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地方財政ダッシュボード

北海道滝上町の財政状況(2017年度)

🏠滝上町

地方公営企業の一覧

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収録データの年度

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総括表

人口の推移

財政比較分析表(2017年度)

財政力指数の分析欄

人口減少や全国平均を上回る高齢化率(平成28年度末42.8%)に加え、町内に中心となる産業がないこと等により財政基盤が弱く、類似団体平均を下回っている。町内における経済情勢・雇用状況のなかで、自主財源の増収を見込むことは、大変厳しい状況ではあるが、職員一人ひとりの積極的な創意工夫により産業振興に向けた施策を講じ、雇用の拡大、定住人口の増加を目指し、財政力及び財政の健全化に努める。

経常収支比率の分析欄

類似団体平均より上回ってはいるものの、引き続き積極的な創意工夫により義務的経費の削減に努め、財政の健全化を図る。

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

類似団体平均を上回っている主な要因は物件費であるが、その原因は、保有する公共施設の多さにある。既存施設の運営方法の見直しや老朽施設等の廃止によるコスト管理の徹底を図ることにより、より一層の削減に努める。

ラスパイレス指数の分析欄

定員管理適正化計画に基づき、職員数の適正化を図っているが、管理する公共施設等等が多いことから依然として類似団体平均を上回っている。行政サービスが低下しないよう配慮しつつ、定員の適正管理、職員の適正配置に努め、機能的な体制をつくる。

人口1,000人当たり職員数の分析欄

定員管理適正化計画に基づき、職員数の適正化を図っているが、管理する公共施設等等が多いことから依然として類似団体平均を上回っている。行政サービスが低下しないよう配慮しつつ、定員の適正管理、職員の適正配置に努め、機能的な体制をつくる。

実質公債費比率の分析欄

類似団体平均と同程度に推移した。既に公債費償還のピークが過ぎていることや、行財政改革実施計画及び公債費負担適正化計画に基づく地方債の発行の抑制をしているが、老朽化等した施設の大規模事業が予定されているため、今後の減少率は横ばい状況となる見込である。

将来負担比率の分析欄

類似団体平均と同程度に推移した主な要因としては、公債費償還のピークが過ぎたこと、行財政改革実施計画等に基づく新規の地方債発行の抑制や、財政調整基金の積立による充当可能基金の増額等が挙げられる。今後も公債費等義務的経費の削減を進め、財政の健全化に努める。

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2017年度)

人件費の分析欄

人件費に係るものは、平成29年度において22.3%と類似団体平均と比べ下回っている。今後も国の給与体系に準拠した給与制度への改正や計画的な職員採用などにより人件費の削減を図っていく。

物件費の分析欄

物件費が類似団体平均を上回っている主な要因は、保有施設の老朽化による管理経費の増加である。今後は既存施設の運営方法の見直しや老朽化施設等の廃止によるコスト管理の徹底を図り経費の削減に努める。

扶助費の分析欄

平成23年度以降、類似団体比と同程度で推移しているが、保育所を幼稚園と一体のこども園となった事により、今まで扶助費としていた臨時職員等の賃金を物件費上としたことによる。

その他の分析欄

行財政改革実施計画等の抑制等により、引き続き経費削減に努める。

補助費等の分析欄

行財政改革実施計画に基づいた、補助金負担金の見直しにより、年々減少傾向にあったが、補助金交付件数が例年より多かったため類似団体平均を上回る結果となった。今後も財政推計等の見直しにより、経費の削減に努める。

公債費の分析欄

公債費償還のピークが過ぎたこと、行財政改革実施計画等に基づき新規の地方債発行を伴う普通建設事業の抑制を行ったこと等により、類似団体平均を下回っている。

公債費以外の分析欄

全国及び北海道市町村平均を下回っているが、引き続き、行財政改革実施計画等に基づき、義務的経費の削減に努め、財政の健全化を図る。

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

農林水産業費・商工業費は産業振興にかかる町単独補助事業の実施。土木費については、滝上芝ざくら公園に係る維持管理経費等を算入していることが類似団体平均と比較して高くなっている主な要因である。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

