地方財政ダッシュボード

茨城県下妻市の財政状況(最新・2024年度)

収録データの年度

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下妻市の主要財政図表を、Excelブックとしてまとめています。

対象年度2024年度

出典: 総務省「財政状況資料集」,「統一的な基準による財務書類に関する情報」,
作成:澁谷英樹「地方財政ダッシュボード」.

地域の概況

人口の推移
歳入・歳出・形式収支の推移

普通会計の構造(2024年度)

目的別歳出

総額205億円

性質別歳出

総額205億円

歳入の内訳

総額214億円

財政比較分析表(2024年度)

財政力

基準財政需要額は、単位費用の増により包括算定経費(人口)が増加し、また、引き算要素である臨時財政対策債振替相当額が減少したこと等により、昨年度と比較すると若干増加した。一方、基準財政収入額においては、固定資産税のうち、設備投資の増による課税標準額の増により償却資産が、大規模工場等の新築により家屋がそれぞれ大幅に増加した。全体としては、分母の基準財政需要額の伸び以上に分子の基準財政収入額が大きく伸びたため、単年度では0.05ポイント上昇し0.72となった。一方、3か年平均では、令和6年度の指数が高かった影響から平均値を押し上げ、今年度は0.03ポイント増の0.68となった。類似団体と比較すると、例年高く推移している。今後は、企業誘致による固定資産税の増等に期待するとともに、更なる経常経費の見直しに努めていく。

財政力指数

財政構造の弾力性

分子では、給与改定に伴い人件費が、本庁舎解体事業の増に伴い物件費が、また、障害者自立支援給付費の増等により扶助費がそれぞれ増加した。一方、分母では、法人市民税の増により地方税が増となったが、基準財政収入額の増により普通交付税が減となり、全体ではほぼ横ばいとなった。その結果、経常収支比率は、昨年度より1.0ポイント上昇し95.4%となった。類似団体と比較すると、昨年度から高く推移している。今後は、長期的に扶助費及び公債費の上昇が見込まれることから、歳出削減に加えて、市税等の経常経費の安定的な確保に努めていく。

経常収支比率

人件費・物件費等の状況

本市では、消防等及びごみ処理関連の経費について一部事務組合が事務を執り行っているため、人件費・物件費等の状況は類似団体と比較すると例年低くなっている。しかしながら、定年延長に加え、給与改定に伴う人件費の増及び公共施設の老朽化に伴う維持管理費の増などにより、年々増加してくることが見込まれる。そのため、今後は、定員管理計画に沿った計画的な職員採用及び公共施設等総合管理計画に定めた公共施設における保有量の削減を推進し、事業費の適正化を図っていく。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額

給与水準(国との比較)

今年度は、昨年度と比較すると1.1ポイントの増となっているが、類似団体と比較すると、例年低く推移している。今後は、人事院勧告に基づく給与水準の見直しを図っていくとともに、人事評価の実施により、職責や勤務成績に応じた給与形態を確立するなど、給与制度の適正化に向けた取組に邁進していく。

ラスパイレス指数

定員管理の状況

本市では、窓口業務等において、会計年度任用職員に依存している傾向にある。そのため、類似団体と比較すると例年低い水準となっている。今後は、定年年齢の段階的な引上げが徐々に進んでいくが、そのような状況下であっても、一定数の新規採用を継続的に実施していかなくてはならないことから、職員の総数は上昇していくことが見込まれる。定員管理計画に基づいた適正な職員採用を行っていくとともに、DXの推進などの事務の効率化に取り組んでいく。

人口1,000人当たり職員数

公債費負担の状況

本市では、種々の需要に対応すべく、これまで臨時財政対策債に加え教育や土木に係る多額の起債を発行してきた。単年度では、分母で市民税及び固定資産税の増により標準税収入額等が増となったことにより0.5ポイント減の7.3ポイントとなった。3か年平均では、令和4年度の単年度比率が突出して高かった影響により、昨年度から0.1ポイント減の7.7ポイントとなった。今後は、起債の繰上償還や減債基金の積み立てを計画的に行い、比率上昇の抑止に努めていく。

