般財源の確保に努める。

実質収支比率等に係る経年分析(2013年度)

分析欄

平成25年度の実質収支比率は0.84ポイント増加し、6.75%となった。主な要因としては、分母にあたる標準財政規模が、臨時財政対債発行可能額の増などから、3,037万3千円増(+0.4%)となったことに加え、分子にあたる実質収支額も、町税の増収などから、7,035万9千円の増(+14.7%%)となったことによる。財政調整基金は、町税の減収を補てんするため、積立額を超える取崩を行ったことから、減少傾向にある。今後は、取り崩し額の抑制はもとより、決算剰余額を適切に積み立て、基金財高の回復を図る。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2013年度)

分析欄

平成22・23年度の介護保険特別会計について、国庫支出金の翌年度精算影響から一時的に低い数値となっているが、その他の会計については概ね適正な数値で推移している。これまでの推移や、他の財政分析を見ても赤字に転落する可能性は低いものと考えられるが、今後、厳しい財政状況が続くことが見込まれることから、徴収体制の強化や受益者負担の適正化による自主財源の確保に加え、行政改革や行政評価の推進による経常経費の一層の削減などにより、健全な財政運営に努めていく。

実質公債費比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

実質公債費比率は3ヵ年平均で-2.5%とマイナスの数値になっており、年々減少傾向にある。地方債の元利償還金や、下水道事業の縮小傾向による公営企業債償還財源繰出金が減少傾向にあることに加え、算入公債費等が高水準で推移しているためである。平成21・22年度に、町税の大幅な減収を補てんするため、一時的に元金償還額より借入額が多くなる状況となり、今度も同様な状況が続く場合は元利償還金が増加し、実質公債費比率を押し上げる可能性があるものの、現在の比率から鑑みると、安全な範囲内であり、地方債の活用が制限されるほどにはならないと考えられる。

将来負担比率(分子)の構造(2013年度)

分析欄

類似団体平均を大幅に下回っている。主な要因としては、地方債借入額の抑制や、計画的な公社からの依頼土地の買戻しなどにより、将来負担額が減少傾向にあることに加え、基金など将来負担額を上回る充当可能財源が確保されていることから、引き続き将来負担比率は低い状況で推移するものと思われる。平成24・25年度は、大型の建設事業(健康プラザ建設)の財源として地方債の借入を行ったため、一時的に地方債残高が増となったが、今後も公債費の削減や基金の確保など、引き続き低い水準を維持できるよう努める。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,