歳出決算総額は、住民一人当たり1,589千円となっている。主な構成項目である補助費等が、類似団体平均を上回る要因は、地域経済の活性化のため、本町の基幹産業である農林業や商工業に対する町単独補助事業等を実施していることにある。

実質収支比率等に係る経年分析(2017年度)

分析欄

○財政調整基金:施設の老朽化などにより、今後建替え等の資金が必要となるので、決算見込を考慮して積立を行っているため、増加傾向にある。○実質収支額:できる限り確実な需要予測、歳入見込みを行うことで、適正な比率となるよう努めていく。○実質単年度収支:平成24年度以降は安定した財政運営がうかがえる。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2017年度)

分析欄

全ての会計において黒字比率であり、問題はなく健全である。今後も町として、黒字比率を維持していくために、行財政改革実施計画及び総合計画に基づき、財政の健全化を図る。

実質公債費比率(分子)の構造(2017年度)

分析欄

年々、元利償還金等の額が減少し、実質公債費比率は減少して、町の財政状況は良くなってきている傾向にあるが平成25年度以降経済対策事業等の増加により、平成29年度からの元利償還金は増加傾向となる。今後も実質公債費比率を増加しないよう、行財政改革実施計画及び公債費適正化計画に基づく地方債発行の抑制に努め財政の健全化を図る。

将来負担比率(分子)の構造(2017年度)

分析欄

将来負担比率の分子に算入される一般会計等に係る地方債現在高は、大型事業の実施などにより増加しているものの、債務負担行為に基づく支出予定額、公営企業債等繰入見込額、退職手当負担金見込額などは減少している。また有利な地方債を活用することにより、交付税措置として算入される基準財政需要額算入見込額の増加や充当可能基金の増加などにより充当可能財源等の増加が見込まれ、将来負担比率分子は減少傾向にある。

基金残高に係る経年分析(2017年度)

基金全体

(増減理由)基金全体の約66%を財政調整基金が占めており、その財政調整基金が積立により増加しているため、基金全体総額は増加している。(今後の方針)地方交付税措置額が人口減少等によるり減少されるなか、老朽化による施設の更新や社会情勢の変化や多様化・複雑化する住民ニーズに的確に対応し地域経済の活性化や公共サービスの持続する必要があり、平成31年度からの「滝上町行財政実施計画」の実行のため適切に基金の積立や費消を行っていく

財政調整基金

(増減理由)地方自治法第233条による前前年度までの余剰金の積立に対し、費消額が少ないため、基金総額は増加している。(今後の方針)施設の老朽化等による更新などの財源として、平成31年度からの行財政改革実施計画に基づき計画的に費消していく

減債基金

(増減理由)基金に関する現金を金融機関へ定期預金により保管しているため、定期預金利息分が増加しているため。(今後の方針)今後、経済事情の著しい変動等により、財源が著しく不足する場合や繰上償還を行う場合の財源として活用していく

その他特定目的基金

(基金の使途)交通安全対策運営基金:地域住民の交通確保に資する事業の財源地域福祉基金:在宅福祉等の普及、向上及びその他の地域福祉の推進を図るための保健福祉事業の財源酪農振興基金:滝上町酪農家の経営近代化と生活文化の向上を図るための財源雑用水施設整備基金:滝上町雑用水施設の整備に要する経費の財源中山間ふるさと水と土基金:中山間地域における土地改良施設の水と土保全等多面的な機能を適正に発揮させるための集落共同活動の強化に対する支援事業の財源農業後継者研修基金:酪農後継者の研修に係る資金の財源緑と森林振興基金:地域林業の振興に資するため、民有林の育成整備及び緑化整備等に充てるための財源ふるさとづくり基金:本町に縁ある人びとの参加による個性あるふるさとづくりのための事業に充てる財源(増減理由)基金の使途目的にそった基金費消をおこなっており、基金総額は減少している。(今後の方針)一部の数年費消等のない基金についても、平成31年度からの行財政改革実施計画に基づき計画的に費消していく。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2017年度)

有形固定資産減価償却率の分析欄

当町では、平成27年度に策定した公共施設等総合管理計画において、公共施設等の述べ床面積を20%削減するという目標を掲げ、平成30年度策定予定の行財政実施計画において、施設の「再編・統合・廃止」案を取りまとめているところです。