実質公債費比率

将来負担の状況

財政調整基金の取崩しによる充当可能基金の減及び臨時財政対策債償還費の減による基準財政需要額算入見込額の減により、分子の引き算要素である充当可能財源等が大きく減少したことにより、将来負担比率は昨年度より3.4ポイント増の69.5となった。今後は、庁舎建設事業に係る大規模な借入の影響で、しばらくの間将来負担比率の高止まりが続くことが見込まれることから、起債の厳選及び減債基金を活用して繰上償還を積極的に行っていくことにより、公債費の負担増に対応していく。

将来負担比率

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2024年度)

人件費

今年度は、分子で給与改定に伴う職員給の増等により金額が増となり、分母では、地方税の増や地方交付税の減はみられたものの、昨年度とほぼ横ばいであったため、全体では1.7ポイントの増となった。消防等及びごみ処理等の業務について一部事務組合が執り行っているため、これまでは類似団体と比較すると低い水準となっていたが、令和5年度からは若干高い水準へと転じた。今後は、定年年齢の引上及び地域手当の大くくり化に伴い、人件費が徐々に増加していくことが見込まれることから、中長期的な推移についてその動向を注視し、適正な管理に努めていく。

経常収支比率(人件費)

物件費

分子でビアスパークしもつま指定管理料などの委託料の金額が増となったことに伴い、物件費に係る比率は、昨年度より若干増加し14.7ポイントとなった。今後は、継続的に物価高騰による影響が懸念されるため、第6次下妻市行政改革プランや公共施設等適正管理計画に照らして、行政コストの抜本的な削減及び公共施設の管理における効率化、スリム化を推進していく。

経常収支比率(物件費)

扶助費

児童福祉費のうち施設型給付費、社会福祉費のうち障害福祉費及び生活保護費の増加がここ数年続いており、類似団体と比較しても例年高い水準となっている。今年度は、障害者自立支援給付費の増により0.3ポイントの増となった。扶助費は、全国的な比率を見てみても増加傾向になっており、このような状況が続いていくと他の義務的経費が逼迫することにもなりかねないことから、給付審査の適正化及び扶助の効果の検証を執り行っていく。

経常収支比率(扶助費)

その他

その他のうち、繰出金において、介護保険特別会計繰出金の増等により若干増となったものの、分母において地方交付税が大幅に減となったことに伴い、全体としては昨年度より0.2ポイント増加した。類似団体と比較すると、ここ数年は同水準となっている。今後は、独立採算性の観点からも、各会計への繰出金がこれまでよりも突出して増加するようなことがないよう、適正な予算措置に努めていく。

経常収支比率(その他)

補助費等

本市では、消防等及びごみ処理関連の業務について、一部事務組合に対し負担金として支出しているところである。今年は、国営霞ヶ浦用水事業土地改良区負担金が減となったことなどにより0.8ポイント減少した。類似団体と比較すると、若干高くなっている。今後は、ごみ処理施設の改修や消防施設の建替等に対する多額の負担金が発生してくる見込みのため、負担金の増に対応すべく、基金の積立等を計画的に進めていく。

経常収支比率(補助費等)

公債費

公債費は、類似団体平均と比較すると若干低く推移している。これまで、道路や学校施設等の更新の際、合併特例債を始めとした地方債を適宜発行してきたところであるが、令和4年度を境に一旦ピークを迎えた。今後は、庁舎建設事業の財源として多額の地方債を発行したことにより、令和7年度から再び増加していくことが見込まれる。他の経費を圧迫することのないよう起債事業の厳選及び減債基金の更なる確保に努めていく。

経常収支比率(公債費)

公債費以外

公債費以外に係る経常収支比率は80.0%となり、昨年度と比較すると1.7ポイント増加した。要因としては、給与改定に伴う職員給の増等によるものである。また、類似団体と比較すると高い水準となっている。今後は、庁舎建設事業に係る公債費が大幅に増となったことにより、予断を許さない状況が続いていくことから、公債費以外の適正な執行を心がけていく。

経常収支比率(公債費以外)

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)

目的別歳出の分析欄

総務費では、財政調整基金積立の減等により、一人当たり18,074円減少した。類似団体と比較すると、今年度は数値が下回っている。民生費では、定額減税に係る調整給付金の増及び保険基盤安定分(保険税軽減分)の増等により、一人当たり11,942円増加した。類似団体と比較すると、例年大きく下回っている。衛生費では、医療機関個別接種委託料やコールセンター等業務委託料の減等により、一人当たり1,928円減少した。類似団体と比較すると、例年大きく下回っている。農林水産業費では、ビアスパークしもつま指定管理料の増や、県営基幹水利施設ストックマネジメント事業負担金の増等により、一人当たり2,626円増加した。類似団体と比較すると、例年同程度で推移している。土木費では、下妻中央工業団地アクセス道路に係る道路新設改良工事の増等により、一人当たり9,190円増加した。類似団体と比較すると、例年大きく下回っている。教育費では、千代川公民館空調設備改修工事の増や、東部中学校体育館屋根復旧工事の増等により、一人当たり3,735円増加した。類似団体と比較すると、例年大きく下回っている。

議会費

類似団体内順位56位/ 82団体

労働費

類似団体内順位31位/ 82団体

消防費

類似団体内順位70位/ 82団体

諸支出金

類似団体内順位7位/ 82団体

総務費

類似団体内順位47位/ 82団体

農林水産業費

類似団体内順位36位/ 82団体

教育費

類似団体内順位61位/ 82団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 82団体

民生費

類似団体内順位74位/ 82団体

商工費

類似団体内順位70位/ 82団体

災害復旧費

類似団体内順位67位/ 82団体

衛生費

類似団体内順位82位/ 82団体

土木費

類似団体内順位65位/ 82団体

公債費

類似団体内順位65位/ 82団体

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2024年度)

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は、住民一人当たり487,463円となり、昨年度と比較すると、扶助費が増加したこと等により6,628円増加した。各項目のうち、扶助費を除く全ての項目で類似団体の平均を下回っており、本市ではおおむね効率的な行政運営ができているといえる。人件費では、職員給や会計年度任用職員報酬の増等はあるものの、職員数及びラスパイレス指数が類似団体と比較して低く、また、消防等及びごみ処理関連の業務を一部事務組合において実施しているため、一人当たり5,075円増加はしたものの、類似団体と比較すると効果的な運用ができている。物件費では、旧本庁舎解体工事やふるさと納税収納業務委託料の増等により、一人当たり3,765円増加した。扶助費では、定額減税に係る調整給付金の増により、一人当たり14,352円増加した。補助費等では、プレミアム付商品券発行業務交付金及び寄附謝礼の増等により、一人当たり3,527円増加した。普通建設事業では、下妻中央工業団地アクセス道路に係る道路新設改良工事の増等により、新規整備分と更新整備分合わせて、一人当たり1,440円増加した。積立金では、財政調整基金積立の減等により、一人当たり20,471円減少した。

人件費

類似団体内順位77位/ 82団体

補助費等

類似団体内順位51位/ 82団体

災害復旧事業費

類似団体内順位67位/ 82団体

投資及び出資金

類似団体内順位60位/ 82団体

物件費

類似団体内順位60位/ 82団体

普通建設事業費

類似団体内順位78位/ 82団体

失業対策事業費

類似団体内順位1位/ 82団体

貸付金

類似団体内順位68位/ 82団体

維持補修費

類似団体内順位78位/ 82団体

普通建設事業費(うち新規整備)

類似団体内順位72位/ 82団体

公債費

類似団体内順位65位/ 82団体

繰出金

類似団体内順位68位/ 82団体

普通建設事業費(うち更新整備)

類似団体内順位66位/ 82団体

積立金

類似団体内順位45位/ 82団体

前年度繰上充用金

類似団体内順位1位/ 82団体

実質収支比率等に係る経年分析(2024年度)

分析欄

令和6年度は、減債基金を0.7億円、ふるさと下妻基金を7.0億円積み立てたが、財政調整基金を5.6億円取り崩したことにより、実質収支額の標準財政規模比は、1.26%増加した。財政調整基金残高比率は現在の15%から25%前後を、また、実質収支額は現在の5%から10%代をそれぞれ維持しながら、有事の際の不確定要素による財政リスク等に備えていく。