債務償還可能年数の分析欄

債務償還可能年数は、類団平均値2.5と比較し0.1年ではあるが上回っております。

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

当町の多くの施設等は100%に近いほど耐用年数に近づき、古い施設が多く点在しています。今後については、公共施設等総合管理及び行財政実施計画に基づき、老朽化対策に取り組んでいきます。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率は、類似団体と比較して低い水準にあるが、これは地方債の新規発行を抑制してきたためであり、今後老朽施設等の再編・統合状況によっては、新規発行額の増加も考えられるため、これまで以上に公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。

施設類型別ストック情報分析表①(2017年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

ほとんどの類型において、有形固定資産減価償却率は類似団体平均を上回っているが、これは当町の施設等は100%に近いほど耐用年数に近づき、古い施設が多く点在しています。今後については、公共施設等総合管理及び行財政実施計画に基づき、老朽化対策に取り組んでいきます。

施設類型別ストック情報分析表②(2017年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

ほとんどの類型において、有形固定資産減価償却率は類似団体平均を上回っているが、これは当町の施設等は100%に近いほど耐用年数に近づき、古い施設が多く点在しています。今後については、公共施設等総合管理及び行財政実施計画に基づき、老朽化対策に取り組んでいきます。

財務書類に関する情報①(2017年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

これまでに一般会計等においては約13,908百万円の資産を形成してきました。そのうち、純資産である約7,837百万円(56.3%)については、過去の世代や国道の負担で既に支払いが済んでおり、負債である約6,070百万円(43.7%)については、将来の世代が負担していくことになります。同様に、全体では資産は約16,684百万円、純資産は約9,441百万円(56.5%)、負債は約7,242百万円(43.5%)となっています。また、現在保有している資産の維持については、公共施設総合管理計画等に基づき計画的な改修を行っていくことが求められます。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は3,645百万円となり、前年度から減少した。業務費用の方が移転費用よりも多く、最も金額が大きいのは減価償却費や維持補修費を含む物件費等(1,641百万円)であり、純行政コストの約45%を占めている。施設の集約化・複合化事業に着手するなど、公共施設等の適正管理に努めることにより、経費の縮減に努める

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、税収等の財源(3,413百万円)が純行政コスト(3,419百万円)を下回っており、本年度差額は▲6.2百万円となり、純資産残高は623百万円の減少となった。更なる徴収強化により税収等の増加に努める。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は△464百万円であったが、投資活動収支については、▲509百万円となった。財務活動収支については、▲63百万円となっており、本年度末資金残高は231百万円となった。地方債の償還は進んでおり、経常的な活動に係る経費は税収等の収入で賄えている状況である。

財務書類に関する情報②(2017年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額(歳入額対資産比率)は、公共施設が多く(特に村営住宅)あるため、類似団体平均を上回っている。しかし、老朽化した施設が多く、将来の公共施設等の修繕や更新等に係る財政負担を軽減するため、平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画に基づき、今後10年間の取組として公共施設等の集約化・複合化を進めるなどにより、施設保有量適正化に取り組む。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は類似団体平均であり、将来世代負担比率についても類似団体平均より下回っている。しかし、住民一人当たりの行政コストは類似団体平均を大きく下回っており、要因としては行政コストの多くを占める公共施設等の減価償却費であり、平成28年度に策定した公共施設等総合管理計画に基づき施設の集約化を図り、経費の圧縮に努めていく。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは類似団体平均よりも△19.2万円であるが、昨年度から増加(+11.4万円)している。今後も移転費用(扶助費、他会計操出金)の増加が見込まれるため、業務費用と合わせ行政コストの削減を図る必要がある。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

類似団体と比較し、住民1人当たりの負債額、基礎的財政数値は低い。主な要因は、地方債、公共施設等整備費支出が減少したため。今後、地方債を財源とした事業の増加が見込まれるため計画的な地方債の活用を図る必要がある。また、公共施設、インフラ資産の統廃合や長寿化を計画的に進める必要がある。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は類似団体と同程度であり、適切な受益者負担のもとに公共サービスが提供されている。

出典: 財政状況資料集, 統一的な基準による財務書類に関する情報,