実質収支額・比率,財政調整基金残高

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2024年度)

分析欄

連結実質赤字比率を算出するための実質収支額は、いずれの会計においても資金不足額を生じてはおらず、令和6年度の連結実質収支は20.15となり、1.45ポイント増加した。一般会計では、減債基金を0.7億円、ふるさと下妻基金を7.0億円積み立てた一方、財政調整基金を5.6億円、ふるさと下妻基金を3.2億円取り崩したことにより、連結実質赤字比率の標準財政規模比は1.26ポイント増加した。また、水道事業会計では、歳出は増加したものの、歳入地方債及び支払繰延額の増加幅のほうがより大きくなったため、標準財政規模比は0.60ポイント増加した。一方、下水道事業会計では、歳入地方債等の影響は小さく、標準財政規模比は0.16ポイントとわずかに増加した。その他の会計においても、引き続き赤字が発生しないよう、独立採算性の原則に基づき、使用料や受益者負担の見直しを図るなど、適正な財政運営及び企業経営に努めていく。

連結実質収支(連結実質赤字比率)

実質公債費比率(分子)の構造(2024年度)

分析欄

小中学校に係る事業費の償還終了(-63百万円)等により、元利償還金が減となったことから、分子の額は減少した。今後は、庁舎建設事業において多額の借入を行ったため、投資的事業を厳選したうえで地方債の発行抑制に努める。

実質公債費比率,公債費等

減債基金の分析欄

満期一括償還の借入実績なし。

将来負担比率(分子)の構造(2024年度)

分析欄

分子の将来負担額において、昨年度と比較すると学校教育施設整備事業債及び臨時財政対策債の減により、地方債現在高が大幅に減少(-1,009)した。また、充当可能財源等では、昨年度と比較してふるさと下妻基金では積立の増等により増加となった一方、財政調整基金では取崩しに伴い基金残高が大幅に減少したことにより、基準財政需要額算入見込額が大きく減となり、全体では大きく減少(-1,280百万円)した。今後は、庁舎建設事業による地方債の償還が本格化してくるため、地方債の繰上償還や基金の積立を積極的に行っていく。

将来負担比率

基金残高に係る経年分析(2024年度)

基金残高合計

(増減理由)令和6年度は、取崩額が991百万円、積立額が882百万円であり、基金全体の増減額は-109百万円、基金総額は6,296百万円となった。財政調整基金は559百万円の取崩しを行い、年度末残高は2,312百万円、減債基金は69百万円の積立を行い、年度末残高は1,317百万円となった。また、特定目的基金は、ふるさと納税が好調なことから、ふるさと下妻基金を700百万円積立を行う一方で、ふるさと納税対策経費(-321百万円)や地域の振興に資する経費(-86百万円)等に充てるため一部取崩があり、特定目的基金全体で381百万円の増となった。(今後の方針)今後は、予期せぬ災害等に備え、財政調整基金を標準財政規模のおおむね15%から25%程度を確保していく。また、今後の建設事業による交際費の増に備え、減債基金についても計画的に積み増しを行っていく。さらに、特定目的基金についても、基金の設置目的に沿い、それぞれの使途に応じた適正な金額を維持していく。

基金残高合計

財政調整基金

(増減理由)事業を精査し、企業誘致の課税免除等の影響による財源不足を補てんするため559百万円の取崩しを行った。(今後の方針)今後は、天災等による税収の急激な落込や、企業誘致に係る課税免除による大規模な減収に備えるため、標準財政規模のおおむね15%から20%(16億円から28億円)程度を目安として基金残高を確保していく。

財政調整基金

減債基金

(増減理由)今年度は、庁舎建設事業等に係る起債の償還に対応するため、69百万円の積立を行った。(今後の方針)今後は、庁舎建設に係る借入の償還が令和7年度から本格的に開始され、公債費の急激な増が見込まれているため、他の住民サービスを圧迫することがないよう、計画的な積立を行っていく。

減債基金

その他特定目的基金

(基金の使途)ふるさと下妻基金:ふるさと下妻寄附金を財源とし、本市の個性豊かなまちづくりに資する事業に充当地域振興基金:合併後の市民の一体感の醸成及び地域振興を推進する事業に充当公共施設マネジメント基金:公共施設等の保全・更新その他の計画的な整備に要する経費に充当地域福祉基金:地域における高齢者保健福祉の推進及び民間福祉活動に対する助成等に充当ビアスパークしもつま及び道の駅しもつま維持管理基金:施設の維持管理に要する経費に充当(増減理由)ふるさと下妻基金:学童保育事業や医療扶助費などに321百万円充当したが、令和6年度の寄付金を700百万円積立したことにより、379百万円増加地域振興基金:イベント開催等の地域振興事業に86百万円充当した。(今後の方針)ふるさと下妻基金:ふるさと下妻寄附金を一旦基金に積み立て、寄附者が指定した事業の財源として適切に充当していく。地域振興基金:合併特例のために積み立てた基金のため、利息を除き新たな積み立ては行わず、基金造成に要した償還分を越えない範囲において充当していく。公共施設マネジメント基金:市内公共施設全般の適正な維持管理及び整備に対する助成等に充当していく。地域福祉基金:地域における高齢者社会福祉の推進及び民間福祉活動に対する助成等に充当していく。ビアスパークしもつま及び道の駅しもつま維持管理基金:老朽化の著しい施設の維持管理にに充当していく。

その他特定目的基金

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2023年度)

有形固定資産減価償却率

有形固定資産減価償却率は、類似団体平均と比較すると、5.6ポイント低くなっている。施設の老朽化に伴い、前年度に比べて1.5ポイント増加した。昨年度は新庁舎建設事業により一次的な比率の低下がみられたものの、今後は、新庁舎以外のその他の施設の老朽化が著しく進行していくことが見込まれることから、下妻市公共施設等マネジメント基本方針に基づき、計画的に施設の集約化や複合化、除却等を進めていく。

有形固定資産減価償却率

類似団体内順位21位/ 80団体

(参考)債務償還比率

債務償還比率は全国、県、類似団体平均と比べると、いずれも大きく上回っており、前年度に比べて101.5ポイント増加した。これは、庁舎等建設事業の実施に伴い地方債現在高が増加したためと考えられる。今後は、庁舎等建設事業に係る地方債の償還が本格化してくるため、充当可能基金である減債基金等の積み増しを行うなど、比率の抑制に努めていく。

(参考)債務償還比率

類似団体内順位75位/ 82団体

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

類似団体平均値と比較すると、将来負担比率は大きく上回っており、有形固定資産減価償却率は低くなっている。今年度は、起債の償還が進み地方債現在高が減となったことにより将来負担比率は減少に転じた。一方、有形固定資産減価償却率は、公共施設の老朽化により上昇した。今後も、公共施設全般の老朽化が進み、施設の改修や更新時期の重複が予測されることから、将来負担比率の推移に留意しながら、下妻市公共施設等マネジメント基本方針に基づき、適正な施設の維持管理に努めていく。

将来負担比率と減価償却率の組合せ分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

類似団体平均値と比較すると、将来負担比率は大きく上回っており、実質公債費比率は低くなっている。実質公債費比率は、税収が伸びたこと等により単年度では0.14減少したものの、令和4年度の単年度の比率が臨時財政対策債発行可能額の大幅な減少の影響で突出して高かったため、3か年平均では、昨年度より上昇し7.8%となった。今後は、庁舎等建設事業などに係る償還が開始され、両比率の上昇が見込まれることから、施策の厳選や事務の見直し等を行い、地方債の発行を抑制するよう取り組んでいく。

将来負担比率と実質公債費比率の組合せ分析

施設類型別ストック情報分析表①(2023年度)

施設情報の分析欄

類似団体と比較して、有形固定資産減価償却率が高い施設は【認定こども園・幼稚園・保育所】、【橋りょう・トンネル】、【公営住宅】、【公民館】であり、低い施設は【道路】、【学校施設】である。また、一人当たりの面積については、【道路】を除き類似団体平均値を下回っている。【幼稚園、保育所】については、いずれも建築後30年以上が経過しており、有形固定資産減価償却率が類似団体平均値を37.5ポイント上回る92.5%と高い数値となっている。【幼稚園】においては、利用者の減少に伴い段階的に統廃合を行っており、閉園した園舎は順次解体を進めている。また、【保育所】においては下妻市子ども・子育て支援事業計画に基づき、下妻保育園の民営化を進めており、今後、当該有形固定資産減価償却率は低下する見込みである。【公営住宅】や【公民館】については、耐用年数を経過している建物が多くあり老朽化が進んでいるため、高い数値となっている。【道路】及び【橋りょう・トンネル】は、計画的に長寿命化及び予防保全を行っているが、今年度は、【橋りょう】の長寿命化工事が思うように進まず老朽化が進行したため【橋りょう・トンネル】の有形固定資産減価償却類型額は、類似団体平均値と比較して高くなった。【学校施設】については、市内の全小中学校の耐震補強、大規模工事が完了したことで、類似団体平均値より有形固定資産減価償却率が低くなっているが、児童・生徒数が減少して学校の小規模化が進んでいることから、今後は、小中学校における学校規模の適正化や将来を見据えた学校の適正配置の在り方を検討していく。

道路

類似団体内順位36位/ 79団体

橋りょう・トンネル

類似団体内順位46位/ 77団体

公営住宅

類似団体内順位51位/ 79団体

港湾・漁港
認定こども園・幼稚園・保育所

類似団体内順位67位/ 76団体

学校施設

類似団体内順位12位/ 79団体

児童館
公民館

類似団体内順位44位/ 65団体

施設類型別ストック情報分析表②(2023年度)

施設情報の分析欄

類似団体と比較して、有形固定資産減価償却率が低い施設は【図書館】、【庁舎】であり、その他の施設においては類似団体平均値より高くなっている。また、令和5年度は【保健センター・保健所】が新庁舎に複合化されたことにより該当数値なしとなっている。、一人当たりの面積については、【図書館】を除き類似団体平均値を下回っている。【保健センター・保健所】の一人当たり面積についても、有形固定資産減価償却率同様に該当数値なしとなっている。【図書館】は、長寿命化のための改修工事等を実施したため、有形固定資産減価償却率が類似団体平均値より低くなっている。今後も多様化する市民ニーズを踏まえながら、適正な施設の維持管理に努める。また、【庁舎】は、新庁舎建屋の建設に伴い大幅に改善した。有形固定資産減価償却率は類似団体と比較すると48.0ポイント低い5.0%となった。また、旧庁舎は解体予定、旧保健センターは解体が完了しており、本事業完了後には当該有形固定資産減価償却率がさらに低下することが見込まれる。【市民会館】については、老朽化が著しく償却率が90%以上と高い水準で推移している。現在は利用休止しており、施設の在り方を検討していく。今後、公共施設全体の老朽化による維持管理費用の増加が見込まれるため、下妻市公共施設等マネジメント基本方針に基づき、施設の集約化や複合化、除却等を計画的に行い施設総量の最適化に取り組んでいく。

図書館

類似団体内順位17位/ 77団体

体育館・プール

類似団体内順位26位/ 77団体

福祉施設

類似団体内順位39位/ 70団体

市民会館

類似団体内順位66位/ 70団体

一般廃棄物処理施設

類似団体内順位43位/ 68団体

保健センター・保健所

類似団体内順位51位/ 61団体

消防施設

類似団体内順位71位/ 76団体

庁舎

類似団体内順位1位/ 79団体

一般会計等、全体、連結資金収支計算書内訳表(2023年度)

資金収支計算書

財務書類に関する情報①(2024年度)

1.資産・負債の状況

一般会計等では、総資産額が前年度末から1,219百万円減少し、56,407百万円となった。有形固定資産は、事業用資産において道の駅しもつまの施設機能改善工事へ55百万円の支出、インフラ資産においては道路整備関連工事へ692百万円の支出があったが、減価償却による価値の減少分が新規取得分を上回ったため全体として1,294百万円の減少となった。負債は、地方債において旧本庁舎解体事業債や道路橋梁債等の起債があったが、償還が進んだことにより1,009百万円減少したため、全体として891百万円減少し、25,713百万円となった。全体では、総資産額が前年度末から2,275百万円減少し、77,160百万円となった。有形固定資産は、水道事業会計や下水道事業会計において減価償却による価値減少が進み、一般会計等と比較して減少幅が拡大した。負債は、水道事業会計および下水道事業会計において、地方債の償還が進んだことや未払金の減少により、全体で一般会計等を上回る減少となった。連結では、総資産額が前年度末から1,998百万円減少の89,417百万円となった。事業用資産において、茨城西南地方広域市町村圏事務組合の坂東消防署整備等により、全体会計に比べ減少幅が縮小となった。負債は、1,348百万円減少の47,557百万円となった。

貸借対照表ツリーマップ
資産合計
負債合計

2.行政コストの状況

一般会計等では、人件費が3,294百万円(17%)、物件費等が7,008百万円(37%)となり、依然、経常費用のうち業務費用が5割以上を占めている。物件費等では、ふるさと下妻寄附謝礼関係費用(272百万円)及び下妻保育園民営化による施設事業委託料の増加(105百万円)等により371百万円増加し、業務費用全体として388百万円増加の10,533百万円となった。移転費用では、低所得者世帯支援給付金が減少(-293百万円)したが、定額減税調整給付金事業(310百万円)やプレミアム付商品券発行事業交付金の増加(176百万円)等により、移転費用全体として640百万円増加し、8,579百万円となった。最終的な純行政コストは976百万円増加の18,659百万円となった。全体では、人件費・物件費等の業務費用は487百万円増加し12,535百万円となり、移転費用は、後期高齢者医療特別会計の医療給付費分納付金等の増加(72百万円)等により、728百万円増加の15,793百万円となった。経常収益は、153百万円増加の1,813百万円となり、純行政コストは1,124百万円増加し26,759百万円となった。連結では、業務費用において557百万円増加の15,089百万円、移転費用においては茨城県後期高齢者医療広域連合の補助金等が増加(123百万円)したこと等により746百万円増加の18,733百万円となった。純行政コストは1,151百万円増加の31,281百万円となった。

純経常行政コスト
純行政コスト

3.純資産変動の状況

分析:一般会計等では、純行政コスト18,659百万円を賄う財源として税収等及び国・県等補助金が18,342百万円であり、本年度差額として317百万円の純資産が減少となった。また、寄附及び調査判明による資産の増減等を含め、純資産変動額は328百万円の減少となった。前年度と比較すると地方交付税の減少(-458百万円)があったが、ふるさと下妻寄附金(563百万円)や法人市民税(238百万円)等の増加により税収等は631百万円増加した。国県等補助金は、新型コロナ感染症対策関係交付金等が減少(-397百万円)した一方で、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金(282百万円)や子どものための教育・保育給付費負担金(175百万円)等の増加により、576百万円増加した。結果、財源全体として1,207百万円の増加となった。全体では、純行政コスト26,759百万円に対し財源が26,262百万円となり、本年度差額として497百万円の減少、純資産変動額は485百万円の減少となった。前年度と比較すると介護保険特別会計の支払基金交付金等(84百万円)や後期高齢者医療特別会計の保険料等(81百万円)の税収等が増加した一方で介護保険特別会計の介護給付費負担金等の国県等補助金が減少(-94百万円)した。連結では、純行政コスト31,281百万円に対し財源が30,590百万円となり、比例連結割合変更に伴う差額を含め、純資産変動額は650百万円の減少となった。茨城県後期高齢者医療広域連合において税収等国県等補助金がともに増加(142百万円)したため、財源全体として1,327百万円増加した。

本年度差額
本年度末純資産残高
本年度純資産変動額

4.資金収支の状況

一般会計等では、業務活動収支が1,553百万円増加、固定資産への投資キャッシュフローである投資活動収支が347百万円減少、財務活動収支は1,024百万円減少となった。結果として、資金収支のトータルは181百万円増加となり、当年度末資金残高は895百万円となっている。前年と比較すると、業務活動収支は、税収や国県等補助金等の業務収入が増加した一方で、それに関連する各事業の費用増加と旧本庁舎解体工事に伴う業務支出の増加により、152百万円減少となった。投資活動収支は、公共施設等整備費支出や基金積立金支出が前年度に比べ減少したため、1,436百万円増加となった。財務活動収支は、旧本庁舎解体事業債等の起債による地方債等発行収入を償還額が上回りマイナスとなったが、償還額が前年度より減少したため、収支として前年度に比べ109百万円増加した。全体では、業務活動収支1,259百万円増加、投資活動収支287百万円減少、財務活動収支1,276百万円減少となり、資金収支は305百万円減少、当年度末資金残高は2,418百万円となった。連結では、業務活動収支12百万円増加、投資活動収支714百万円減少、財務活動収支963百万円減少となり、資金収支は1,665百万円減少、比例連結割合変更に伴う差額を含めて、当年度末資金残高は3,300百万円となった。

業務活動収支
投資活動収支
財務活動収支

財務書類に関する情報②(2024年度)

1.資産の状況

分析欄:1.資産の状況住民一人当たり資産額は、類似団体平均値を大きく下回っているが、これは取得価格が不明な土地や道路について、備忘価格の1円で評価しているものが多いためである。令和6年度は資産総額が減少したことにより減少となっている。歳入額対資産比率は、資産総額が減少した一方、ふるさと納税による寄附金の増加等により歳入が増加したことにより、前年度と比較して減少となった。有形固定資産減価償却率は、事業用資産が53.6%、インフラ資産が67.7%であり、いずれも資産の老朽化が進んでいる。いずれの比率も中長期的な視点を持ち、下妻市公共施設マネジメント基本方針に基づいた公共施設等の適正管理を行っていく必要がある。

①住民一人当たり資産額(万円)
②歳入額対資産比率(年)
③有形固定資産減価償却率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は、類似団体に比べて本市の資産規模が相対的に少ないため類似団体平均値を大きく下回っている。令和6年度については、地方債発行を抑制し償還が進んだことにより0.6%上昇となった。将来世代負担比率は、前年度わずかに減少したものの令和6年度は再び増加に転じた。類似団体平均値と比べても高い水準で推移している。将来世代の負担が大きくならないように、継続して世代間の負担バランスに配慮、留意しながら社会資本整備を実施していく必要がある。

④純資産比率(%)
⑤将来世代負担比率(%)

3.行政コストの状況

給与改定に伴う人件費の増加、ふるさと納税に係る物件費の増加、および定額減税調整給付金事業等による社会保障給付費の増加等の要因により、住民一人当たり行政コストは大きく増加となった。平均値の比較では、低めの水準を維持しているが、近年の物価上昇に伴う経費増加等により財政構造の弾力性が損なわれつつあるので、将来世代に過度な負担とならないよう、一定の歳出抑制や地方債発行額の適正な管理を図る必要がある。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

4.負債の状況

住民一人当たりの負債額は、611千円と18千円減少となり、類似団体平均値をわずかに下回った。業務・投資活動収支は、1,224百万円と前年度に引き続きプラスとさらに改善となった。住民に対するサービス提供能力を有し将来世代に対して便益を提供する社会資本への必要な投資は、公債に過度に依存しすぎない状況であり、業務・投資活動収支が中長期的に見て均衡する状況になるような事業展開が求められる。

⑦住民一人当たり負債額(万円)
⑧基礎的財政収支(百万円)
⑧業務・投資活動収支(百万円)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率については、類似団体と比較するとわずかに低い水準となった。人件費や物件費等の増加により経常費用が増加したものの、それ以上にプレミアム付商品券販売収入等の経常収益が増加した結果、0.4%増加となった。今後もコストと収益のバランスを適切に管理してい必要がある。

⑨受益者負担比率(%)

よくある質問

このページで何が分かりますか?

茨城県下妻市の2024年度の財政状況資料集、主要指標、分析コメントを確認できます。

データの出典はどこですか?

総務省の『財政状況資料集』および『統一的な基準による財務書類に関する情報』をもとに構成しています。

関連する地方公営企業も見られますか?

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